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■ 多発頻発連鎖連続する不祥事
2007.01.23[火]追記
不祥事直後の不二家のホームページのトップページ
昨年末から新年に掛けて、次から次へと、一方では企業不祥事、もう一方ではバラバラ殺人事件が頻発している。かと思えばニューヨークはポカポカ陽気なのに大寒波な地域もあるアメリカとか、ロンドンは風速40mだとか、もー滅茶苦茶。
まず、不二家の事件に関しては過去の
雪印事件
が全く何の参考にもなっていないことに呆れる。事の経緯をまとめるまでもなく本質は「同族会社の悪いところがみんなまとめて表出した事件」に過ぎず、それ以上でもそれ以下でもない。このまま行けば、資本関係のある森永あたりが事実上の企業買収をして会社を解体し、幾つかのブランドとキャラクターを残し、銀座一等地の資産を売却処分して一件落着となるのだろう。雪印事件の時に詳しく書いたように、そうなって困るのは直接的には社員と関係者と不二家ショップのフランチャイズ店だけであるし、不二家製品の取扱量(または比率)の大きかった問屋や小売店については、そこを埋める企業も商品もブランドも有り余るほどあるんだから乗り換えれば済むことである。資本主義社会は幾らでも「同業他社」への「すげ替え」が可能だから不二家は過去の存在になるのだろう。
「発掘あるある大事典II」の番組内容ねつ造事件は不二家事件とはかなり性格が異なる。不二家事件の場合には消費者には何の落ち度もないが、ねつ造された番組を見てスーパー店頭から一時的に納豆製品が枯渇したのは視聴者の安易至極な行動だからだ。と言うのも。ダイエットが現代人の金科玉条であるのは分るが、これじゃまるで日本人がアメリカのような「極端なマッチポンプ症候群」に陥っている証拠ではないか。
不祥事直後の関西テレビのお詫びコンテンツ
「極端なマッチポンプ症候群」とは何かと言えば、一般的なアメリカ人はピーナッツ・バター・サンドイッチやマクドナルドに代表されるような呆れるほどの高カロリー(中性脂肪とやらのオンパレード)食品を(平均的な日本人の常識では考えられないような量)食べまくりながら(つまりマッチで火をつけまくりながら)一方ではわざわざお金と手間を掛けてダイエットに励む(つまり消防ポンプを作動させる)と言う物好きな国民なのであるが、我が国も全く同じ事になりつつあると言うことだからである。
筆者は元々は肉好き・高カロリー食品好きの人間である。なので、いわゆる「お袋の味」が売り物の飯屋などには絶対に入らない。食べるもの・食べられるもの・食べたいものがないからである。しかし、たまには夕食にとっても和風のものを並べることもある(台所仕事は我が家では筆者の管轄である【爆】)。
だから例えば、つい先週にはたまたま「鯵の開き。シシャモ。ほうれん草のお浸し。豆腐の味噌汁。長芋」なんて夕食を食べたわけであるが、確かにこれなら太るわけがない。その代わり満腹感や充実感や充足感も希薄ではある。別の日に食べた(やはり自分で作った)「たらこスパゲッティ」や「
カルボナーラ
」の方が、いかにも「ああ食べた。うぃ〜げっぷ」って満足感はあるわけであるが、健康によいか悪いかは別としてウエスト・サイズへの影響はあるに決まっていると実感できるわけである。
だがしかし幸いにして筆者は遺伝的に太る体質では無いし、大食でもないから身長167cmで59kg(BM値=21.2。肥満度=マイナス3.84%)とノープロブレム。
BM値を計るなら例えばこちら
http://daikokechi.gooside.com/himan.html
しかもSOHOの人だからファストフードは殆ど食べないし、家ではお酒は一滴も飲まないから身体に悪いのは喫煙習慣だけ。つまり食生活についてのマッチポンプの傾向はほとんど無いと言える。
※ヘビースモーカーである筆者的マッチポンプは「喫煙はやめないし本数を減らす気もないが、喫煙はビタミンを分解してしまうので毎日ビタミンC系のサプリメントを飲むこと」である。もちろん、こんなことは気分的な問題だけであり、大した効果などは期待していない。
