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dpGuitarSystem2 Ver. 8.1
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dpGuitarSystem2 Ver. 8.0は概ね宜しいのであるが、このところは(ライブが近いと言うこともあって)音作りと足元の操作の習熟を目的に、家で弾くときも「GM8R → dpGuitarSystem2 → ZOOM 707II GUITAR → ヘッドフォン」として、色々と細かいパラメータをいじくったりしているのだが、それで判ったことは大きく分けて二つ。 |
- EBS MultiCompとXotic RC-BoosterとXotic AC-Boosterそれぞれのパラメータのバランスを最適化することが肝である(後述)
- 空間系はBOSS DD-6 Digital Delayだけなのでタップテンポに馴れるしかないが、限界もある
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前者は調整の問題だが、後者には機器的な問題があるのだ。BOSS DD-6 Digital Delayにはディレイ音(リピート音)を丸める機能(いわゆるハイカット)がないので、タップして曲とジャストのタイミングのディレイを掛けても、どうしてもディレイ音(リピート音)がクリア過ぎるという欠点があるのであるのであるのである。これ、例えば6/8のスローな曲なんかで「ズゥ〜ン、チャッ」みたいな付点休符付きのカッティングをした場合に、最後の「チャッ」が、はっきりしっかりくっきりとした音質のままで減衰していくと言うこと(音楽的に無茶苦茶邪魔なのだ)。こう言うことを嫌う人がいるからこそ、今だに旧式のBBDを使ったアナログ・ディレイを愛用する人とか、5万円もするDD-6の改造機があったりするわけである。 |
しかも悪いことに、dpGuitarSystem2はBOSS CH-1 SuperCHORUSを外してしまった※ので空間系はBOSS DD-6 Digital Delayしか無いわけだから、これだけで拡がり感や装飾感を出さなければならない。しかしBOSS DD-6 Digital Delayのエフェクト・レベルを上げるといよいよディレイ音(リピート音)のくっきりしゃっきりはっきりきりが耳に付く。 |
※dpGuitarSystem2にモジュレーション用のストンプボックスを復活=追加することは無い。気軽に持ち運べる大きさと重さの限界だからである |
筆者のような困ったちゃんタイプの人間はこうなるともう気になって夜も眠れなくなる。それは困るので、まずはググる。するとあっと言う間に解答が見つかってしまった。 |
それがDigiTech DigiDelayである。筐体はまるでBOSSそのまんま。DigiTech X-Seriesとして、ちょっと前からBOSSと良い勝負と言うぐらいに色々な機種が発売されている。では、なんでBOSS DD-6 Digital Delayの替わりにDigiTech DigiDelayかと言えば、それは下のDigiTech DigiDelayの画像をクリックしてデモサウンドを聴けば判る。 |
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筐体がまるでBOSSのまんま※に見えるDigiTech X-Series
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BOSS DD-6より実用的なファンクション(=モード)が用意されている点が◎
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※DigiTech X-Seriesの筐体はBOSSのまんまに見えるが、フットスイッチ部分はネジを回すことなど無く簡単に外せるなど、まるで別物である。以上、念の為。 |
理由の第一は「TAPE(MODE 4)」。名前の通り、ディレイ音(リピート音)がテープ・エコーのように高域が丸まりながら減衰するモードがあること。理由の第二は「MOD Delay」。こちらはとってもユニークで、ディレイ音(リピート音)だけにコーラスが掛かるのである。デモを聞く限り、これだけでコーラス・エフェクトの代用になる。しかも、いずれもステレオ・ピンポン・ディレイ対応。そして、当然のようにタップ・テンポ入力も出来る。そして、BOSS DD-6 Digital Delayと比較してDigiTech DigiDelayに無いのは「ワープモード」だけ。筆者はワープはお遊びで数回、試しただけでライブ本番などで使う気は全く無し。だからすべての点で問題は皆無。また、DD-6と同じく高域が全く丸まらない「いかにもデジタル」なディレイのモードも当然のように用意されているし、これまたライブでは使わないがHOLDモード=サウンド・オン・サウンドが可能=もDD-6同様に装備しているのだ。 |
そこでさらに幾つかのサイトでユーザー・レポートをチェックすると全て◎評価。また、過去に1年ほど使っていたDigiTech RP2000(デジタル・マルチの初期の高級機種)のことを思い出すと、歪み系はまるで使えなかったが空間系はやたらとクォリティが高かったと言う記憶=印象がある。 |
