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2009.12.31[木]
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ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■ dpGuitarSystem3 その8 レイアウト&配線変更
2010.07.12[月]追記
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.6
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前ページから続く)と言うわけで、下の写真の通り、練習スタジオで微調整を繰り返したdpGuitarSystem3 Ver. 1.5を我がバンド=The SHOT=が出演する、毎年年末恒例某私大同期ライブにて使用したわけであるが……。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.5@銀座ケントス
「なんちゅぅ〜衣装じゃ」についてはノーコメント【笑】
The SHOT@銀座ケントス 2009.12.20

広い会場で、それなりの大音量で鳴らした結果は筆者のニーズ&ウォンツを完全に満足させるものではなく、ライブが終わった次の日には早くも改良&改造計画のシミュレーション(得意のベッドに入ってからの思考実験)を開始【爆】。その次の日には一部の配線を外して組み換えてヘッドフォン・チェック【爆】。その結果、常時ONのクランチ・サウンドの核を「Xotic RC-Booster+Lovepedal amp50」から「Lovepedal ETERNITY単体」に変更することに決定【爆】。そして、他の思惑もあって、ペダル類の配列も変更することにした。

配線の変更は手前の列のSmall Clone以外の4つだけを外せば済む=つまり、全部をバラす必要は無い=から(普通の人なら面倒だと思うだろうが)筆者的には楽な作業。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
配列変更前のdpGuitarSystem3 Ver. 1.5

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
配列変更後のVer. 1.6。クリックすると拡大

新しい配列は信号の流れとペダルの並び順が同じなのでケーブルの総延長が短くなると言うメリットもある。操作上も視覚的にも判りやすい。なお、上の写真で判る通り、入出力端子の位置の関係が変わり、左右幅を詰める関係から3つのオーバードライブ系ペダルのフットスイッチを横一線に揃えるのは諦めた。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.6 実体配線図
BOSS NS-2 Noise Suppressorがあっても単純

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
dpGuitarSystem3 Ver. 1.6 配線系統図
Ver. 1.5とは大違いで超シンプル

もう一点。ライブの前日の練習時にKORG Pitchblackの入力端子から飛び出ているGeorge L'sのパッチケーブルのプラグの頭を誤って爪先で引っ掛けて蹴飛ばしたらバチッとノイズが出た。ライブ後に、そのパッチケーブルの通電状態を確認したらアース不良であった【苦笑】。だから勿論、直したのだが、とにかく、George L'sのケーブルを自作するときには念には念を入れて通電チェック=アース不良が無いかどうかの確認=をしなければいけない[自戒]。

でだ。なんで組み替えをする気になったのかだが、要約すれば次のようなことである。
  • RC-Booster+Lovepedal amp50で作るクランチ・サウンドはPeavey HP EXPのフロント・ピックアップをタップして、ギター側のボリュームを少し絞った状態で「ストラトっぽいこと、この上ない状態」なのは(カッティングなどをする場合に最適だから、とても)良いのだが、ブリッジ・ピックアップでのサウンドが微妙に筆者の好みではなく、要するに気に入らない
  • ギター側のボリュームをフルテンにした場合には(フロントもリアも急にサチり気味の音=グジャっと言う感じ=になるので)もっと気に入らない
  • RC-Boosterよりamp50が後に接続されているので、例えばETERNITYを含めて2台ともにONになっている場合に、RC-Boosterのボリューム(レベル)を上げても音圧は上がらない(amp50のところで飽和してしまう)のは、やっぱ不便

つまり、Xotic RC-Boosterは、やはり音圧アップのブースターとして3台のうちの一番最後に接続するのが宜しい。Lovepedal ETERNITYはパラメータ設定の考え方をまるっきり変えると宜しい(後述)。amp50は「ペダルだが、その動作特性はまるでクランチーなアンプである」と考えて、その直前に繋いだETERNITYでブーストすると、素晴らしいオーバードライブ/ディストーション・サウンドを奏でてくれる(が、前述の通り、それは歪みがうまい具合に増えると言うことであって、音圧が上がるわけではない)ので、これを活かさない手はない。と言うわけで、こうなるのである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3

そして、3つのオーバードライブ系ペダルのパラメータ(つまみごとのセッティング)も当然のように変更されることになる。

最大の変化は最初に来るLovepedal ETERNITY。まず、レベルをフルテンにしてしまう。そもそもETERNITYはゲインとGlass(トレブル・ブースター)がゼロの場合にはかなり利得(増幅度)が低いペダルであり、例えば音が固めのクランチ系サウンドをRC-Boosterで作っておいて、これをOFFにしてからETERNITYをONにして切り替えると、ETERNITYのレベル=フルテンでバランスする(聴感上の音圧がほぼ同じになる)ってな感じなのである。この状態でゲインをわずかに上げ、Glassも少し上げてやると、ギター側のボリュームの位置とピッキングの強弱で「セミクリーン〜クランチ自由自在」のブルージーなトーンが得られるのである。これまでETERNITYのレベルをフルテンにすると言う発想は全くなかったのだが、Lovepedal ETERNITYの本領を発揮させるためには(筆者の耳の判断では)何よりもまずレベル=フルテンが必須であると言うことに今頃になって気付いたということ【苦笑】。そして、この結果、これまでの「RC-Booster+amp50でのクランチ」はやめて、ETERNITY(と、これに絶妙な歪み感とディレイを加える)Echo Babyの2台のコンビネーションで筆者のギター・サウンドの基本が出来ちゃうことになるのであるのである♪

