2005.01.04[火]更新
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■ Ornetts GM8R(GLD) その7 弦高調整のための加工
このままではこれ以上は弦高を下げられない
前に書いたように、GM8R(GLD) Chinchillaのオリジナルのブリッジが欠陥品なのでGibson純正に取り替えたわけだが、部品としての高さが違うので弦高が下がりきらないという問題が起きていた。上の写真で判るように、ブリッジの高さを調整するネジを目一杯回しても、ブリッジの底部がボディに当たってしまうので、それ以上は下がらないだ。ブリッジを取り外してみると下の写真のようにボディには凹みが出来ている。つまり物理的にこのままでは絶対にこれ以上弦高を下げる事が出来ないわけだ。これは困る。何故なら現状では弦高がイマイチ高いのである。
無理に下げているのでボディが凹んでいる
となるとやる事はひとつ。ブリッジ・サドルが下がるだけの物理的なスペースを作るしかない。つまりボディにザグリを掘る=削るわけだ。と言うわけで正月休みを利用して(いつもの通り、特に迷う事もなく)ノミと彫刻刀を使ってザグリ加工をしたのだが、ちょっと雑な作業だったので写真のように周りが少し剥がれてしまった【苦笑】。何でこうなるかと言えば、このギターの売りのひとつの「キルテッド・メイプル」が(最初から判っている事だが)「張り」だからである。だから、本当はザグる部分の四辺にもっと深めに切れ込みを入れておかなければいけなかったのであるが後の祭り【爆】。
ザグリを入れたが、やや雑だったので周りが剥がれた【苦笑】
このまま部品を元に戻すと幾らなんでもみっともないので目隠しが必要。どうせブリッジを乗っけるわけだから細かい事は考えずにプラスティック・テープ(いつもの3M製。ビニールテープと違って経年変化による収縮や糊の残りが無い優れもの。但し東急ハンズ以外ではまず手に入らない)でカバーしてごまかす事にした。結果は以下の写真の通り。
取り敢えずは隠れました
特に問題はないでしょう(言い訳がましい)
テープが茶系ならもっと目立たないだろう
(もっと言い訳がましい)
いい加減な加工と目隠しテープの件は別として、これで弦高は幾らでも下がるようになった。後は微調整するだけ(^^)v