となれば残る問題は二つ。DigiTech DigiDelayの価格と、BOSS DD-6 Digital Delayをどうするかである。価格は当然のようにサウンドハウスが一番安いからそれで決まり(11,500円♪ 他店は大抵は13,000円台)。BOSS DD-6 Digital Delayは処分することになるわけだが、例によって例のごとく石橋楽器の買い取り価格基準値ページを見ると、その値段は8,500円♪ 差額は僅かに3,000円♪ これで決まり。かくしてサウンドハウスで「ポチッ♪」なのであった【爆】。 |
注文した後でDigiTechのサイトからPDFのマニュアルをダウンロードして到着前に操作方法は全て理解。そして翌日昼頃には早くも佐川急便で届いてしまった。まったくインターネット時代は便利すぎる(代金はジャパンネット銀行からの振り込み。つまり何から何まで全て完全にインターネット=オンライン)。 |
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そっくりだが微妙に違う。そして横幅が僅かに大きいDigiTech DigiDelay
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まずはBOSS DD-6 Digital Delayを綺麗に取り外す
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幅は僅かに大きく、重さは遙かに重いDigiTech DigiDelay
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と言うわけで、BOSS DD-6 Digital Delayを綺麗に外して(剥がして)いざ、いつものようにDigiTech DigiDelayを両面テープで固定しようと思ったら、これが全然、そうは行かない。DigiTech DigiDelayの底面のラバーに両面テープが全く少しもじぇんじぇんくっつかないのだ。Zippoオイル(=ガソリン)で拭いても駄目。恐らくは可塑剤のせいなのだろうが、これではボードへの固定が出来ない。 |
さて、どうしようと悩むこと数秒。仕方がないのでラバーの切り欠き部分=ネジ穴部分=底面の四隅にスチレンボードの足を作って瞬間接着剤で固定し、その足を瞬間接着剤でボードに固定することにした。これなら外す(剥がす)ときの被害は最低限で済む。 |
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ラバー部分に両面テープが効かないので固定用の足を作った(本文参照)
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取り付け完了♪
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なお、シール位置には意味がある。REPEATは「約4回のリピート」の位置であり、MODEは「4=TAPE ECHO」と「5=MOD DELAY」しか使わないから4と5の間に印をしてあるのだ。LEVELはその都度調整だし、TIMEはタップ・モードでは関係がないのでシールを貼らない |
ところで。今回はもう一ヶ所の変更=改良も同時に行った(実際の作業はこっちが先)。それはSamson AirLineの「電源アダプター問題」の解決である。何が問題だったのかと言えば、Samson AirLineのレシーバは電池の場合は006P=9V動作だが、ACアダプターは何故か購入時に付属する12V定格の専用のものを使うと言う仕様なのである。と言うことはつまり、dpGuitarSystem2の他のエフェクター(とチューナー)は全て9Vの外部電源動作なのに、Samson AirLineだけは、この専用アダプターを取り付けなければならないと言うことを意味する。しかも、この専用アダプターがやたらと大きくて重くて場所を取って、dpGuitarSystem2のボードのスペースを不必要に占有してとってもとってもとっても邪魔なのである(下の写真参照)。 |
と言うわけで、前からこれを何とかしたいと思っていたのだが、例によって例のごとくに、あちゃこちゃをググったりしていた時に偶然にもバッチリのものを見付けちゃったのである。と言うか、前から、そう言うパーツの存在は知っていたのだが「これを使えば問題解決じゃん」と言うことに(その時になって初めて)気が付いたと言うことなのである。 |
上の写真がそれ=正式名称:Battery Clip Converter=である。これ、本来は昔のMXRの製品のように006P電池でしか使えない製品をACアダプター対応にするアイデア商品であるが、Samson AirLineのレシーバの電池ボックスの中の006P用のコネクターにこれを繋いでケーブルを外に引き出せばいいじゃないかと思い付いたわけである。そこで(たまたま他の用事もあったから出掛けた)吉祥寺の(いつもの)ロックインの地階売り場で購入したと言うわけだ。 |
ほいでもって。買って来て、まず最初にやったことは動作確認。動いて当然の筈だが、ノイズが乗ったりゲインが落ちたりしないかのチェックであるが勿論、問題は全く無かった。しかし、そのままでは電池ケースの蓋が閉まらないから、切り欠きを作らなければならない(その加工をやっちゃうと、もうSamson AirLineは将来的に下取りには出せないが、そんなことはどうでもいい)。写真で判るとおり、蓋のプラスティックは妙に立派=分厚いので、精密ドリルで数カ所に穴を開け、細めの板ヤスリで削って仕上げた。詳しくは写真参照。 |