こうなると後は楽。なんたって、あと2台のオーバードライブ/ブースター系ペダルをスパイスに使えるからである。と言うわけで、まずはLovepedal amp50だが、これは前述のようにETERNITYの後に繋いでONにしてやることによって、まるで良質のオールドのMarshallをETERNITYでブーストしたかのごとく、高調波に特長のあるオーバードライブ/ディストーション・サウンドが得られるのである。そのトーンがどんなサウンドかと言えば、それは殆どリッチー・ブラックモアである♪

しかも、ETERNITYのゲインは殆ど上げていないのでギター側のボリュームやピッキング・ニュアンスはまるで損なわれない。これが一番、大事なことである。さもなきゃ、パワーコードと普通のコード弾きとアルペジオとリード・プレイの弾き分けなんて出来るわけがない。

そして最後に残ったXotic RC-Boosterだが、その名の通り、ブースターとしての使用に徹することとする。ゲインはなるべく下げて、トレブルを10時ぐらいまで絞り、ベースは11時ぐらい。つまり、いわゆるミッド・ブースト系のセッティングにして、リード・プレイでの明確な音圧稼ぎに活用するのである。このように、ペダルを1つ踏むと、ドンと音圧が上がる設定を用意しておかないと、新たにボリュームペダルを加えない限りライブでの融通性がまるで効かない。ちなみに、プロのペダルボードに100%ボリュームペダルが入っているのは、バンドサウンドの中でのギターの音量の調整幅を確保するために必須だからである。

かくして、再組み立て&再調整後のdpGuitarSystem3 Ver. 1.6の接続順と組合せは下表のようになる。
接続順と組合せ
組合せ/エフェクター
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
音圧
M
Mute/Tuning
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
OFF
0
All Off = Amp Direct
■■
参考:Fender系のギターアンプの場合、筆者の通常のセッティングは、トレブル=10、ミドル=10、ベース=2〜4、リバーブ=2〜3。ゲインとマスターボリュームはクリーン・トーンになるように調整。つまりマスターを上げ、ゲインを絞る。出力切り替えのある機種の場合は歪まないようにフルパワーを選択
1
Crunch
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■
大きく分けてTS-9系の中域重視のサウンドであるLovepedal ETERNITYによるタッチ・センシティブでオールマイティなクランチ・サウンド
2
Crunch with Chorus
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■
ポップス系に最適な、きらびやかで重奏感のあるバッキング・サウンド
3
Crunch Lead
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■■■
ETERNITYをXotic RC-Boosterで(ミッド)ブーストした(アンプで歪ませたような雰囲気の)リード(ソロ)用サウンド。音圧ではなく歪みとサステインが欲しい場合は2から4へ切り替える
4
Overdrive
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■■
Lovepedal amp50をETERNITYでブーストすると極上のMarshall的なオーバードライブ/ディストーション系サウンドになる
5
Overdrive - Lead
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■■
ETERNITY+amp50をXotic RC-Boosterで(ミッド)ブーストした(主として)ハードロック用の(歪みもサステインも充分な)リード(ソロ)サウンド
6
Overdrive with Chorus
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■■■
オーバードライブ/ディストーションにElectro Harmonix Small Cloneによるモデュレーションを加えたジミヘンあるいは(厳密には違うのだが、大きく分ければ)バン・ヘイレンっぽいサウンド
7
Overdrive - Lead
with Chorus
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
■■■■■
ジミヘン的リードトーン。かなりそれっぽい

念の為(と言うか、還暦前で記憶力減退の筆者のメモ代わりである【苦笑】)各ペダルのパラメータはおおよそ以下のようなことになる。
ペダル
パラメータ
基本
ON/OFF
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
レベル:
Glass(トレブル):
ゲイン:
 フルテン
 9時〜12時(アンプにより調整)
 ゼロ 〜 9時(同上)
常時ON
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
バイアス:
3時(固定)
適宜
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
 ボリューム(レベル):
ゲイン:
トレブル:
ベース:
 2時〜(アンプにより調整)
 ゼロ 〜 12時(その日の気分)
 9時 〜 11時(アンプにより調整)
 11時(アンプにより調整)
適宜
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
レイト(スピード):
1時(固定)
適宜
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
スピード:
2時(固定)
常時ON

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
基本となる3台の歪み系ペダルの変更後の標準的なつまみの位置

Tips:動いて欲しくないつまみは固定したいものだが、たまには動かす場合もある。そこで、写真のような工夫をしてある。Echo Babyは全く動かないようにしてある。amp50は屈み込むことなく爪先だけで「通常位置 ⇔ フルテン=FAZZトーン」を切り替えられる。Small Cloneの大きなノブは田宮模型のネジ止め剤で半固定してある(ネジ止め剤は簡単に剥がすことが出来る)。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
Echo Babyのつまみは固定なので動かないようにしてある。左下のSmall Cloneのノブの上の丸っこい影のような出っ張りが田宮模型のネジ止め剤の盛り上がり
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
amp50の通常のつまみの位置
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
爪先で手前一杯に回せばFAZZになる。爪先で止まる位置まで戻せば通常の状態

と言うわけで、ペダルボードに関しては、これで非常に気持ち良く新年を迎えられるのだったのだったのだったのだった。(^^)v
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
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追記@2010.07.12[月]:世田谷区から調布市に引越をした関係で、dpGuitarSystem3を常時、机の上にセッティングできるようになった。単4電池がモッタイナイので家で使う時はSamson AirLineは使わない。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
左奥がMacBook Proとの接続に必要なZOOM 707II GUITAR。使わない時はKORG PitchblackをONにしておけばミュートされて、ヘッドフォンからノイズが出る事はない
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
ペダルボード - エフェクター - dpBassSystem - DoromPATIO
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem3
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