しかし、幾らなんでも「インターネットで調べただけで機種決定 → インターネット通販に発注」は余りにも危険が危ないので、クルマで10分の吉祥寺ロックインに出掛けてEBS MultiCompを弾いてみた。一応、他の機種も同時に試奏したが、現時点で圧倒的定番と評されるEBS MultiCompは流石に良い。具体的には…… |
- ONにするだけでサウンドがぶっとくなる(のが嫌な人は最初から駄目と言うことでもある)
- ノブは二つしかないから操作に迷わない点が特に良い(コンプレッサー/リミッターはストンプボックス・タイプでは最大で4つのノブがあるものまである。逆に一番少ないのはMXRの1つ。つまみが多ければ微調整が可能になると言うことだが筆者に言わせればややこしいだけであるし、ある意味、メーカー側の自信の無さの現れと言えなくもない)
- 可変範囲が広い
- 具体的には、左側のノブ(Comp/Limit)の効き=効果・変化がはっきりしていて分かり易い(可変範囲が狭く何が何だか筆者には良く分からない機種もあるが、そう言う微妙な方を好む人もいる。微妙な方の典型はこちら)
- 右側のゲインの可変幅も大きく、EBS MultiComp単体でオーバードライブ・サウンドにすることも可能である(これも結構、筆者的には重要。すぐにジャック・ブルースに出来るのは便利なのだ。なんたってCreamの曲はセッションで良く演るわけだから)
- EBS MultiCompの特徴のひとつであるタイプの切り替え(ノーマル ⇔ マルチバンド ⇔ チューブシミュレーション)の変化幅も結構あるみたいなので色々と試せて面白そう
- サイズがコンパクト(これ、ボードに組み込むことを考えると非常に重要)
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かくして、確信を持ってEBS MultiCompに決定→購入。約21,000円。ちなみに、性能・機能・サウンドクォリティから考えたら、とってもリーゾナブルな価格だと思う。 |
※店頭では全く気が付かなかった【爆】のだが、ボディ右側面には「PASSIVE ⇔ ACTIVE」の切り替えスイッチもある。言うまでもなく、これはベースがパッシブかアクティブかによって主として入力ゲインを切り替えるものだが、筆者はギターもベースも絶対にパッシブ・タイプしか使わないので関係はないので購入後に誤動作防止のためにテープで封印してしまった(同じ主旨のスイッチはSamson AirLineにも付いている)。 |