2007.02.25[日]

	Pick1 | Pick2 | Pck3 | Pick4 | Pick5 | Pick6 | Pick7 ■ ピックについて：その３ 2006.15[金]追記 / 12.04[火]追記 またまた新素材。今度は「ULTEX」 ピックは余程特殊なもの以外は日本全国一律＆ブランドやタイプにかかわらず、1枚＝100円だから気軽に色々試せるのがよい。つい先日、ネットサーフィン中に偶然知ったのが「ULTEX」と言う新素材。ウルテックスではなくてアルテックスと読むらしい。謳い文句は「最も『人間の爪』に近い素材」。前ページで紹介したのは「TORTEX(R)」（上の写真の左のワニのイラストの入った二枚）で、こっちは「最も『べっ甲』に近い素材」である。 元々は「Steve Clayton USA」と言う会社の「ULTEM」と言うピックについての記事を見付けたのだが、こちらはなかなか手に入らないらしい。 Steve Clayton USA http://www.steveclayton.com/ultem.html それの類似品がDULOPのULTEXで、DUNLOPなら、どこの楽器店にも必ずあるに決まっているから、早速、いつもの吉祥寺のロックインで試しに5枚を買ってきた。厚さは色々あるが、最も厚い1.14mmを選んだ。これなら全くたわまない。 マクロ撮影 by CASIO Exilim EX-Z55 見た感じは何となく昔懐かしい眼鏡や櫛を連想する色合い。つまり焦げ茶っぽく無い方のべっ甲のイメージに近い。爪に例えるならヤニ焼けした爪【笑】。要するに黄色っぽいのだが、イラストは何故か「犀＝サイ」。そして、形状はワニ君とは微妙に異なる。前ページで触れた「ダンロップの亀さんイラストのTORTEX(R)」と同じであると思われる。つまりサイ君はワニ君よりもほんの僅かに大きく長く先が尖っているのだ。その差はほんの僅かだが持った瞬間、弾いた途端に判る差である。人間の指先の感触は物凄く敏感である。 微妙に形状というか大きさが違う。左のように重ねれば分かり易い。右は間違って買ってしまった厚さの違うサイ君 弾いた感じはどうかというと最初から違和感が無く大変に宜しい。既に固いピックに宗旨替えしてから何年も経つので、先端も含めて全く曲がらない・たわまないピックだからと言って弾きにくいとか引っ掛かるとか言うような感じは筆者にはない。このところ使っていたワニ君より尖っているわけだが、どう言う訳か、速弾きもやりやすい。前ページに書いた通り、4ヶ月前には尖っていない方が弾きやすく感じたのだが、とにかく、なかなか宜しい。当分、これで行こう。 ULTEX（サイ君）とワニ君を比べるとULTEXの方が硬度がある。同じ厚みで比べるとULTEXの方が固いのだ。ULTEXは1.14mmのもので全くたわみがないが、ワニ君の場合は1.5mm厚じゃないとそこまでの固さはない。持った感じは1.14mmがベスト。1.0mmだと頼りない。1.5mmじゃ厚すぎる。とにかく、なんとも微妙なものである。 追記：それから数ヶ月。DUNLOP ULTEXは実に良い。なんたってまるで減らない。摩耗しない。それと、妙に指先にまとわりつく。滑り止めなど無いのに滑らない。厚みは1.0がベスト。とにかく、愛用ピックはこれで決まり♪ 追記その２：DUNLOP ULTEXを1mmから0.73mmに変更した。1mmはカッティングをするときに（筆者の技術レベルでは）固すぎるからである。つまり、ソロや5度刻みには最適なのだが、早いカッティング（コードワーク）を演奏する場合に引っ掛かる感じ、あるいは弦を強くヒットしすぎてしなやかな感じにならないのであーる。 マクロ撮影なのでピントはサイ君に合ってます 蛇足：冒頭に書いたClaytonのピックも楽器店で見掛けるようになったが、DULOPよりエッジが立っているので筆者の好みではない。印刷のずれなども多い。 http://www.jimdunlop.com/ Dunlop Picks