これにてdpGuitarSystem2の電源部がすっきりした。BOSSのエフェクター・ボード=BCB-60付属の、このACアダプター(品番:PSC-100)は、やたらと小さくて軽くて見た目は頼りないのだが、電源容量は1000mAもあるし※、ノイズの点での心配も全く無い※ので超便利&安心して使えるのだ♪ |
※dpGuitarSystem2にはあんまり電気を喰うものが乗っていないが電源容量の余裕は有ればあるほど良いに決まっている(ちなみにDigiTech DigiDelayもBOSS DD-6 Digital Delayも電池だと、せいぜい3〜4時間しか保たない)
※EBS MultiCompはACアダプターを選ぶ。BOSSならOKだがZOOMのだと「ぶ〜〜」と言うバズ音が乗ってしまう |
とまぁ言うわけで、スワップと改良作業が完了。チューナー以外は全て海外製品になった。もーいじらないぞ【きっぱり】。なお、新規導入のDigiTech DigiDelayはBOSS DD-6 Digital Delayよりも遙かに重いので、Samson AirLineのACアダプターを外したのは大正解である。そうじゃなければ今までよりもかなり重くなっていたのだから(逆に言えば、全体の軽量化は出来なかったと言うことではあるが)。 |
dpGuitarSystem2 Ver. 8.1
さてさてさてさて、ここから先、大事なのは勿論、実際のサウンドである(このコンテンツのこの部分までを書いている段階では、まだギターアンプからは音出しをしていない)が、ヘッドフォン・チェックではDD-6とは明らかに違う点がひとつある。それは、DigiTech DigiDelayより前のエフェクターのゲインやレベル(=つまりDigiTech DigiDelayに入る信号の大きさ)を上げたとき(例えばXotic AC-Boosterを踏んだとき)のサウンドの変化である。例えばクリーン/クランチ系でギターのボリュームを8ぐらいにした状態で、DigiTech DigiDelayのディレイ・レベルを最適値よりも少し多めぐらいに掛けておき(最適値より多めなのはヘッドフォンで遊んでいる時にはその方が気持ちが良いからである)Xotic AC-Boosterを踏んでギターをフルテンにすると、ディレイ・レベルが明らかにグワッと(思った以上に)上がることである。いや、いささか上がりすぎる※と言っても良い。 |
※てぇことは理論的にはソロの時の状態でディレイ・レベルを設定すればいいだけの話ではある |
以上、あくまでヘッドフォン・チェックだし「ギター → dpGuitarSystem2 → ZOOM 707II GUITAR → ヘッドフォン」だと、せっかくのDigiTech DigiDelayのステレオ・ピンポン・ディレイが機能しない(どうしてもdpGuitarSystem2をヘッドフォンでステレオでモニターしようと思うならミキサーが必要になってしまう)から、やはりスタジオでギターアンプを2台使って、ちゃんと音作りをするしかないというのがここまでの結論。しかし、テープ・モードの高域の丸まりは自然で宜しいぞと♪(MOD Delay=ディレイ音がコーラス・サウンドになるモード=については、モノラル状態のヘッドフォン・モニターではDigiTechのサイトのデモ・サウンドのようにはコーラスっぽくは聴こえないのだが、これもスタジオで確かめるしかない) |
なお、これまでのサウンド・チェック(と調整と試行錯誤)では、EBS MultiCompとXotic RC-Boosterは同時に使うのがよい。それぞれの単独よりも張りと艶と厚みが増すのである。Xotic AC-Boosterは単体でもXotic RC-Boosterとでも、EBS MultiCompとでもそれぞれに使えるが、基本はやはりXotic AC-Booster+Xotic RC-Boosterである。以上をまとめると、基本的な組合せは(今のところは)下の表に収斂されそうである。 |
組合せ/エフェクター
※Samson AirLineとKORG DT-7は省略
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1
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クリーン/クランチ
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EBS MultiCompとXotic RC-Boosterの組合せは最強のクリーン/クランチ・サウンドを創り出す。ギター側のボリューム・コントロールとピックアップ切り替えでバッキングからソロまで対応可能。DigiTech DigiDelayを「Mod Delay Mode」にしておけばコーラス・エフェクトは不要である♪
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2
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オーバードライブ (1)
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Xotic AC-Booster単体にXotic RC-Boosterを加えて厚みを増した状態。オールマイティに使えるオーバードライブである。DigiTech DigiDelayは「Tape Echo Mode」が最適
