それでは実際にサイズの違うサムネールを画面で見るとどう言う事になるかを比べてみよう。明らかなのは「120 x 90 pixel」や「160 x 120 pixel」は拡大画像が無いと細部が分からないと言うこと。「200 x 150 pixel」はちょうど良いとも言えるし、中途半端でもある。そして「300 x 225 pixel」ならアップ(寄り)の写真なら拡大画像が無くても何の問題もないと言うことが分かる。
なお、昔からの「640 x 480 pixel」へのこだわりから、その半分(サイズで言えば1/4)の「320 x 240 pixel」に統一すると言うやり方もある(MacWIREの画像レポートはそうなっている)が、Adobe Photoshopでリサイズするときに「300」と打つ方が簡単だから安易かつ単純に300に決めた。
120 x 90 pixel
160 x 120 pixel
200 x 150 pixel
300 x 225 pixel
ここから先は純粋に力仕事。我がHomePageに存在する拡大画像の全てを「300×225 pixel」を基準にAdobe Photoshopでリサイズする。イレギュラー・サイズに関しては、それぞれ個別対応する。また、ステージ上でのバンド演奏の「引き」の写真のように「300×225 pixel」では細部が分からないものに関しては「400 x 300 pixel」を基準にリサイズする。
なおページ構成上、どうしても「サムネール → 拡大画像」の方がよい場合は例外としてそのままとした。
かくて作業に没頭すること数時間。もちろん画像のリサイズだけでは無く、全てのHTMLファイルの該当箇所を書き換えなければいけない。当然のように様々なツールを使って自動化出来るもの、一括処理(タグ部分の複数ファイル全置換処理など)出来るものはそうした。そして勿論、不要となった従来のサムネール用のGIF画像、小さいサイズのJPEG画像を全て削除する。最後には滅多に使わないHomePage Pro 3.0を起動して、HardDisk上に構築してあるサイト全体のリンクをチェック。
これらの(半分自虐的な)努力の甲斐あって、改変前は48.7MBもあったものを一挙に27.5MBにまでダイエットすることが出来た。
これはMacintoshのHardDisk(勿論、HFS+フォーマット)上での話なので、アップロード後の@niftyのサーバー管理情報によれば、「使用容量:23.442MB、残量:26.558MB」と表示されるようになった。これならとにかく今後も当分は余裕綽々である。何故ならダイエット作戦後は画像一枚では、せいぜい20KBぐらいだから100枚でも2MBにしか増えないからである。
※Atelier Murmurは近々全面リニュアル予定なので、今回のダイエットの対象作業の対象ではない
蛇足その2:Apple社が提供するiToolsはMacユーザーであれば無料で20MBまでのディスク・エリアが用意されている(但し原則としてMac OS 9.1 or Mac OS X以上のMac OSが必要)。これをiDiskと言う。
iDiskは簡単にHomePageを作成公開する環境と、いかにもAppleらしいセンスの良いテンプレートが用意されており、データのUploadも非常に簡単である。
そこで@niftyのHomePageエリアとは別に、QuickTimeムービー・ファイルなどの単独で馬鹿でかいものはこちらに収納するようにしている。と言っても、今のところは愛猫・来夢ちゃんのQuickTimeムービーが一枚あるだけだが。
なおiDiskは、なんと最大1GBまで拡張できるが、その場合は年間$1,000掛かる。