所有する唯一のアコースティック・ギターであるS.Yairi。大学時代に秋葉原の朝日無線楽器部(現ラオックス)で購入。ギターの裏に貼ってあるダイモテープによれば1975年5月25日購入とある。詳しいことは忘れてしまったが価格は多分80,000円ぐらいだったと思う。
買った理由は大学時代のバンドのLP制作でアコースティック・ギターのサウンドが必要になったから。当時、アコースティック・シミュレータなんてもんは無かったからである。
アコースティック・ギターの知識は(当時も今も)皆無なので高校時代から懇意にしていた朝日無線楽器部(現ラオックス)の天野さんと言う売り場主任(残念ながら数年前にラオックスを退職してしまった)にお奨め品を選んでもらった結果がこれ。後で色々と調べたら、このS.Yairiと言うのは物凄く歴史のある国産の有名メーカーだった【苦笑】。
外観はご覧の通りマーチン(多分D-28あたり)のフルコピー。個人的にアコースティック・ギターへの特別な思い入れがないので、このギターにはとても満足している。 |
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ペグは最初からシャーラーのロトマチック。グローバーのロトマチックより断然品質がよい。ネック・シェイプはいわゆる三角おむすび。
但し基本的にエレキ・ギターの人なので弦はLes Paulと同じD'Addarioのスーパー・ライト・ゲージだし、ブリッジは自分で削ってベタベタに低くしてある。だから非常に弾きやすいが、当然、サウンドはややペナペナ&チャラチャラしているのは仕方がないだろう。パーカスベリーのコンタクトマイクを買って付けたこともあるが、今は外している。
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大学時代の傷もなくピカピカ新品状態の頃のS-Yairi |
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思いっきり削って低くしたブリッジ。6弦のストッパーだけ真鍮製だが意味はない |
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最近は殆どトランクルームに入ったままであるが、経年変化は無く、ネックの反りなどが皆無なのは流石と言う感じ。但しトップは大学時代にスキー旅行などにしょっちゅう持っていった関係から傷だらけである。
なお、床に置いたときに自立するように3Mの樹脂製プラスティック脚を4個貼り付けてあるが、これは我ながら良いアイデアだと思う。もっとも、この場合はストラップピンを抜く必要があるのだが。
ところで、アコースティック・ギターを「アコギ」と略すのは割と許せない筆者。「エレキ」は許せますが。 |