Tips of Macintosh - DoromPATIO
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2001.03.25[日]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2001:

Mac OS X

Mac OS X v10.0
実は今度がベータ版
Mac OS X
Mac OS XインストールCD-ROMのインストーラを起動すると
このウインドウが立ち上がる。選択枝はReStartだけである

AppleStoreで注文しておいたMac OS Xが、ちゃんと発売日の3月24日[土]に福山通運から届いた。PowerBook G4とは大違いの円滑なデリバリーである。筆者の場合、Mac OS X パブリックベータ日本語版は、せっかく高島屋で1時間半並んで買ったのにPowerMac 8500/G3にはインストールできなかったというトラウマがあるので、正規版のMac OS Xには期待するもの大。そもそもPowerBook G4を買った理由の一つでもあるのである。Mac OS Xのパッケージには「Mac OS X インストールCD-ROM」と「Mac OS 9.1」と、そして「Mac OS X デベロッパー・ツール」の3枚のCD-ROMが同梱される。
それにしても、殆どの人には全くの無用の長物であるはずの「Mac OS X デベロッパー・ツール」を同梱したところにApple社の悩みが如実に現れている。Mac OS X用のソフトを少しでも増やしたいという表意だからである。

さて、Mac OS X専用のパーティション(ボリューム)はPowerBook G4を買った直後から用意してあったので、Mac OS Xが届く直前に常用のシステムフォルダーをここにコピーしておいた。これはMac OS Xのクラシック環境で使うMac OS 9.1となるわけである。しかし後述のごとく(予想は出来たことだが)これは大失敗であった。それはさて置き。
Mac OS Xは今までのMac OSとはまるっきり別物なので、珍しくもインストールCD-ROMのPDF版のReadMeなどをちゃんと読む。さらに「ユーティリティ(フォルダー)」の「起動ディスクについて」もちゃんと読む。
そうしたら、今まで常用しているMac OS 9.1のシステムフォルダーの「起動ディスク(コントロールパネル)」に換えて、こちらのバージョン(J1-9.2)を入れておかないと、Mac OS 9.1からMac OS Xへの切換えが出来無いとのこと。そりゃ重要な情報である。
起動ディスク J1-9.2
なお英語版では既に9.2.1が出ている。これは9.2では同じボリューム内のMac OS XとMac OS 9.1を切り替えられないと言うバグを修正したバージョンらしい。筆者の場合は同じボリューム内で切り替えることはないので今のところ9.2で支障はない

そしてMac OS X インストールCD-ROMをPowerBook G4のドライブに挿入。インストーラーを起動すると、このページの冒頭の画面となる。選べるのはReStartだけなのでEnterKeyを押す。暫くすると、何もしなくても、ちゃんとMac OS X インストールCD-ROMから起動して、Mac OS Xのインストール手順が始まる。パブリックベータ版とほぼ同じ手順の確認事項を経て、実際のインストールが始まる。掛かる時間はざっと20分弱。
それが終わると、自動的に再度ReStart。最初は演出っぽく、7カ国語で「ようこそ」のアニメーション。それから名前やネットワークの設定をして、やっとMac OS Xが正式に立ち上がる。

今まで雑誌やWebで何度も見てきた「AQUA(アクア)インターフェース」を初めて現物で見ることになったわけだが、大きな感動は無し。それより画面下の「Dock」が目障り。いかにも邪魔そう。それより何より、今までのMac OSと違いすぎて、何がなんだか全く要領を得ない。まるで自分がパソコンの初心者になった気分。ある意味では不快感すらある。強いて言えば、産まれて初めて左ハンドルを運転する気分。いや、それより酷い。
しかしとりあえずは慣れるしかないわけだから、まずはあちこちを適当にいじってみる。アイコンなどのアニメーションやサイズのリアルタイムな変化には思わず笑ってしまうが、それらは漫画チックなだけで使いやすさとは何の関係もない。映画「Mission:Impossible」でトム・クルーズが頻繁に操作するE-Mail画面と似たような動きだが、あれは映画だから必要なアニメーションなのであって、自分のMacに必要なものではない。煩わしいだけだからである。

気を取り直して、従来のMacで言うコントロールパネルを一通りいじってみた後で、Mac OS X版のMS Internet Explorer(5.1b)を起動してみると、あっさりとAirMac経由でインターネットへの接続に成功した。次に別ボリュームにあるMicrosoft Entourage(Outlook Expressの後継のメーラー&スケジューラー。但しMicrosoftOffice 2001の一部だから有償ソフト)を起動しようとしたら、クラシック環境の起動に失敗してしまった。理由はすぐに分かった。筆者は「システムフォルダー」と言う名前が目茶苦茶みっともないし長すぎるので、いつも「System」と言う名前に書き換えているので、ついつい、それをそのままMac OS X用のボリュームにコピーしたのだが、それがいけなかったのだ。何故ならMac OS Xのシステムフォルダーの名前は最初から「System」なので、インストーラーが混乱して目茶苦茶なことになっていたのだ。

