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2001.08.09[木]
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小旅行記
■ 九州小旅行 -3-
長崎編
ハウステンボス(1) | ハウステンボス(2) | 長崎
長崎と言えば出島である。その屋外ジオラマ

長崎に到着したのはお昼頃。夕方の列車で小倉に戻るまでの午後の半日が観光タイム。どこへ行くどこを見るという具体的な予定は一切なし。
こういう場合に一番利口な方法はまず駅前でタクシーを拾うこと。次に「チャンポンの一番美味しい店まで」。その次に「半日観光の手配してもらえますかぁ〜?」。
長崎は観光都市だからこれでOKなのである。かくて長崎中華街の「江山楼」の前でタクシーを降り、そこで本場の長崎チャンポン(筆者は暑いので皿うどんにした)を味わい、店から出て暫く待っていると、黒塗りのセルシオがやって来た。さっきのタクシーの運ちゃんが手配してくれた観光タクシーの到着である。
横浜中華街のにそっくり。でも当たり前か

かくて長崎観光開始。本日はさだまさしのコンサートの関係で道が混んでいるとのこと。こっちは何も分からないからとにかく運ちゃんに全てを任せる。
そこでまずは出島。既に出島そのものは無くなっちゃっているので、あるのは記念館と屋外ジオラマ。運ちゃんは完璧な観光ガイドだから立て板に水の解説付き。出島を完全に復元する話もあるらしいが今は資金難で頓挫中とのこと。
あちゃこちゃの物凄い坂道(ほんと半端じゃない)を上り下りしながら孔子廟へ。ここは地元華僑が建立したお寺なのだが、裏手に北京の方の故宮から持って来た宝物殿があり、これがなかなかに素晴らしい。但し本当の目玉的なものは蒋介石が持って行っちゃった台湾の故宮にあるらしい。
華僑が建立した立派な立派な孔子廟
屋根には本物のドラゴンボールが鎮座まします
付帯する博物館がやたら充実なのにびっくり

続いて大浦天主堂とグラバー園。あいにく大浦天主堂は外装工事中。そこからエスカレーターや電動遊歩道で山腹を目指すと昔はグラバー邸と呼んでいたグラバー園へ。元々のグラバー邸、オルト邸、リンガー邸に加えて旧三菱第2ドックハウスなどを移設してグラバー園になったわけである。全部見ていたらきりがないから適当にはしょって運ちゃんが案内と解説をしてくれるから効率がよい。それにしても暑い。しかしエスカレーター&電動遊歩道があるのはありがたい。ハウステンボスよりもよっぽどバリアフリーである。
グラバー園の庭園
これがグラバー邸

グラバー園を出ると長崎伝統芸能館(またの名を「くんち資料館」)がある。くんちとは日本三大祭りのひとつの「長崎くんち」のこと。その祭りに使う船の形をした巨大な山車がずらっと展示してある。手前には下の写真にある蛇踊りの龍が三体(白龍、緑龍、子供龍)とぐろを巻いて展示してある。山車も含めてなかなかの迫力。
グラバー園の近くにある県立の長崎伝統芸能館にあった蛇踊り用の龍
筆者は辰年生まれなので龍が大好きなのだ

上記以外にも眼鏡橋(洪水で流れて修復されたもの)オランダ坂、崇福寺などを見学。物凄く充実した4時間を満喫。これで15,000円は滅茶滅茶リーゾナブルだった。
その他、運転手さんから聞いた話では……
  • 長崎の坂の多さは半端じゃない
  • 坂の上には老人が多い。若い人は平地のマンションに住む。
  • タクシー会社的には坂の上の老人のための介護の仕事が多い。
  • 介護タクシーの運転手は高齢者が多く、介護資格のある高齢の運転手のぎっくり腰が多発して大問題になっており、長崎市と対策を協議中
  • 治水が大変なので水道代は全国一である
  • 何にも産業がないので県財政は火の車
  • ちなみに長崎県のGDPは全国で47番目
  • 東京に帰りたい
    ※運転手さんは8年前まで24年間、東京の会社に勤めていたが両親の介護でUターン
  • 福山雅治(長崎県出身)のファンがとっても多いので実家の両親は周りに迷惑だと引っ越したのだが、未だに親戚が住んでいるので表札は福山だから観光名所になっている

