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2000.08.01[火] 更新
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■ その1 イントロダクション
Les Paul
Les Paul
高校三年の時に、父親がニューヨーク出張で買って来たのが、このLes Paul。この頃の筆者はギターをやるかベースをやるか迷っていた部分があり、アメリカで買うと圧倒的に安かった時代なので、Fender Jazz BassかGibson Les Paulかどっちか在庫のある方と言ういい加減なメモを渡した覚えがある。そのLes Paulも増尾良秋が弾いていたブラック・ビューティ(Les Paul Custom)のイメージだった。要するに今のような情報化社会じゃないから、Les Paulと言えば1959年製のスタンダードがベストとかそんなことは何も知らなかったのだ。
父親が買ったのはマンハッタンのマニーズで、ここはジミヘンも来店したことがあるという有名なお店だと言うことも後で知った。改造前のオリジナル状態はGibson Les Paul Delux。ミニ・ハムバッカー付きの廉価版。価格は$700で、これは1970年当時、日本国内で全く同じLes Paul Delux(但しゴールド・トップしかなかった)が270,000円で売られていたことを考えると目茶苦茶に安い。
ちなみにシリアルナンバーは951814で、GibsonのHomePageで調べたら1968年製であることがわかった。
うちの親はLes Paulを持って帰るときに機内持ち込み荷物とし、たまたま席が空いていたので隣の席に置いたのだが、それを見たスチュワーデスが「演奏旅行ですか?」と聞いたので「そうです」と答えたらしい【笑】。
このLes Paulは既に30年以上弾いている計算になるが、ネックの状態はいつでもベスト・コンディション。いわゆる当たりという奴だろう。普通の人が触ると異常と感じるぐらいに弦高を低くしてあるが、ビビリなど一切無く鳴るのである。
なお、これも後で知ったことだが、Les Paulは全くの偶然にも筆者の生まれた年と同じ1952年に最初のモデルが発売されたのである。

さて、改造であるが、まず当然のようにミニ・ハムバッカーの金属カバーを外してみたが、ミニはミニだからルックスが良くなるわけじゃないし、出力も大したことはない。
そこで最初はGibsonのダーティー・フィンガーズ(今は廃版の筈)と言う大出力のフルサイズ・ハムバッカーを取り付けた。しかしこのダーティー・フィンガーズは歪むことは歪むけど、いまいち筆者の好みのトーンではないので、1年後にDiMarzioのスーパーディストーションに交換。そのまま現在に至る。
なお経年変化でノイズが出てくるので、ポット類は今までに3回ほど交換している。
また塗装の一部が化学変化を起こしたことがあり、一部の再塗装と、その時にフレットの打ち換えもしている。
これ以外の改造箇所としては、まず買ってすぐにストラップ・ピンの位置を変更した。ノーマルだとネック側のストラップ・ピンはボディ側面(ピックアップを切り替えるトグル・スイッチの横)にあるが、これをボディ背面に変更。これは、この方が筆者にとってはバランスが良いのと、オリジナルの位置だと、ちょっとしたはずみでストラップが外れる危険があるからである。
ペグ(マシンヘッド)は購入数年後、LED ZEPPELIN狂いになってからグローバー・ロトマチックに交換。Jimmy Pageのステージ写真の影響からピックガードを付けたり外したりしていた時期もあったが、15年前ぐらいからCustom用の黒いものに落ち着いている。
細かいところではヘッドの根元のトラスロッド・カバーを文字無しの真っ黒けのものと交換(オリジナルはDeluxと言う白い文字が大きく掘ってある)。
トグルスイッチの頭をプラスティックから真鍮製に交換。
メッキが剥げてギタギタ状態のテールピースやコマを固定するピアノ線がゆるんじゃって錆びちゃっているチューン-O-マチックブリッジはオリジナルのまま。但し、そのままだと部品が簡単に外れちゃうので、田宮のネジ止め剤で半固定してある。
それと、大学時代は工学部の友達がどっかから拾ってきた回路図を参考に作ったトーンブースターを組み込んでいた。ボディ背面の電気系のカバーの部分にスライドスイッチを付けて、それをオンにすれば出力が10倍ぐらいになると言う仕掛け。これは、当時のギターアンプの事情から。つまりあちゃこちゃのダンパーやコンサートに出演する場合、今と違って、そこのアンプがちゃんと歪むかどうかが分からないと言う問題と、オーバードライブ系のエフェクターが事実上存在しなかったから(あったのはファズかディストーション系のみ)。今なら全く考えられないような時代だったのであるのである。
しかし、これには大失敗談もあって、あるダンパーで入力オーバーが原因で立て続けに3台アンプをすっ飛ばしたこともある。この時は、たまたま持ち込んでいた予備の自分のアンプを使って事なきを得たが、会場関係者はブースターを組み込んでいるとは知らないから「流石に本物のGibsonは凄いんですねぇ!!」と感心されたのだった【苦笑】。他のバンドはGrecoだったから。

と、それで思い出したがGibsonとGrecoのLes Paulは見た目は全く同じ。ステージで弾いていると音も同じ。出力はどっちかと言うとGrecoの方が大きいぐらい。しかし、バンドのマネージャー君に後で聞いたら、客席で聴く音の大きさは比較にならないほどGibsonの方がでかかったそうな。いわゆる「遠鳴り」である。「音の通り」が全然違うのである。これほんと。
なお、つい最近、フルアップ以外はあり得ないのでトレブル側のトーン回路を外した。Les Paulの場合、リズム(ネック)側のトーンについては、たまぁ〜に0に絞ってウーマントーンごっこ【笑】をやる場合があるので、こちらの回路は生きている。ただしLes Paulは完成されたデザインなので、外観上は4つのノブが全て付いたままである。

Gibson
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(c) Gibson Musical Instruments
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