と言うわけで一回目のインストールは見事に失敗。どうせ実験なので、いつものMac OS 9.1に戻し、Mac OS X(ボリューム)を初期化してから常用のMac OS 9.1を丸ごとコピーし、その名前を「システムフォルダー」に直し、それからMac OS Xを再度、インストール。これにて40分ほどの時間の浪費。そしてMac OS Xが起動してから、もう一度、Microsoft Entourageを起動し自分宛にE-Mailを出してみたら、ちゃんと届いた。
ここまでは良かった。次にやることはクラシック環境での、Microsoft Entourage以外の筆者が常用するソフトの動作チェックである。
ところが起動するソフトの殆どがまともに動かない。また、起動したとしても、別のソフトに切り替えたり、あるいはMac OS X環境とクラシック環境を切り替えるのに異常に時間が掛かる。ソフトそのものの動作もやたらと遅い重いかったるい。これでは、全く使えない。
しかし、余りにも状況が酷すぎる。雑誌やWebのパブリックベータ版のレポートでも、こんな状況は報告されていなかったからである。となると、原因は一つ。
筆者の常用のMac OS 9.1には各種の機能拡張やコントロールパネルが色々と加えられているので、それらがMac OS Xのクラシック環境で重症状態のコンフリクトを引き起こしているに違いないのである。

かくて、もう一度、Mac OS Xボリュームを初期化して、Mac OS Xに同梱の「Mac OS 9.1 インストールCD-ROM」ですっぴんのMac OS 9.1をインストールしようと思ったら、これが何と「この機種にはインストールできません」と来たもんだ。PowerBook G4が新しすぎると言うことか?
これはMac OS Xの発売時期から言って明らかなApple社のミステイク。仕方がないので、PowerBook G4付属の「Mac OS 9.1 インストールCD-ROM」ですっぴんインストール。そしてMac OS Xをインストール。再起動。今度はクラシック環境のソフトもきびきび動く。
パブリックベータ版では動かないとレポートされていたClarisWorks 4.0Jもちゃんと動く。毎日使っているClaris HomePage 2.0Jも動く。
動作速度は普通にMac OS 9.1上で動かしているのと全く変わらない。ソフトの切換え、Mac OS Xとクラシック環境の切換えも一瞬である。だが、それより何よりウインドウ内の表示が美しくない。小さい文字も全てアンチエイリアスが掛かっていて読みにくいし大きすぎる。配置の間隔が広すぎる。なんやかやでMac OS 9.1に比べると画面サイズがふた周りぐらい小さくなったように感じる。その上、Dockが邪魔なのである。自動的に隠れる設定にしても、マウスが画面の下に行くと出て来ちゃう。
メニューバーの文字も綺麗じゃない。メニューのプルダウンがイライラするほど遅い。Mac OS 9.1と比べてMac OS Xの操作性の洗練度は格段に落ちる。AQUAにごまかされてはいけない。

再び気を取り直して、次はプリンターのテスト。AirMac経由でMS Internet Explorer 5.1bからのプリントには成功。しかしMac OS Xに最初から含まれる「TextEdit(Mac OS X版のSimpleTextみたいなもの)」に文字を入力してプリントすると、プリンター側のエラーメッセージで出力されず。TextEditの用紙設定でちゃんとA4にしているのに、プリンターへの命令はレターサイズになっているため。そもそもPostScriptプリンターの場合は機種固有情報を記述した「プリンタ記述ファイル(PPD)」と言うものがあり、これを指定しなくてはいけないのだが、そう言う設定をするメニューが見あたらないのである。それに、Mac OS 9.1からプリンタ記述ファイルを持って来たとしても、それをMac OS Xの何処にインストールしていいのかがまるで分からない。

ここまでを総括すると、Mac OS X正式版についての筆者の第一印象は次のようになる。
  • 現時点ではMac OS Xにするメリットは何もない
  • 逆にデメリットだらけである
  • AQUAインターフェースは遅くて使いにくく、文字表示が汚い
  • Dockは使いにくくて邪魔なだけである
  • Mac OS 9.1で便利に使ってきた機能拡張やコントロールパネルをMac OS Xのクラシック環境でそのままは使えないのは致命的
  • 互換性実験をはじめたらどれだけ時間が掛かるか想像も出来ない
  • PostScriptプリンターがまともに動かない
  • IntelliMouse Explorerは一応は動くがボタンへの自由なアサインは出来無い
  • その他、欠点が盛り沢山

結論:
残念ながら、本日只今現在のMac OS Xは使える使えないを評価する段階にない【きっぱり】。はっきり言えば、前回のパブリックベータ版が実はアルファ版で、今度の正式出荷版がベータ版だと考えれば、やや納得できるかな…と言う程度。そもそも、筆者が常用するソフトの正式なカーボン版が今日手に入れたDragThing 4.0しかないのでも分かる通り、殆ど全てのソフトはクラシック環境で動かすわけで、だったら今まで通りMac OS 9.1を使えば良い。これから先、Mac OS Xを使うメリットが出るまでMac OS Xは「たまに起動してテストしたり、操作に慣れるためのもの」でしかあり得ない。

10数年無理矢理引っ張ってきたMac OSは根本的に設計変更しなければならないのは百も承知だが、逆に言えば、それだけ改良され洗練されており、周辺の環境も整っているのである。
Mac OS Xをインストールしてみて、Apple社とMacintoshの将来に多大なる疑問を感じてしまったと言うのが正直なところ。もちろん、Appleは意地でもMac OS Xを改良していくだろうが、残された時間はどれぐらいあるのだろうか?
それとも、Macおたくとして必死になってMac OS Xの使いこなしを研究することになるのだろうか? こりゃ、先が長いぞ………。

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