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2003.09.17[水]
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小旅行記
■ 京都川床濃密ツアー・他
京都川床
清水寺

今年の夏は余りにも天気が目茶苦茶だったので毎年恒例の夏休みの旅行は中止。8月の終わりに土砂降りの中をディズニーシーに行ってお仕舞い。ディズニーシーに行ったのは初めてだけど、人気がある理由は良く判った。土砂降りでもしっかり満員だったし、その雨の中をみんなニコニコしながらアトラクションを待つために並んでいるんだから大したものである。
と言う話はさて置き、以上とは全然関係なく、某私大同期仲間の親戚が京都の有名な料亭の女将(おかみ)で、川床料理を親戚料金で楽しめるということで、そりゃあいいやとワイフと一緒に参加した。
この京都小旅行が凄かったのである。

川床料理というのは要するに川(川岸あるいは川縁)の上に設えられたスノコの親玉みたいなのの上で楽しむ京料理である。エアコンのない時代に考えられたアイデアだが今や京都料理の中のひとつのジャンルとして確立しているらしい。なんたって鴨川の川床料理とかはニュースで紹介されるぐらいだから。

で、川床料理を楽しむために東京から出掛けると言うことであれば、昼過ぎの新幹線で京都に向かい、到着したらホテルにチェックインして一休みしてから、押っ取り刀で川床とやらへ出掛け、そして翌朝遅めの新幹線で帰って来るというのが普通。
とぉこぉろぉがぁ〜...。
川床のある高級料亭の女将と親戚関係にある某私大同期のおね〜さんは同期仲間でも特別に有名なパワフル仕切ねぇ〜さんなのである。
京都川床
銀閣寺の石庭
右から二番目が凄いおね〜さんである

この結果、東京出発の新幹線はなな何と7:46発(¨;)
到着するやいなや手荷物は京都駅のウェスティン都ホテルのサービスカウンターに預け、駅前でタクシーを拾い、直ちに西本願寺へってな調子。それが終われば清水寺。清水寺は山の傾斜地に建っているからまともに門前町から登るとえらいこっちゃの登山大会になるのだが、タクシーに裏口=ほぼ山頂にある別の入り口へ回って貰ったので大楽勝で大正解。しかも246年ぶりのご開帳とかでやたら沢山の仏像を見れたのだった。
そして次は関西地区の同期仲間と合流するために「くずきり」で有名な「鍵善」へ。
しかし関西独特の「黒蜜で食すくずきり」は関東の人間にとってははっきり言って苦痛。くずきり自体はところてんより全然美味しいんだから、これを酢醤油で食べられればどんなに良かったことか(なんてことはその場ではおくびにも出さなかったけれども)。
そしていよいよ川床=山科のわらびの里へ。
京都川床
これが川床だ

さて肝心の川床料理であるが、これは凄かった。普通の川床とはわけが違うのである。わらびの里と言う超高級料亭の敷地内を流れる音羽川の渓谷を利用したものであるから、そんじょそこらの川床が海の家だとすれば、こちらはプライベートビーチってぐらいに違うのである。
ミニ渓谷は完全に他の外界とは途絶した空間であり、川床のすぐ近くには滝があり、京都中心部の呆れるような暑さが嘘のように涼しく、蚊すら飛んでいない。足元は音羽川の清流が静かに流れ、辺り一帯はどう考えたってマイナスイオンが充満している感じ。
こりゃ凄いと、それなりに経済的には余裕がある(からそれなりにリッチなレジャー、バカンス他を経験しているはずの)参加メンバー各位も我を忘れて唖然呆然の体であった。
京都川床
虫籠を模した京都料理の粋

そして、その信じられないような環境に和服の仲居さんが次々と京都料理の翠の極みを運んでくるわけである。この日の料理のテーマは「月見」で、一番最初の突き出しからお月見団子に見立てたもの。まず目で楽しみ、それから舌鼓を打つ趣向というわけ。もちろん、ハモ、生湯葉など京都料理ならではのものが次々と出て来たのは言うまでもない。
ところで、もしこの「わらびの里の川床料理」をまともに楽しんじゃうと恐らく税サービス料込みで3〜5万円は平気で掛かるはずである。しかし幸いにして我々は親戚料金だったからたっぷりと楽しんだのに最低料金の15,000円で済んだのである。それにしてもかなりのVIPじゃないと味わえないような本物の京料理は本当に美味しかった。
筆者は好き嫌いのページに明記してあるように基本的に京都の料理は嫌いなのである。しかし、このレベルのものは話は別。しかも全ての料理は味は勿論、前述のごとく、上の写真でも判る通り、素晴らしい演出で提供されるのだ。
とにもかくにも満足至極のわらびの里の川床料理なのであった。

京都旅行はまだまだ終わらない。翌朝も8時から朝食を取り、向かうは有名な苔寺。ここがなんとも京都なお寺。どう京都かと言えば「拝観は一週間前までに葉書で申込み」「拝観時間は午前10時から1時間だけ」そして「拝観料は3,000円!!」なのだ。なんなんだ、一体。
京都川床
苔寺

3,000円払うとお経を上げているところを見学してちっちゃな板っ切れに筆で願い事を書いてってセレモニーがあって、それから苔寺の苔寺たる所以である庭を見る。この庭は確かに苔だらけで結構広く上り下りまであるのだが、だから何なんだって感じ。
次はその苔寺の隣の鈴虫寺。ここの昔の住職さんが一年中鈴虫を鳴かせることに成功したので鈴虫寺と呼ばれるようになったらしい。こちらの拝観料はリーゾナブルは500円。それを払うと30分ほどの講話を聴ける。お茶とお茶菓子も出る。講話の中身の半分は鈴虫寺オリジナルのお守りの販売促進ネタだったりするのだが、後の半分は苔寺をコケにする内容だったりするのが何ともおかしい。
京都のお寺さん同士、色々色々あるらしい。

いい加減、お寺に飽きたところで次は一緒に行ったワイフの希望で東映太秦(うずまさ)映画村。要するに日光江戸村などと同じ、映画ネタのテーマパークだが、太秦は本物のスタジオだったところをそのまま利用しているから敷地は結構広く、オープンセットは本物(今でも時代劇を実際に撮影している)だから日本のテーマパークながら安っぽさがない。しかも履き物を脱げば全て中に入れるし、そもそも我々の世代は時代劇で育ったのである。
と言うわけで一緒に行った連中全員、すっかり填ってしまって、たっぷり3時間ぐらい遊んじゃったのだった。
ちなみに、この東映太秦映画村のフリーチケット(中にある2大アトラクションの料金込み)の価格は3,000円。苔寺と同じだが価値は映画村の方が遙かに高い。

その後、仁和寺、更に竜安寺を見てから筆者の希望で「イノダのコーヒー(京都のコーヒー専門店の老舗)」で休憩。そしてタクシーを拾って京都駅。しかし帰りの新幹線は21:08であるからまだまだ時間はたっぷりある。巨大な京都駅ビルの最上階=11Fの高級ステーキハウスで4,800円のオイル焼きを賞味。これがまた大正解。肉は抜群に美味しくて柔らかくて、量も食べ残すほどの量。東京で食べたら8,000円ぐらいって感じ。
かくて京都濃密ツアーは完了し新幹線で無事に帰ったのでありました。
なお、この旅行。東京組の男性は筆者だけという何とも不思議な旅だった。
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