と言うわけで滞在時間半日の長崎観光は実に中身の濃いものだった。ハウステンボスと違って、長崎はもう一度、ゆっくり来てもいいなと思った。
それにしても二日間、良く歩き(暑いから)良く飲んだ旅だった。

蛇足その1:今回の旅行では生まれて初めてカメラはデジカメだけを持っていった。去年の春先にCASIO QV-3000EXを買ってからも、旅行などにはNIKON F-90を持って行っていた。その理由は旅行中に遭遇する色々なシチュエーション(撮影機会)にCASIO QV-3000EXでちゃんと対応できるかどうかの確信がなかったからである。NIKON F-90であれば使い慣れている従来型高級一眼レフ銀塩カメラだから炎天下だろうが暗闇だろうがサーキットなどで高速移動するレーシングカー(の流し撮り)だろうが問題ないのだが、CASIO QV-3000EXはそこまで色々なシチュエーションで撮影したことがないから不安だったのである。
しかしNIKON F-90はでっかくて重い。28-85mmのズームレンズ付きだから余計にかさばって重い。ストロボも内蔵されていないから持参すれば余計に荷物になって持ち運びに不便でとにかく重い。そこで今回はCASIO QV-3000EXだけを持って行ったわけである。一泊二日の強行軍での撮影枚数は85枚。記録メディアはマイクロドライブだからもちろん余裕綽々。遭遇したシチュエーションは全て問題なくこなした。但し電池の消費は予想通りで、アルカリ単三乾電池を都合12本消費した。だからと言って充電器とスペアの充電池を持参するのは今回のコンセプトにマッチしないから持っていったのはCASIO QV-3000EX単体だけ。だから現地のコンビニで電池を買ったわけだが、これなら高価だが容量の大きいリチウム電池を使った方が良かった。
驚いたのは画質。同行者の集合写真などで「眼鏡橋を入れて引きで撮る」なんて場合、デジカメの液晶画面上では人間は非常に小さくなるわけだが、拡大画面でチェックするとちゃんと写っている。さらにこれをエプソンカラリオで2L判でプリントした結果はNIKON F-90と遜色がないどころか、もしかしたらそれ以上じゃないかと言うぐらいに解像度が高く、各人の表情まで非常に鮮明に撮れている。銀塩コンパクトカメラで撮影した場合は引き延ばしには全く堪えないことを考えると、デジカメの340万画素は伊達ではないのである。
かくて今後は基本的にあらゆるシチュエーションを全てデジカメでこなせると言うことを確認出来た。後はデジカメ固有の幾つかの欠点(速写性に欠ける=電源をオンにしてから撮影できるまでの数秒間がシャッターチャンスを駄目にすることがある。連写性に欠ける=撮影データをメディアに書き込み終わらないと次の撮影が出来無い)が解決することに期待したい。
なお夏の炎天下の撮影で気が付いた別の欠点としては液晶画面に直射日光が写り込んで殆ど見えなくなること。この場合はファインダーを使うことになるがCASIO QV-3000EXは一眼レフではないからファインダー視野は実撮影視野とは異なることが問題となる。デジカメの場合、液晶画面の視野率ほぼ100%だからこっちを使いたいわけである。
なおカメラというものは撮りたいと思ったときにさっと撮れないとシャッターチャンスを逃す。だからNIKON F-90の場合でも一切、ケース類は使わないのだが、今回もCASIO QV-3000EXは剥き出しで首からぶら下げていた。

蛇足その2:往路に東京駅の地下に新しくできたグルメ・ストリートで昼食を取ったのだが、ここは良い。なんたって、まず、煙草が吸える。今まで東京駅の地下の飲食施設はどこもかしこも禁煙だったのだ。食べたのは中華だが味も良かった。但し値段は高かった。しかしとにかく、これで新幹線の時間待ちでまともな食事と喫煙が可能になったのは嬉しい。
長崎市ホームページ
http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/

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