と、そう言う極めて自称=健康的なる人間からすれば「たかが情報系バラエティー番組を見ただけで全国のスーパーから納豆が消えてしまうほど売れる=買う人間が呆れるほど沢山存在する」と言う事実がまるでまるで理解できないのである。そもそも、納豆を食べただけで本当に痩せるなら世界中の健康食品メーカーはみんな倒産して仕舞うではないか。あるいは世界中(少なくとも日本中)に肥満なんて存在しないことになるではないか。
と、そう言う当たり前の事を知らず(あるいは思い当たりもせず)真っ直ぐにスーパーに納豆を買いに走ってしまう人が多いと言うことは、実はとんでもなく危ない事象ではないのだろうか? 筆者は思わず断崖絶壁に殺到するレミングの群れを想像してしまったのだが……。
もう一方では、ユングだかフロイトだか(どっちか忘れた)曰くの超自我ではないが、いじめ原因の自殺などと同じくバラバラ殺人が連鎖=連続発生している。さらには、とにかく最近は殺人事件がやたらと多い。火事で焼死体が見付かると事故や過失ではなくて保険金詐欺事件なんて例が滅茶苦茶に多い。しかも夫婦や恋人の場合、犯人が女性であるケースが多い。歯科医家族の兄弟間殺人にびっくりしたらすぐに歌織容疑者云々で直前の事件が霞んじゃう。談合と言えば橋梁談合だと思っていたら、今や談合と言えば県知事と相場が決まっている。つまりちょっと前の事件はあっと言う間に風化する。
従来の感覚では恐怖の連鎖は恐怖の拡大を意味したと思うのだが、高度情報化社会における同種事件の連鎖は麻痺的反応しかもたらさないらしい。それもこれもテレビのような使い捨て型・刹那型メディアの蔓延と関係があるのかも知れない。筆者は社会学者ではないから本当のところは分らないが、大衆の(特に良識という尺度の)感覚麻痺は極めて憂慮すべき事態であることぐらいは分る。大学教授や警部補が痴漢行為などをしたり、大企業の社長が米つきバッタのようにテレビカメラの前で謝罪を繰り返すシーンを見ても今更誰も驚かないのは、やっぱりどう考えたって正常じゃないのだが、今更事態の改善は有り得ないのだ。だから、そう言うマスコミ報道を毎日見て育つ今どきの子供達に過剰な期待をしてはいけない。憂さ晴らしにホームレスを殺害するのが中学生であると言うのは、ちゃんと背景事情があるのである。
番組制作会社の事件後のトップページ
この会社は以前にも別の番組で花粉症対策絡みのねつ造番組を制作しており、その時もその番組は打ち切りになったとのこと。それでも仕事が続けられるのだから気楽な業界だ
事態の改善が有り得ないと言えば、その代表は地球温暖化(あるいは極めて深刻なる地球規模の環境破壊)である【きっぱり】。(以下、何度も繰り返し書いているように)今更、先進諸国がどう頑張ったって文明を100年前の水準に戻すことは出来ない。仮に日米欧が必死になったとしても中国とインドの経済成長による環境汚染と合算すれば帳尻はまるで合わず、つまりは、どこかの研究期間が発表した2040年には北極の氷は溶けて無くなるというのは本当にそうなるのだろう。幸いにしてその頃には筆者は存在していないはずなので無責任ながら傍観も出来ない(2040年には筆者は88歳=米寿だから生きているかも知れないが、まぁ関係ないわね、存在としては)。
閑話休題。情報系バラエティー番組はネタが尽きると「健康」または「食」をテーマにするらしい。確実に視聴率が取れるからである。しかし、これ自体が典型的なマッチポンプである。「食」と言えば一番多いのはラーメンであり、まるで一年中ラーメンを食べているのが幸せのような番組作り。しかも「極上のスープを飲み尽くす」と来たもんだ。ラーメンのスープを毎回全部飲んでいたら塩分過多・脂肪過多になるに決まっているではないか。つまり一方では美食飽食を盛り上げ、別の番組では健康生活を標榜するのがテレビというメディアの本質なのだから、それぞれの情報はそれぞれに解釈し取捨選択するのが当たり前の消費者(視聴者)行動なのだ。なのに納豆は売り切れるのである。何を言いたいかって? それは言うまでもない。どっちもどっちだって言うことである。
ついでに言えば、ある種の向上心を持って上京して頑張っているバラエティー系芸能人達の舌が肥えているわけがないのだから、何を食べても感動する彼等が絶賛する各種グルメの内容もこれまた(健康系情報バラエティー番組の内容と同じく)妄信するのは馬鹿である。
