2006.12.22[金]

	dpGuitarSystem3 | dpBassSystem ■ dpBassSystem その５ 2007.05.18[金]追記 その後、何度かdpBassSystemをセッションなどで使用・試用した結果、幾つかの発見と確認をした。 Xotic Bass RC-Boosterはゲインの調整幅が非常に狭い。分かり易く言えばゲインをフルテンにしても殆ど歪まない（そのことが最初から分っていれば、Xotic Bass RC-Boosterではなく、Xotic Bass BB Pre-ampを買った方が目的には合っていただろう、多分） 逆にEBS MultiCompのゲインはかなり調整幅が広い 両方がONの場合、どう言う訳か※Xotic Bass RC-Boosterのゲインの効きは単体よりも悪くなるし、EBS MultiCompについてもCOMP/LIMITの具合が宜しくない つまり「Xotic Bass RC-Booster → EBS MultiComp」と言う接続順は失敗だったと言うことである。であれば、接続順を旧来のセオリーの「コンプレッサー → オーバードライブ系」つまり「EBS MultiComp → Xotic Bass RC-Booster」に戻せばいいだけのことである。 ※どう言う訳か：恐らくはXotic Bass RC-BoosterとEBS MultiCompのインピーダンス・マッチングなどが関係しているのであろう また「EBS MultiComp → Xotic Bass RC-Booster」とすると別のメリットも生まれる。と言うのは、前述のごとく、Xotic Bass RC-Boosterはゲインの調整幅が狭い＝余り歪まない＝わけだが、その前にEBS MultiCompを持って来て、EBS MultiCompのゲイン＝出力レベルを上げれば、それはすなわちXotic Bass RC-Boosterのゲイン＝入力レベル＝を上げたのと同じ事になるわけで、つまり、歪ませたいときに歪ませられると言うことを意味するのだ（EBS MultiCompのゲインを上げなければクリーンなベース・サウンドは勿論、ＯＫ）。と言うわけで最終型は下図のようになってやっとこさ落ち着いた♪ 改良後の最終実体配線図 その結果、EBS MultiCompとXotic Bass RC-Boosterのセッティング次第で、次のようなサウンド・バリエーションが可能になったのである。 EBS MultiComp Xotic Bass RC-Booster サウンド・バリエーション COMP/LIMIT GAIN GAIN VOL TREBLE BASS 9〜10時 中 低 適宜※ 10〜12時 適宜※ 歌バン向き 中〜高 中〜高 1〜2時 ベンチャーズ向き 10時 John Paul Jones風 高 高 12時（FLAT） ジャック・ブルース系 12時 中〜高 中 2〜3時 スラップ向き ※Xotic Bass RC-Boosterのボリューム（出力レベル）とBASS（低域調整）は接続するベースアンプの具合、並びに会場の状況で適宜調整する。 以上は理論上の話であるが、実際に組み替えた翌日にセッションがあったので早速、試したら正にバッチリであった。自然でありながら実に伸びやかなコンプレッションと思い通りの音色（クリーン〜オーバードライブ気味）が得られたのである。特に筆者が愛するJohn Paul Jonesみたいなサウンドは正に望むものそのものであった♪ そして組み替えてから2週間後のライブ会場＝六本木ケントスのベースアンプ（TRACE ELLIOT）の上にセットしての音出しは正に完璧。この日は完全貸し切りの仲間内のライブだったのだが、リハーサルから含めて演奏した全60曲（←ベースを弾いた延べ曲数。これ以外にギターが3曲。歌ったのが4曲。やれやれ【爆】）において、ベースを弾いたバンドの傾向に合わせて「クリーン系（歌バン用）」「歪み系（クリーム用）」「ビンビン系（ベンチャーズ用）」それぞれで思い通りのサウンドが得られたのであった♪ 六本木ケントス常設機材のベースアンプの上にセットした我がdpBassSystem と言うわけで、我がベース・サウンドについては（ギターとは大違いで）これにて落ち着きそうである(^^)v これでフィックス♪ dpGuitarSystem2を作り替えた関係でパッチケーブルのスワップの必要が生じて、基本的には何も変わらないのだがケーブルの銘柄が変わったと言うだけの写真。個人的備忘録。2007年5月18日[金]撮影 EBS AB Xotic Effects USA