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3
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オーバードライブ (2)
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Xotic AC-BoosterにEBS MultiCompを加えるとザクザクしたサウンドになるのでDeep Purple等には最適。要するにディストーションっぽくなるのである
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4
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リード(ソロ)
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1 or 2 or 3から、それぞれでOFFのエフェクターを踏めばゲインまたは音圧が上がるのでソロに移れると言う理屈。問題なのはボリューム・ペダルや単体のブースターが無いので、EBS MultiCompとXotic RC-BoosterとXotic AC-Boosterそれぞれのゲインとボリューム(音量)のバランスが微妙なこと。この点に関する「最適なる妥協点」を見つけ出すのが当面の課題である
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追記:DigiTech DigiDelayが届いた翌々日、新バンドの練習にいつもの用賀PLUS-ONEスタジオに行ってきた。台風接近の雨の中、電車である【爆】。結論から言うと、BOSS DD-6 Digital DelayをDigiTech DigiDelayに取り替えて正解。高域が丸まるディレイはレベルを上げても余り邪魔にならないのである。但し、当然だがサウンドは籠もり気味になるからそれなりのセッティングは必要ではある。 |
そして、各エフェクターのセッティングも煮詰めたわけだが納得の度合いはまだ80%ぐらい。しかし、色々なことが判ってきたので修正版を掲載しておこう。 |
組合せ/エフェクター
※Samson AirLineとKORG DT-7は省略
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1
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クリーン
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ギターが余り目立って欲しくない曲の場合はXotic RC-Boosterだけが良い。曲中にソロがある場合はEBS MultiComp、あるいは、Xotic AC-Boosterのどちらかを踏めばよい
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2
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クランチ
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EBS MultiCompとXotic RC-Boosterの組合せは最高のクランチ・トーンを創り出すことをあらためて確認。Xotic RC-Boosterだけでは音の粒立ちが物足りない(から上の目立たないクリーン・サウンドにはちょうど良い)し、EBS MultiCompだけでは中域の厚みが足りないが、両方をONにするとバッチリなのである。セッティングとしては、Xotic RC-Boosterのゲインは殆ど0に近いがトレブルは少し上げるのが筆者的には宜しい
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3
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オーバードライブ (1)
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「音の厚み」を重視したオーバードライブ・サウンド。Xotic AC-Boosterだけでも成立するので、その場合はソロの時にXotic RC-Boosterを踏めばブースターになる
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4
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オーバードライブ (2)
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ややマーシャルっぽい感じのザクザク感の強いオーバードライブ・サウンド
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5
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リード(ソロ)
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全部をオンにしたフルゲイン状態。使い勝手の理想からは、全体のバランスを突き詰めるのと同時に、やはりボリューム・ペダルがあった方が便利ではある(独り言...)
