2000.06.14(水)

	SG | 335 | Strato | GM8R | Oldies ■ Gibson SG Special　その５ ひたすら改造を繰り返すSG君であるが、どうにもボリュームの位置が気に入らない。やっぱり少しばかり遠いのである。勿論、トグルスイッチも遠い。もうこうなったらボディを削ると言う大作業に入るしかない………と決断してしまったのが数日前。かくて上の写真のように、どこをどの程度、削ればいいかの検討と決断。そしてマーキング。 小学校中学校9年間図画工作だけは全てオール５（オールＡ）だった筆者としては、この手の工作に躊躇はないのだ。 ノミを使って簡単に削れちゃった。ギターに使われている木材は削りやすいのだった. 削った後はプラモデル用のフェラーリレッドのアクリル塗料でお化粧をした. ピックガードの加工。半田ゴテで穴を空けてからリーマーで整形する. トグルスイッチの配線をやり直す。事前に実体配線図をメモしておくこと. トグルスイッチをピックガードに取り付けた状態を裏から見たところ. ギターにセットした状態 ひとまず完成して試奏してみたら駄目だった. と言うわけで、これらの写真のように作業をしたのだが、最初のセッティングは失敗。トグルスイッチをピックガードに取り付けると、スイッチの動作方向（角度）が宜しくない。Gibsonのトグルスイッチは写真のように隠れる部分が妙にオフセットして長いのである。だから限られたスペースにはめ込むと、スイッチの動作方向を好みの状態に出来ないのだ。上の写真の状態では、トグルスイッチは演奏するときの右手のストロークと90度交差する方向にしか動かない。これは非常に使いづらいのである。 と言うわけで、ピックガードにはまるでストラトのような位置にボリュームポッドが来ることになった。 トグルスイッチを外して、ボリュームポッドを取り付ける。しかしコードが多いので収納が大変. 内部配線はすっきり短く美しくしてノイズと高域の減衰を可能な限り避けましょう. ボリュームポッドがピックガードの端に演奏の邪魔にならないように収まった状態. この状態でまた試奏。トグルスイッチの位置としては上の写真が良いのだが、この場合も動作方向が限定される。しかもボリュームポッドと近すぎるのでかえって操作しにくいと言うことが分かった。そこで、もう一度やり直してやっと完成したのが下の写真。トグルスイッチが遠いのは以前と同じだが、ボリュームポッドは極めて使いやすい位置に来た。 結論としては「まぁまぁかなぁ〜」と言う感じ。完璧じゃない。完璧にするにはSGのストラト化、つまりトグルスイッチ用のスペースを更に削って、トグルスイッチもピックガードに取り付けて、まるでストラトのようにするしかない。そこまでボディを削っちゃって良いのかと言う問題もあるし、ピッキングストロークと干渉しないかどうかなど、検討課題が色々とあるので、その作業は持ち越しとすることにした。 いやぁ....しかし。。。先は長いぞ。