2009.02.19[木]
dpGuitarSystem
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dpGuitarSystem2
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Oldies
■ dpGuitarSystem2 その40
The All-in-One
dpGuitarSystem2 Ver. 14.1 "The All-in-One"
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ここから先は、如何に綺麗に一枚のボードに全てのエフェクターをレイアウトするか=収めるかである。であるからして、いつものように東急ハンズで買って来た硬質発泡塩ビ板(3mm厚。サイズは30cm×45cm)の上に全ての機器を並べて試行錯誤を繰り返して位置決定。その途中経過は撮影するのを忘れちゃったのだが、とにかく、下の写真のようなことになった(裏側から見たところ)。
穴開け完了。Providence PEC-04のサブ基板を置いてみる
表に返したところ(見えないが基盤は填ったまま)
穴開け位置はビッタシである♪
ここから先は組み付け作業である。まずボードの裏に精神衛生上の観点から台所用のアルミ箔を貼り(シールド効果に期待するわけであーる)、各エフェクターの基盤を填め込み、表側をナットで締めて固定していく作業の繰り返しとなる。
シールド用のアルミ箔を貼ってから各パーツを取り付け
70%ぐらいの取り付けが終わった状態
一通りの組付けが終わったところ(裏側)
表(上面)側
高さの確認
上の写真で判る通り、フットスイッチを踏む部分は強度を保てるように構造材を入れてある。構造材の高さ=内部空間の高さは40mmとした。そして、次は枠である。
枠になるパーツを切り出す
ゆがむのを避けるために洋服ダンスの引き出しを治具に利用
一番簡単確実に直角と水平を出す方法
モノコック構造完成♪
上の写真の状態に先程の上面のボードを載せると、途端に完成状態に近い雰囲気になる。
仮組み状態。後方のブランクスペースにACアダプターとSamson AirLineとKORG DT-7がセットされる。これらはいずれも分解できないから、つまりボードに組み込めないので外付けにするしかないのである
内部配線の途中=しっちゃかめっちゃか状態の図(^^;;
ここから先は撮影どころではない。狭いスペースで如何に無駄なくこんがらがらず間違わず美しくはみ出さずに配線するかはとってもとっても大変な作業だからである。とにかく試行錯誤の末に作業完了である♪
dpGuitarSystem2 Ver. 14.0
完成♪ 我ながらうまく行った
以下、「寄り」の写真で、一体、何がどうなっているかの説明。
オーバードライブ系
左がJetter、右がRC-Booster
Danelectro FAB Chorus(中央、上)と、Guyatone MD3から移植したフットスイッチ(右下)。ボードの電源を入れたら、毎回必ずフットスイッチを踏んでDanelectro FAB ChorusのLEDが点灯していることを確認しないといけませぬ
BOSS NS-2 Noise Suppressor(左上)と、フットスイッチ(右下)。BOSSの操作パネルはノブ類のナットで止まっているだけなので、そのまま利用できるのは◎である。「黒い輪っか」はPEC-04から外したスペーサー部品の流用。電子スイッチは「柔(やわ)」なので、保護のつもり
PEC-04の操作部。右の輪っかの中は「プログラム・モード ⇔ ダイレクト・アクセス・モード」の切り替えボタン。誤って爪先で踏むことが出来ないように「輪っか」を付けてある
出力は
AriaProII 5-strings Bass
から外したフォーン端子を流用
裏蓋はネジ止めで開閉可能=つまり今後の修理、改造が可能
PEC-04のモード切替スイッチの取り付け状態。このスイッチはPEC-04では裏側にあって操作しにくいのだが、我が「All-in-One」ではすぐにアクセスできる位置になる(下の写真参照)
プログラム・モードでの動作状態
さらなる工夫の数々。。。
フットスイッチの直近に補強パーツと裏蓋固定のための木片を接着
ボードのほぼ中央で上蓋と裏蓋を両方からネジ止めして強度を高めるための「柱」
FAB Chorusの2枚の基盤を繋ぐ配線は見るからに弱そうなので再配線
さて。この状態で我がバンド=
The SHOT
=のスタジオ練習に持参して実地テスト。その結果は。。。
重量は体重計で測ったら2.2kgであり、持ち運びの利便性は当初予定通りにバッチリ向上
BOSS NS-2 Noise Suppressor導入により前回の練習で耳に付いたヒス系ノイズ問題は見事に解決
しぃかぁしぃ。何故かJetter Gear Gain Stage Blue Pedalは何らかのトラブルで事実上、使えず【涙】
これではハードロック系の演奏が出来ないので、RC-Boosterをフルゲインにして、ギターアンプのオーバードライブ・チャネルを使って誤魔化した【涙】
さてさて or やれやれ。。。帰宅して裏蓋を空けて原因を探る。結論から言うと、原因は渋谷の石橋楽器でまとめ買いした「超安物のパッチケーブルの断芯」であった【苦笑】。典型的な「安物買いの銭失い」である【爆】。
もうひとつ。Jetter Gearは前々回の練習で色々なパラメータで試してみたが、どうしても歪みがファズっぽく、グシャッとなる。時として必要な低音弦でのガキーンと言うニュアンスは絶対に出せないと言うこと。なので、気分を変えて以下の組合せに変更した。
Ver. 14 試案F
組合せ/エフェクター
Loop
4
out/in
3
2
1
patch 1
CRUNCH
patch 2
CHORUS
patch 3
DRIVE
patch 4
MORE
dpGuitarSystem2 Ver. 14.1
Jetter Gear Gain Stage Blue PedalをXotic AC-Boosterに差し替えて組み立て直し、ZOOM 707II GUITARに繋いで動作チェックをするの図
ほいでもって。要するにこうなっているのであるのである。
動作説明図
なお。たまたまBOSS NS-2はパネルが外れるのでそのまま貼り付けてあるが、他のエフェクターやフットスイッチの近くにシールなどで名称表記をする気は今のところは全くない。何故ならば筆者には全てのつまみやフットスイッチがなんであるかが完璧に判っているからであるし、また、この「The All-in-One」を筆者以外が使うことは絶対にないからである。
後ろから見た完成図。
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と言うわけでとにかく完成。こう言う作りならこれまでのように「次から次へと変更改造改変組み換え宗旨替え君子豹変すの嵐」は『無くなる筈』であると言うのが、実は製作の最大の動機であると言うことを最後に記しておこう【笑】。本当にそうであるかのどうかは保証の限りではないが【苦笑】……って、やっぱり
保証できなかった
。。。