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2001.05.16[水]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2001:アナログ音源をCDにする
ZoneTime
完成したオリジナルCD。ジャケットも完璧
中身の話はこちらを参照

ある意味で極めて単純な性格の筆者はiTunesに填った関係で、音楽は何でもかんでもiTunesで聴きたくなった。ここで当然問題になるのがアナログ音源であるが、最盛期で600枚以上持っていたLPレコードは既に殆どを処分してしまったから今更関係ない。関係あるのは大学時代に自家録音したバンドの演奏である(詳しい話はこちら)。しかしアナログ音声をデジタイズする機能はPowerBook G4には無い。その前に使っていたPowerMac 8500/G3にはある。そこで、8500を譲った「Mac仲間」の女性デザイナーに音声データのデジタイズを頼んだ。その昔の筆者のバンド=Zone Timeの演奏のオリジナル・データはいわゆる2tr38(つーとらさんぱち)だが、そこから直接カセットにダビングした高音質のクローム・テープをソースとして、8500のAV機能を使ってApple Video Playerで音声取り込みをしてもらったわけである。そして、このQuickTime(ムービー・ファイル)をCD-Rに焼いてもらった。
ここから先がPowerBook G4での作業である。

まずカセット・テープから取り込んだデータには細かいことを言うと次のような問題がある。
  • 曲の前後のヒスノイズが気になる
  • 曲の前後のブランク部分が不揃い
  • ボリュームの不揃い
特に曲の前後の不要部分は後でCDやiTunesでMP3にする時に問題になる。何故ならCDにすると普通は曲間に自動的に2秒程度のブランク部分を挿入するので、もしも元データに最初から余計なブランクが不揃いに存在すると、出来上がった音楽CDの曲間そのものが不揃いになるし、その場合、余計にヒスノイズが目立つからである。この余計なブランク部分を削除する方法は幾つも考えられるが、やはりそれ用のソフトを使った方が遙かに便利だし、作業そのものが精緻正確に出来る。この場合、昔ならSoundEditを使えば良かったのだが、SoundEdit16以降市販Applicationとなり価格も高くなってしまったし、最近は噂そのものを聞かない(これは単純に筆者がMac系の雑誌を全く読まなくなったから知らないだけかも)。そこでインターネットで色々と調べたらAmadeus II v3.0と言うのを見つけた。試してみたらまるでSoundEditライクな操作系なので気に入ってシェアウエア登録($25)をして、今回の作業に活用した。なお言うまでもないが、Macの場合、音関係はMac OS組込みのQuickTimeが基本的な部分を司っている。うちのPowerBook G4は既にQuickTime 5.0.1proがインストールされている。
QuickTime
QuickTime
Amadeus II v3.0
QuickTime
QuickTime Player
Amadeus II v3.0
QuickTime Playerでも不要部分の削除は出来るが、精緻正確な処理は無理である。但しAIFFへの書き出しはQuickTime Playerを使用した かつてのSoundEditとほぼ同じ機能を持つAmadeus II v3.0が大活躍

と言うわけでQuickTime(ムービーファイル)をAmadeus II v3.0にDrag&Dropすると下図のようになる。もちろん以下の作業中はヘッドフォンを被りっぱなしである。
Amadeus II v3.0
一番上が曲全体の波形データ。下の二つは上のウインドウで左端の紫色の四角に囲まれた部分が2chステレオで拡大されたもの。拡大縮小は自由自在。黒く反転した選択された部分が目で見ても明らかな無音部分。実際にはヒスノイズが気になるから二重の意味で不要である
Amadeus II v3.0
不要部分を選択した状態でDeleteKeyを押せば即座に削除される。同じようにエンディングも不要部分を削除する。失敗したらCommand+Zだしデータを保存しない限り書き変わらないのだから、幾らでも試行錯誤出来るのがデジタルの良いところ
Amadeus II v3.0
更に精緻マニアック病的なことをやるためには表示範囲を狭めれば波形が拡大するので編集がしやすくなる。そうすれば音楽が始まる一瞬前までを確実に削除出来る。上図で言うと左端の方形波2個がヒスノイズであるから、これを削除すれば、ばっちり頭出しが出来たことになる
Amadeus II v3.0
ただしここまで拡大しちゃうと何がなんだか分からない(^^;;