メディアの話のついでに日本中の経営者とサラリーマンと銀座のホステスさん【笑】が読んでいる日本経済新聞(以下、日経)と言う存在についても、ちょうど良い機会だから触れておこう(ちなみに、筆者は日経は購読していない)。この日経という新聞、紙面の殆どは名前の通り、経済に関する内容であるのだが、ところがしかしギッチョンチョン【笑】、最終ページ(普通の新聞のラテ欄のページ)には、およそ経済とは何の関係もない変態小説を掲載し続けている。変態小説というのは筆者の表現だが、呼称は不倫小説でも何でも良い。とにかく高名小説家の願望の具現化なのか何だか知らないが、ロクでもない三文恋愛小説がずっと掲載されており、いつも話題になり、ハードカバーがベストセラーになり、そして映画化までされちゃうわけである。この事実は日本の代表的なサラリーマンをターゲットとした週刊誌のヘアヌード・グラビアと同じく日本の七不思議とでも呼ぶべき事象であると筆者は感じる思う考える。つまり、筆者からすれば異常な現象なのだ。何故ならば……
ワシントンポストやウォールストリートジャーナルに経済事象と無関係な不倫小説は掲載されていないはずである。フィナンシャルタイムやニューズウィークやタイムにヘアヌードは載っていない。そう言うものが読みたければプレイボーイやペントハウスやハスラーを読めばいいと言うのがアメリカの良識であるはずだ。しかし日本にはそんな区別は一切無い。
では何故、日経には不倫小説が掲載されるのか? 一時期の週刊誌はヘアヌード・グラビアのオンパレードだったのか? それは簡単明瞭明々白々なる理由による。それはつまり日本の会社と、そこに勤務する経営者を含む従業員との関係がアメリカ(=欧米的・個人主義的感覚)とは全く違うからである。
欧米的感覚において、会社と個人は雇用契約だけで結びついている。雇用イコール労役の提供であり、対価は給与である。よって労役と関係のないこと=給与と関係のないことについては欧米人は一切、関与しない。例えば仕事のあとで同じ課で宴会をやるとか、課長が引っ越しだから課員が休日返上して手伝うなんてことは絶対に有り得ない。
しかし日本の会社で課の宴会に参加しないとか、課長の引っ越しを手伝わないというのは非常識になる。筆者はサラリーマン時代、ほぼ完全に欧米個人主義的に行動していたので相当に変わり者と思われていたはずだが、普通のサラリーマンは絶対に筆者のような行動は取らないのである。
しかし欧米的に考えれば、仕事とプライベートの区別の無い方がおかしいのである。言葉を変えれば味噌もクソも一緒。ごっちゃごちゃと言うこと。そう、日経における経済記事と不倫小説の混在も全く同じ事なのである。筆者の価値観においては、この件に関しては100%=欧米方式が正しいと考えているので、日経は認めない【笑】。勿論、日本の週刊誌も認めない(から、かれこれ7年ぐらい、床屋以外で読んだことはない)。
とにかく、普通の常識なら日本を代表する経済新聞に三文変態系連載小説の連載は要らない。なのに掲載されており、なのに話題になるのは読んでいる方に問題=良識の欠如があると言うことである。一時期「ノーパンしゃぶしゃぶ」という愚かな飲食店が流行ったが、筆者の知るそれなりの経済人は全員、そこに行ったことがあった。それも接待でである【笑】。残念ながら【爆】筆者は行ったことはない。
ついでに書けば。衰退著しいらしい銀座のクラブであるが、そこに通う連中の価値観を筆者はまるで理解しない(ここ数年は行く機会がないが以前は仕事の関係で随分と行かされたものだ)。例えば良く言われる「銀座の一流クラブのホステスはちゃんと日経を読んでおり、経済人であるお客様との会話も淀みがない」なんてのは実はまるで意味がない。何故なら、お客はロクな話をしていないからである。たまたま会話の端々に今日の株価とか、どこそことどこそこの合併とか、そう言うネタが出たときに話が合わせられればよいだけの話なのだ。
そもそも。馬車馬のように働き家庭を顧みず、やっとこさ接待費を使えるようになったサラリーマン(あるいは接待されるまでに出世したサラリーマン)諸氏は大抵の場合は仕事の虫だから仕事以外に自ら語れる話題など無いのが日本の現状である。後は雑談・愚痴・下ネタそして、せいぜいカラオケであるわけだから、そんな場にいて楽しいのは同類項だけであって、筆者のような組織から外れた趣味的生活に生き甲斐を感じるタイプにとって楽しいわけがない。しかも銀座のホステスは一般的に高齢であり美人でもなければ可愛くもない(若さとルックスを求めるならキャバクラの方が遙によいのは言うまでもない)。
