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2005.07.18[月]更新
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Gibson SG Special - DoromPATIO
■ dpGuitarSystem2 その1
2006.09.22[金]追記/11.15[水]追記
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
何処が変わったのでしょう【笑】

前頁で述べた(前から判っていた)別の欠点とは何かと言うと、それは「演奏する場所の環境によってギターアンプを2台使ったステレオ接続が出来ない場合への対応」が不可能だと言うこと。と言うのも、前頁のセッティングは「ギリギリ最小サイズ」にこだわりすぎてパッチケーブルの抜き差しが出来ないのだ【苦笑】。どれぐらいギリギリかは下の写真で明らかである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
改良前:隙間がないのでパッチケーブルの脱着不能
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
改良後(1):隙間を持たせた

と言うわけで、どうせその点を改良するならボードごと取り替えちゃおうと言うことで作り替えたのが下の写真。要するにDD-6の上と右にパッチケーブルを抜き差し出来るだけのスペースを設けたわけだが、その為にボードごと新品に取り替えたのである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
改良後(2):ステレオ接続状態。CH-1 → DD-6もステレオ
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
改良後(3):モノラル接続状態。CH-1 → DD-6もモノラル
ライブハウスや練習スタジオの状態でパッチケーブルを脱着して対応

上記について補足しておくと、そもそもDD-6(ステレオデジタルディレイ)はややこしいのである。何がややこしいかというと、入力と出力がそれぞれ2つあって、接続方法によって動作モードが変わるのである。一応、解説すると……
  • INPUT Aだけに入力 → OUTPUT Aだけを出力:完全なモノラルモード
    OUTPUT Aからは原音とディレイ音がミックスで出力される
  • INPUT Aだけに入力 → OUTPUT AとOUTPUT B両方から出力:ステレオパニングディレイ(=ピンポンディレイ)モード
    原音はセンター(別の言い方をすると、OUTPUT AとOUTPUT Bから同じレベルで同じ音を出力)し、ディレイはOUTPUT AとOUTPUT Bに交互に出力される
  • INPUT AとINPUT Bの両方に入力 → OUTPUT AとOUTPUT B両方から出力:完全ステレオモード
    これはDD-6の前がステレオ出力機器の場合で、原音はそれぞれスルーになり、ディレイはパニングディレイ(ピンポンディレイ)になる
  • INPUT Bだけに入力 → OUTPUT AとOUTPUT B両方から出力:ダブリングディレイモード
    この場合、OUTPUT Aは原音のみ、OUTPUT Bはディレイ音のみになるので、40msぐらいのショートディレイにすればダブリングになる(勿論、他の使い方もあるが)

これに対してDD-6の前のCH-1(ステレオコーラス)は「空間合成方式」が売りなので出力ジャックへの接続の仕方で動作が変わる。つまり……

  • OUTPUT A(MONO)だけから出力の場合:原音+効果音のミックス
  • OUTPUT AとOUTPUT B両方から出力の場合:OUTPUT Aからは原音のみの出力。OUTPUT Bからは効果音=コーラス効果のかかった音=だけが出力される。つまり両方が空間で合成されて初めて本当のコーラス効果が出る

以上のややこしい組合せとその変化は入出力ジャックにプラグインしたことで動作する(中にスイッチがあると言うこと)。なので、CH-1 → DD-6をステレオ接続したままでDD-6の出力だけをモノラルにする=つまり、DD-6の入力はステレオのままで、OUTPUT A/Bどちらかのプラグを引っこ抜いた状態=だと困ったことになるのだ。つまり……
  • CH-1はステレオアウトのままなので、DD-6の二つの入力にはそれぞれ「原音だけ」と「効果音(コーラス)だけ」がインプットされる
  • DD-6はステレオ入力となるので、ディレイ音はOUTPUT AとOUTPUT Bに交互に出力される
  • もしもDD-6のOUTPUT Aだけをギターアンプに繋ぐとディレイ音は1個飛ばしになり、コーラス効果は全く掛からない(CH-1の原音だけがスルーされる為)
  • もしもDD-6のOUTPUT Bだけをギターアンプに繋ぐとディレイは頭の1個が抜けた2個目からの1個飛ばしとなり、CH-1は効果音=コーラス音だけのスルーとなり、CH-1の売りである「空間合成」にはならない

つまり、ステレオにしないのなら、CH-1 → DD-6もモノラル接続にしないといけないのだ(ああややこしい)。なので、DD-6とCH-1の配置の微妙な変更をしたのである。

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
実体配線図。JC-120とFender Twin Ampは一番良く見かけるアンプ
黄色い系統はモノラルの時は全部外すわけである

でだ。せっかくボードを作り替えるので、そのついでに軽量化と高剛性の両立について試してみた。話は簡単で、両側に「壁」を立て、その壁を両面テープでボードだけではなく、エフェクターにも接着してしまうのである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
左側面:壁を作って剛性強化
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
右側面:こちらも壁を作って剛性強化
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
手前:側面を補強してある
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
後ろ側:こちらも側面を補強してある

この実験的な工作はどうやら大成功のようで、当分はこれで行けそうである。なお、持ち運びについてはソフトアタッシェに楽勝で収まる。下の写真で判るように空いたスペースにACアダプターや、間もなく購入予定のXotic RC-Booster(と、それ専用のACアダプター)、あるいは将来的にアーニーボールのボリュームペダルみたいなものまで入る余裕がある。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
鞄に入れても余裕のサイズ。そして軽い
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
別の角度から。左上に伸びているのは電源ケーブルの雌口

2006.09.22[金]追記:この「dpGuitarSystem2」の試行錯誤は結局、下記のような様々な理由によりここまでで終了とした。
  • 簡単確実にどんな状況でも思ったサウンドが出せるのは◎(デジタル系マルチはそうは行かない)
  • しかし一発でガラッとサウンドを切り替えることは不可能(構成上、当然である)
  • それをやるためには最低でも2種類のループを切り替えられるスイッチャーが必要(手持ちのABボックス=Custom Aoudio Japan Multiple Line Selector MLS-2=は性能がよい=音質劣化が全くない=がループ切替は出来ない)
  • それを言い出すと再び、ある程度は複雑なシステムを組むことになる=振り出しに戻る=の世界

ではどうするか? 解決策はこちら→

しぃかぁしぃ。また気が変わった。やっぱ、この路線は有りだ。と言うわけで、まだまだ続くdpGuitarSystem2の試行錯誤【爆】。
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