2007.06.12[火]
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■ Ornetts GM8R(GLD) その14 バックプレートの取り付け
傷防止であーる
ギターは木で出来ている。塗装がしてある。だから非常に傷が付きやすい。一般的に、表側は気を遣うから意外と傷が付かないが、裏側はそうでもない。エレキ・ギターの場合、良くあるのはベルトのバックルやジーンズの金属ボタンによる傷である。なので、既にIbanez SR-380(ベース・ギター)の方は加工済みである。
愛用のベース=Ibanez SR-380の裏面の傷防止プレート
GM8Rの裏側は(構えた状態で、上の方はストラトと同じようなコンター加工がされているので、それ以外の部分は)完全にフラットだから傷防止加工をするのは簡単である。また、かなり以前からデッドストックになっている薄手のポリスチレン・ボードが邪魔だから、それを使っちゃいたい。さらに、ここ数日、GM8Rとエフェクター・ボードの改造をしているので「作業のついでにやっちゃおう」と、これがことの切っ掛け。
てなわけで早速、作業に入る。まずは型どり。ボード(薄いからプレートか)の上にGM8Rを載せて、愛用の千枚通しでぐるりと罫描き線を入れる。ここまでは簡単。しかし、ここから先は若干のノウ・ハウが必要な作業となる。
まずは型どりである
要するにこう言う手順になる。
GM8Rの原寸の罫描き線を入れる
罫描き線の通りにボード(プレート)を鋏で切り抜く
GM8Rをひっくり返し、キャビティの部分を覆い隠す大きめのサイズの透明のシートをセロテープで留める
透明シートにマジックインキ(登録商標)でキャビティ(台形)を正確になぞる
その上から、先ほど切り抜いたプレートを乗せて、プレートと透明シートをセロテープで留める
透明シートとプレートを一緒のままGM8Rから剥がす
透明シートの上からカッターでキャビティ部分を切り抜く
プレートより2mmほど小さい内周を罫描きする
新しい罫描き線に沿って鋏で切り抜いてプレート全体を一回り小さくする
この、最後の作業=最初の罫描き線より一回り小さくすること=をしないと、後で演奏に支障が出る。何故ならば、最初のサイズではGM8Rの底面に角が立ったような状態になってしまうからである。
切り抜き完了♪
あとは位置合せをしてサイズと形状を念の為に再度、確認し、ノープロブレムなので両面テープ(タックシール)で綺麗に貼り付けた(プレートの全面にべったり両面テープを貼った状態で位置決めしながら貼り付けるノウ・ハウは省略)。
なお、ギター全般に対して(特にサウンドに対して)神経質な人の場合は、恐らくは「こんな加工をして、ボディの鳴りに影響はないのか?」なんて心配をすることになるのだろうが、筆者は、そう言う事は全然気にしない人なので、これにて完成である♪
例によってベランダで記念撮影♪
余談:
撮影後にストラップ・ピンの付け忘れに気が付いた【爆】。穴の位置はおおよそ判るので千枚通しでぶち抜いたらバッチリだった【苦笑】。かくして記念撮影のやり直し【笑】。
ストラップピンを取り付けて撮り直した写真【爆】
余談その2:
このバックプレートだが、商品としては「スクラッチパッド」と言う名前でアメリカ製を売っていることを後で発見。下記参照。しかし自分で作ればジャストサイズだ♪
http://www.hybridguitars.com/products/parts-accessary/other-brand/scratch-pad/index.html