ところがしかし、銀座を筆頭に日本全国の県庁所在地・政令指定都市にはその種のクラブがごっそりと存在し、毎晩、非建設的・非創造的・非趣味的な会話が繰り返されているのである。あー不思議。
宮崎県知事選は夕方時点で投票率が高いと言うことだったので、こりゃ「そのまんま東の勝ちだな」と思ったら案の定であった。そのまんま東以外の候補者は真っ青な結果だろうが、プロの政治家の不祥事が連鎖連続しているんだから、宮崎県の有権者としては違う可能性に賭けてみたくなるのは当然である。それにしても候補者擁立にすら失敗する民主党に明日はない。その民主党の難破船のテレビコマーシャルはこれまた笑っちゃうほど最低である。一体、誰があれの放映を許可したんだ? 出演している三人ってことか? だったら馬鹿丸出しじゃん。
だからと言って安部政権も勿論全く褒められたもんじゃない。閣僚の不祥事が続き過ぎだし、良く喋るが言葉が印象に残らない。そして、とうとうフジTVのアンケート調査で不支持率が支持率を上回ってしまったが、そりゃ当然である(他社の調査でも支持率が50%を切った)。それにしても今や総理は筆者より歳下である【爆】。
電車の中で凄いモノを見た。いや、モノじゃない。人間である。顔はお笑いタレントのバナナマンの日村そっくり。しかし性別は女性。おそらく18歳ぐらい。髪型はほぼ同じ。但し茶髪。紫色のセーター。真っ黄色のミニスカート。真っ赤なタイツ。超厚底靴。左手にはカレーパン。これをムシャムシャ食べている。右手には携帯電話。勿論、メールを打っている。その昔、大宅壮一は女子大生亡国論なるものを吐いて物議を醸したが、そんな危惧はとっくに通り越しているのが現実である【爆】。
歳は取りたくないものである。前にも書いた通り、遺伝的に前立腺肥大の傾向があるせいもあって、朝は必ず尿意で早朝に目が醒めるわけだが、そこから寝直すと一日中だるくなるので最近は7〜8時には起きてしまう。寝るのは平均して2時ぐらいだからつまり平均睡眠時間は5〜6時間と言うことになるが、今や昔のように惰眠をむさぼることはもうできない。長い時間寝ることは実は体力と身体の柔軟性が必要なことであり、これは顕著な老化の実例である。
もう一点。幸いにして筆者の頭髪は全く無事だが、皮脂含有量の低下は否めない。その昔、筆者が子供の頃に大人が新聞や雑誌のページをめくるときに指を舐めて湿らせるのを不思議に思っていたのだが、今や無意識に筆者も同じ事をしているのだ。つまり指先の保湿量が減っているので、乾いた指先ではうまくページをめくれないのである。スーパーのレジ袋を開くときも同じ。冷蔵庫に卵のパックを収納するときも必ず指先を湿らせる。乾いた指先は滑るので卵を持つのには適さない。いや、まったく歳は取りたくないものだ。筆者の場合、台所仕事もあるので、今やハンドクリームは絶対に欠かせないアイテムである【爆】。
前に紹介したダブル・ウォール・グラス=サーモ・グラスのコップ
がちょっと小さめなので、一回り半ぐらい大きいのを買った。これなら大きめのマグカップなみの容量があるからたっぷりのホットココアとかを飲むのに最適である。買ったのは前と同じ新宿のコンランショップだが新宿高島屋にもあることを確認済み。
大きいサーモグラスを買ったのだ
このサーモグラス。保温性が高く非常に宜しいのだが、実は大きな欠陥がある。たまに不良品があって、水漏れするのである【苦笑】。水漏れの箇所は分らず、肝心要のダブル・ウォールの内壁部分に水が入っちゃうのだ。不良品発生率はこれまでに購入した6個中の2個(今回の分を入れれば8個中の2個)だからとんでもないと言えばとんでもない。勿論、良品に取り替えてはくれるのだが、問題があると言えば大ありかも【爆】。
左に置いた前のと較べると如何に大きいかが分る。大きい方のグラスの中身は最近凝っている「ネスカフェ・ゴールドブレンドとココアのブレンド」である。コーヒーをがぶ飲みするよりは良いだろうと言うだけの話
