2006.09.23[土]
■ お袋の味:厚揚げとシラス
2010.08.09[月]追記
こういうものを食べていれば間違いがない
お袋の味というと定番は「肉じゃが」らしいが、筆者は肉じゃがというものを家で食べたことは一度もないし、外で食べたいとも思わない。何故なら母親が肉じゃがを作ったことがないし、さらに筆者に言わせれば、肉じゃがは「すき焼きもどきの中途半端な料理」としか思えないからである。それはさて置き。
うちの母親は料理がうまい。ただし今は(一緒に住んでいないから分からないが)全く作らない(ようである)。その母親が昔に作ったいわゆる筆者にとっての「母親の味」で一番印象が強いのがここで紹介するヘルシー料理である。
筆者は基本的には肉食なのだが、これは精進料理と言っていいほどのヘルシー系。作るのは簡単。但しシラスは焦がさないように作るには時間と監視の手間が掛かる。しかし味は抜群。こういうものばかりを常食にしていれば日本人の成人病(とは今は言わず、生活習慣病と言うらしいが)も減るに違いないのだが。
材料:
厚揚げ
釜揚げシラス(たっぷり)
生姜(チューブ入りでOK)
醤油
上の写真の場合は更に山芋とナメコ
作り方:
フライパン(筆者は中華鍋)に多めの油(筆者はグレープシードオイル)を入れて強火で煙が出る寸前まで温度を上げる
釜揚げシラスを投入し、焦げないように付きっきりでかき混ぜながらきつね色になるまで炒める
カリカリになったらクッキングタオルを敷き詰めたトレイで冷まし油を切る
厚揚げは食べやすい大きさに切り、フライパンで強火で焦げ目を付け、中火にしてから蓋をして中まで火を通す
一度、全部の厚揚げをひっくり返してから蓋をして更に火を通して出来上がり
きつね色でカリカリになったシラスはご飯にたっぷりとまぶす(=今風に言えばトッピングする)。厚揚げは生姜醤油で食べる。上の写真では、これにナメコのお味噌汁と山芋が加えてある。とにかく、栄養たっぷりで健康的で身体に良いこと間違いなしのヘルシー料理。肉や魚が無くても満腹感が得られるのも重要。このレシピで言うとほうれん草のお浸しなどを加えれば更に完璧であろう。
と言うわけで筆者は市販の「ふりかけ」は全て大嫌いで絶対に食べない。ご飯に振り掛けるなら作るのに手間は掛かるが炒めたシラスしかないのである。
追記@2010年8月9日[月]:
30年来の友人=元ピアノの先生で現在は主婦=からのアドバイス。家族揃ってカリカリのシラスがすっかり気に入った彼女曰く「手間を省くために、最初に厚めに敷いたキッチンペーパーの上にシラスを広げるようにして、電子レンジで5分ぐらい過熱するといいわよぉ〜♪」。炒める(炒る)理由は水分を飛ばすことだから、これは正しい。ヘルシー志向の彼女はテフロンのフライパンを使い油は入れないとのこと。これも時流に合っているでしょう。
とにかく、美味しく食べるコツは「カリッカリのカリッカリ」ってぐらいに念入りに、かつ焦がさないように炒める(炒る)ことであります。手間は掛かりますが、こんなに美味しくてヘルシーな振り掛け(と言う立派な日本語があるんだからトッピングなんて言葉は要らない)は他にありません【きっぱり】。
おまけ:諸般の事情【笑】でカナダ産松茸を貰った。世界中で松茸を珍重するのは何故か日本人だけなので今や世界中から松茸が輸入されるのだが、最近はカナダ産もかなり多いらしい。見た目はアジア圏のものよりも白っぽいが独特の香りは同じ。味も歯応えも遜色ない。ちなみに諸般の事情は省略するが、筆者に関係するあることを処理したら、そのことが以前にとてもとてもお世話になった元VIPな方の息子さんに関係していてメリットが生じたので、その結果、その息子さんが筆者への御礼にカナダ在住なのでカナダ産松茸を直送してくれたということ。瓢箪から駒みたいな話ではある。とにかく超らっき〜♪
これだけあれば松茸料理づくしが楽しめる♪
と言うわけで、とりあえずバター焼きにしたのだがイマイチ。水分が足りないらしい。そこで数日後にすき焼きに入れたら、これが美味い。歯応えバッチリ。すき焼き全体に松茸独特の香りが加わって実に◎なのだったのだったのだった♪