2005.10.10[月]

	■ 松茸はバタ焼きが旨い たっぷりのバターで大胆に炒める 以前の筆者には毎年、秋になると丹波産の松茸に食傷気味になるような時期があった。超ぉ〜贅沢な話だが本当である。いや、何のことはない、親がＶＩＰだったから貰い物のお裾分けの量が半端じゃなかったという、ただそれだけの話である。今や親も引退しているので、こう言うことは全く無い。 しかし、お陰様で本物の国産の、それも極めて上物の松茸の味と香りと独特の食感は知っている。逆に言うと自腹で食べるものじゃないと割り切っているから、今や縁のないものである……のだが、たまたま近所のスーパーで中国産松茸＝980円【笑】ってのを売っていたので、これなら大外れでも何でもいいや、と、試しに買ってみた。 その昔、松茸三昧を楽しめた頃は「土瓶蒸し」「炭火焼き」「松茸御飯」など、色々と試したものだが、結局、最も美味しかったのはなな何と「バタ焼き（バター焼き）」であった。作り方は簡単。松茸を裂いて、バターだけで軽く炒める。それだけである。塩胡椒などは厳禁。とにかくバターだけ。 であるから中国産＝980円も、勿論、バタ焼き。結果は大正解。ちゃんと松茸の味と香りと食感がある。たまに雰囲気を味わうだけならこれで充分である。そもそも、人間は好きな食べ物は許容範囲が広い。筆者は大きく分けると肉食系であるから例えばハンバーグなら少々まずくても食べられる。逆に不味い寿司は全く食べられない。それと同じ事で、松茸は好きであるから松茸らしければ充分なんだろう。そもそもグルメじゃないし。 どっちにしろ、初物の本物の松茸に何万円も出して食べるお金もないが、お金が余っていたって、そんな事には使わないであろう。 これで充分♪