初公開♪ 筆者の健康サプリメント【笑】
奥はコンビニでも手に入る「Nature Made」のビタミンC(喫煙対策)。手前は左からレーズン(干しぶどう)、煮干し、そして、松の実とカボチャの種。スナック菓子やチョコレートやお煎餅を食べるより遙に身体に良いのでPowerBook G4の脇に置いてある
勝手に永久保存版【笑】
参考:不二家のお詫び文 その1
平成19年1月11日
株式会社 不二家
不二家埼玉工場での期限切れ原料などの使用について(お詫びとご報告)
皆様には日頃より大変お世話になっております。
表記の件、お客様、関係各位の皆様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。株式会社不二家(本社:東京都中央区、社長:藤井 林太郎)よりお詫びとご報告を申し上げます。
マスコミ報道にもありますように、弊社埼玉工場(所在地:埼玉県新座市)で昨年平成18年11月8日に、前日が消費期限の牛乳を使ってシュークリーム2000個分を製造いたしました。管理や認識の甘さから、期限切れの原材料は使用しないという社内規定が守られなかったものであります。
弊社の構造改革プロジェクト「2010推進プロジェクト」での昨秋からの調査により、埼玉工場ではこの他にも消費期限切れ牛乳を7回使用したこと、アップルパイなどに使用しているりんごの加工品「アップルフィーリング」の賞味期限切れを4回使用していたこと、プリンの消費期限が社内基準より1日長く表示されたことが1度あったこと、細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」(シュー生地でクリームなどを巻いた洋菓子)を出荷したことが判明しております。
規範を順守し、食品の安全性を確保するということについての認識と対策が不十分で、このことを公表するという考えに至らず、結果的にこのような事態を招きましたことを真摯に受け止め、深くお詫び申し上げます。
上記の件が判明後、埼玉工場では原材料の在庫管理シートを改定し二重三重のチェックを行い、再発防止に努めております。今後工場の品質管理担当を独立させ本社組織に直結させ、日々の監査を強化して参ります。食品衛生マニュアルを順守しチェックを増し、データや文字資料など必ず物的証拠を残すよう管理を強化して参ります。埼玉工場以外の洋菓子工場(野木、札幌、泉佐野、九州)でも対策を徹底させます。
弊社としましては上記の品質管理の徹底が図れるまで、洋菓子5工場の操業を休止して、全国の不二家チェーン店(洋菓子店、レストラン)での洋菓子販売を1月11日[木]より休止させていただくことにしました。
お客様、関係各位の皆様には深くお詫び申し上げます。今後、社会の信頼にこたえていけるよう、全社をあげて取り組んで参ります。
参考:不二家のお詫び文 その2
平成19年1月16日
株式会社 不二家
記者会見を受けてのご報告
このたび、弊社洋菓子工場製造の商品に関する一連の不祥事により、お客様には多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
平成19年1月15日に実施された記者会見で公表した「埼玉工場で新たに判明した事実18件」の内容ついてお知らせします。
1月15日の会見で、埼玉工場で新たに判明した事実を公表しましたが、会見の時点では個別の詳細な確認が完全にはできていませんでしたので、改めてお知らせします。
尚、これらの事実については、1月13日から14日にかけて、当日出勤している従業員に工場の管理職が個別に面談し報告を得たものです。
また、このヒアリングは、今回の不祥事についてコンプライアンスの観点から、「具体的な証拠が無く、記憶があいまいであっても、思い出したことはすべて話すこと」というスタンスで聞き取りしたものです。
○期限切れ原料使用の18件(消費期限切れ15件、賞味期限切れ3件)について
(1)消費期限切れ15件のうち、2005年12月以前と考えられるものが6件(最も古いもので7年前)、2006年1月以降と考えられるものは8件(最も新しいもので2007年1月5日)、時期のわからないものが1件です。
その中で、期限を1日超過したものは10件で、残りの5件は何日超過したかは特定できておりません。
