2005.09.03[土]
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■ 蘊蓄&Tips@2005:IP電話「OCNドットフォン」
1年後に設定が正しくなった(^^;;
OCN(NTT)からでっかい封筒が届いた。中を見ると「あなたのIP電話は正しく設定されていません(正確には「正しい設定の確認が出来ません」)」とある。
封筒の中の資料には、IP電話が機能しているかどうかを確認する専用電話番号が書いてあるので、そこに電話してみるとIP電話はじぇんじぇん機能していない【爆】。
だがしかし、実は去年の引越騒ぎが余りにもドタバタだったので、IP電話の契約はしたけれど、機能していないことは知っていて、そのままほったらかしてあったのだ。基本料金は掛からないので使えないだけの話だからってのも、勿論、ある。筆者としては音声通話は殆ど利用しないし、廻りにIP電話の人も居ないし。
■
引っ越し時点の設定はこちら
ところで実は、そもそもADSLモデム=正確には「ADSLモデム内蔵IP電話ルータ」あるいは「IP電話対応ADSLモデム内蔵ルータ」と言う。長い【笑】=そのものの設定も極めていい加減だった【苦笑】。ADSLはPPoEで接続するわけだが、何にも考えないで、PPoEの設定をAirMac Extremeベースステーションでやっていたのだが、その状態だとインターネットにはちゃんと繋がるがIPアドレスの衝突が起きるのでPowerBook G4 15"からAirMac経由でADSLモデム自身への接続が出来ないのである。これで何が困るかというと、そのままではADSLモデムのファームウエアアップデートや設定変更が出来ないわけだから、それをやるためにはAirMac ExtremeベースステーションとADSLモデムとの接続を外し、外したADSLモデムからのEthernetケーブルをPowerBook G4 15"に直結しなければいけないのだ。しかも、この場合、PowerBook G4 15"にPPoEの設定をしていないからインターネットへの接続は出来ないという変なことになる。しかししかし、ファームウエアのアップデートは滅多にあることではないので「まぁいっかぁ〜」のままだったのである(AA型の筆者としては非常に珍しい状況【爆】)。
と言う状態のまま丸々1年ほったらかしていたというのも酷い話だが、折角だからと、これを機会に完全にイチから設定をやり直した。また、たまたまファームウエアアップデートの必要もあった。
参考までに設定のシーケンスは下記の通り。
PowerBook G4 15"とADSLモデムをEthernetケーブルで直結
ADSLモデムをハードウエアリセット(ファクトリーリセット)。やり方はマニュアルに書いてある
ブラウザーのアドレス欄に所定のURLを打ちこみ、ADSLモデムにアクセスする
(先ほどのリセットで初期化されてしまったので改めて)PassWordを設定
ADSLモデムを再起動
ADSLモデムの設定をする(OCNのユーザーIDとPassWordを設定)
再起動
これでADSLモデムだけでPPoEでインターネットに自動接続出来るようになる
この時点でファームウエアアップデートを実施
ADSLモデムを再起動
インターネットへの接続を確認
Ethernetケーブルを外しAirMac Extremeベースステーションに繋ぎ直す
AirMac ExtremeベースステーションのPPoEの設定を解除しDHCPに変更(そうしないとPPoEの設定がダブるのでインターネットへの接続が出来なくなる)
AirMac Extremeベースステーションを再起動
これでAirMac経由でのインターネット=OK、AirMac経由でのADSLモデムへの接続もOKであることを念の為に確認
(以上を済ませて、やっとIP電話の設定に進める)
OCNのサポートWebに接続し自分のADSLモデムの機種を選ぶ(下図参照)
このページから我が家の機種を選ぶ
http://www.ocn.ne.jp/voip/phone/support/modem/
機種別ページの下の方にある「IP電話設定」をクリックするとIP電話の設定が出来る
(続き)
IP電話の設定をクリック
指示に従ってOCNのユーザーIDとPassWordを入力
インターネット越しにOCNがユーザー確認
OKするとちゃんと我が家のIP電話の電話番号が表示される
市外局番を入力してOKをクリック
するとOCNとADSLモデムがやりとりをして我が家のIP電話の設定をファームウエアに書き込む(下図参照)
但し、このCGIには欠陥がありSafariでは動作しないのでMS Internet Explorerで行なう必要がある
(-_-メ
自動的に設定は完了する
(続き)
ADSLモデムを再起動
ここで念の為に、先ほどの「IP電話がちゃんと機能しているかどうか?」を確認する電話番号に電話をしてみる
IP電話独特の「ぷぷぷぷぷ」と言う音と共にOKを確認
これで我が家も050で始まるIP電話が使えるようになったわけだ。その後色々と調べてみたがメリットは大きいようである。
IP電話同士なら通話料は日本全国何処でも無料(今や筆者には関係ないが、若かりし頃はとんでも無い長電話をしょっちゅうしていたので今どきの若者が羨ましい)
国際電話も超格安(まぁ筆者には用がないんですがぁ)
発信のDefaultは自動的にIP電話になる
携帯に掛けるならIP電話からが圧倒的に安い
相手がIP電話であっても、050から始まるIP電話用の電話番号へ掛けないとIP電話同士とはならないので、良く話す相手の場合は、相手がIP電話かどうか?をまず調べ、IP電話の場合はIP電話用の電話番号を調べなければならない(のは、ちと面倒)
ファックス送信が上手く行かない場合などはプリフィックスに「0000」を付ければ従来の電話回線として発信する
110などは自動的に従来回線での発信になる
050で始まるIP電話線用電話番号は固定番号なので、今後、日本全国何処に引っ越してもそのまま継続して使える。これはとっても便利
と言うわけで一件落着。気分すっきり(^^)v