なお曲の前後の不要部分カットするだけでなく、フェードインやフェードアウトを範囲指定してスムーズに処理したり、全体のボリュームを調整したりも出来る。さらにはエコーなどのエフェクト処理をすることも出来るのだが、今回はそこまでの必要はなかった。何故ならマスター・テープ段階で既にそう言う処理は済んでいるからである。勿論その気になれば実家には25年前の4chのオリジナル・マザー・テープが残っているので、いわゆるデジタル・リミックスもやろうと思えば出来るのだが(ちなみにAmadeus II v3.0は最大4chのリミックスに対応している)流石にそこまでやる気はない。さて、完成したデータはAIFFフォーマットで保存してCDに焼く。次にそれをiTunesで読み込んでMP3に変換する。それぞれの容量は下記の通りに変化する。
GetInfo
Amadeus IIで編集した後のQuickTimeデータ
GetInfo
CD-Rに焼いたAIFFデータ
Amadeus II v3.0
CD-RからiTunesで読み込んだMP3データ

これで中身は完成なのだが、それだけでは意味がない。別の所に書いたようにオリジナルはLPジャケットからライナーノーツまで作ったのである。そこで、それらを全てスキャンして買ったばかりのエプソンPM-780Cと各種専用紙を使ってCD版のジャケットを作成して完璧なものとした。手順としてはまずジャケットなどをスキャンし、Adobe Photoshopで最適化してからAdobe PageMakerに割り付けてサイズを実寸とし、印刷した後で便利なように「切りトンボ」を付けて完成である。
ZoneTime
ジャケットの表裏。CDの場合、天地左右121mmでジャストサイズとなる
ZoneTime
標準形式のCDプラスチックケースの裏面用
ZoneTime
ライナーノーツ。8ページあるので面付けと両面印刷が必要
地 方 時
ZoneTime
  • どこにも行かないで (Prologue)
  • コーヒーカップ (Coffee Cup)
  • 雲 (Cloud)
  • 大貧民 (The Big Needy)
  • Nightmare
  • さよならバレンタイン (Bye Bye Vallentine)
  • ピープル (People)
  • いつもの筆者 ('Cause I Heard Your Grapevine)
  • オレンジ色のシャツ (Autumn in Town)
  • 柊通 (Hiiragi Avenue)
  • 雪あかり (Snowblink)
  • やさしく別れて (Leave Me Tenderly)
  • 嵐の過ぎた朝 (Then The Morning Has Come)
  • 忘れないで (Epilogue)
- appended only CD Version -
  • Dragon Song
  • Summer's Gone
produced by ZoneTime
(c) 1976, 2001
全曲オリジナルのCD版インデックス
現 地 時 間
ZoneTime
 
「FM洗足池」
  • 時報〜オープニング・テーマ
  • アクセルNowミュージックのテーマ
  • Communication not Breakdown
  • ださくてもオリジナル
  • 藤井んとこの犬
  • メリーさんは4/4
  • んぺぺぺ、ペギー
  • Watch Me in the Morning
  • 釧路がアブダビだったようなバラード
  • 六角橋ブルース
  • エンディング・テーマ
「ZoneTime Live at 三田祭」
  • Zippo Dippo
  • It's Too Late
  • For Yasgar's Farm
  • Superstition
  • Jeff's Boogie
 
「Step to the Album」
  • Treble Boosted Blues
  • For Yasgar's Farm
  • Power of Love
  • Nightmare (Original Version)
 
produced by ZoneTime
(c) 1976, 2001
こちらは冗談音楽編並びにその他をまとめたもの
つまり従来はカセット版しかなかったものがCDになったわけ

これにて1975年制作の我が青春の記念碑【爆笑】が永久保存デジタル版になったわけである。
ちゃんちゃん
CASIO QV-3000EX CASIO Exilim EX-Z55 MacBook Pro
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