使用原料は乳製品等(生クリーム、牛乳)の使用が9件、卵等(冷凍加糖卵黄、生卵黄、生卵白、卵)の使用が6件です。
消費期限切れ原料を使用した製品名は、なめらかチーズケーキ2件、ベトナムコーヒーゼリー、シフォンケーキ、杏仁豆腐、アップルパイ、シュークリーム、スイートポテト、マンハッタンショートが各1件、使用した製品名がわからないものが6件です。
(2)賞味期限切れ3件のうち、2006年12月下旬と考えられるものが2件、2000年または2001年頃と考えられるものが1件です。
いずれの件も期限の超過は何日かが特定できません。
使用原料はブルーベリージャム、粒状のチョコレート、アップルパイに使用するアップルです。
賞味期限切れ原料を使用した製品名はブルーベリータルト、アニバーサリーモンブラン、アップルパイです。
(3)期限切れ原料使用の18件のうち、上司の指示によるものが2件、そのうち1件は正確には上司ではなく年上の一般職の指示であったことがわかりました。
(4)全18件のうち3件は「使用した」との断定ではなく、「使用した可能性がある」など、使用の可能性をうかがわせるにとどまる回答結果でした。
参考:関西テレビのお詫び文
2007年1月20日
視聴者の皆様へ
関西テレビ放送
1月7日[日]午後9時〜9時54分放送の「発掘!!あるある大事典II」第140回「食べてヤセる!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実とは異なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。
事実と異なる内容につきましては以下のとおりでございます。
アメリカのダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりますが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。
2.
テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日本語訳コメントで、「日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!!」「体内のDHEAを増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!!」 という発言したことになっておりますが、内容も含めてこのような発言はございませんでした。
3.
番組で実験を行った8名の被験者について、放送では「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は、完全な正常値に!!」とコメントし数字をスーパーしておりますが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行っておりませんでした。
4.
あるあるミニ実験として、納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつに分けて食べた場合の比較実験ですが、血中イソフラボンの測定は行っておらず、比較結果は架空のものでした。
5.
番組で実験を行った8名の被験者について「体内で作られるDHEAは20代をピークに減少、食べ過ぎや運動不足によってDHEAの量が低下している可能性があるのだとか!!20代から50代の男女8人の血中DHEA量を測定。さて結果は?」として22歳OL、25歳会社員、37歳会社員のDHEA量を測定し年齢の基準値と検査結果をテロップ表示で比較をおこなっておりますが血液は採集をしたものの、実際は検査を行っておらず、数字は架空のものでした。また、ここで使用している「DHEA分泌は加齢とともに低下する」ことを示したグラフは許可を得ずに引用いたしました。
また、アメリカのダイエット研究の紹介部分について、あたかもテンプル大学のアーサー・ショーツ教授が行った研究と受け取られる構成になっておりました。この研究はワシントン大学のデニス教授の研究であります。
尚、1月21日[日]放送につきましては休止いたしますのでご了承ください。
以上