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追記その2:その後、新バンドの練習で数回、用賀PLUS-ONEスタジオで音出し。これと相前後して愛機=GM8Rのリア・ピックアップをDiMarzio DP100 SuperDistortionに交換。この新しい高出力ピックアップとdpGuitarSystem2 Ver.8.1の組合せは、正に狙い通り、非常に満足できるギターサウンドが得られることを確認した。なお、各エフェクターのセッティングもかなり煮詰めが進んだので、これらについてざっと箇条書きにしておこう。 |
- 新しいバンドでは筆者はリード・ボーカル&リード・ギターなので、足元の操作はなるべく減らしたい。なので、ひとつの曲の中ではなるべくギターのボリュームとピックアップの操作だけでバッキングとソロの切り替えが出来るように各エフェクターのバランスを取った結果、演奏性が良くなった
※エフェクターのセッティングの詳細はこちらの写真を参照
- これが可能になったのにはふたつの理由がある。ひとつは新しいピックアップ=SuperDistortionは非常に出力が高いので、フロント・ピックアップからリア・ピックアップに切り替えるだけでブーストアップしたのと同じ事になるからである(ストラト系のS-S-H配線と同じ)
- もうひとつはGM8Rの新しいピックアップ切り替え=4-Wayレバースイッチの効果。フロントとリアのシリーズ・ミックスはこれまた格段に出力がアップするので、レバー操作だけでソロに入れるのである
- 4-Wayレバースイッチによる特殊な配線にはもうひとつの明らかなメリットがある。この配線の場合、フロント・ピックアップを選ぶと20%ほどリア・ピックアップのサウンドがミックスされるので、ボリュームを絞ってもハイがちゃんと出ているのである。この結果、バッキング(カッティング)のメリハリが付いて「バンド・サウンドの中で音が立つ」ので、とても演奏しやすいのである(但し、フロント・ピックアップにGibson系の甘くて太い音を求める人にはまるで向かないのだが、筆者はジャズは演らない=演れないから関係ないのだ)
- DigiTech DigiDelayのディレイ・モードを「TAPE(テープ・エコーのようにディレイ音のみ、高域がどんどん減衰するモード)」から「MOD(ディレイ音にのみコーラス・エフェクトが掛かり、デジタル・ディレイ・モードよりは少し音が甘くなり、フィード・バック音の減衰が速くなるモード)」に変更した
- 何故かというと「TAPE MODE」はサウンド全体が籠もってしまうからである。かと言って通常のデジタル・ディレイ・モード(MODE 1〜4)はBOSS DD-6 Digital Delayと同じでディレイ音がはっきりし過ぎる。これに対して「MOD MODE」はちょうどその中間で具合が宜しいのである♪
- この「MOD MODE」をタップ・テンポで使えば、かなりディレイ・レベルを上げても曲の邪魔にはならないし、かと言って「TAPE MODE」の様にギター・サウンド全体が籠もってしまうこともない。これ重要♪
- これと同時に、DigiTech DigiDelayからギターアンプへのステレオ配線をやめた。理由はみっつ。ひとつはDigiTech DigiDelayの「MOD MODE」はステレオ・ピンポン・ディレイ対応ではないこと。もうひとつはライブの現場では可能な限りセッティングを単純化したいから(アマチュア・バンドはセッティングにも撤収にも時間は掛けられない)。そして、最後は「ステレオ・ピンポン・ディレイはディレイ音が二つのギターアンプから交互に出力されるので、ギターアンプを離してセッティングした場合にはディレイ・テンポが半分になったように間延びする」からである。ステレオにするにはギターアンプを離すほど効果が高いが、逆にディレイ音が離れたギターアンプで鳴るわけだからヘッドフォンで聴いているように効果的にはならないのである。つまりステレオ接続に拘るならコーラス・エフェクトと併用するか、つい最近発売された「t.c. electronic NOVA DELAY」のような高級機を使わないとあんまり意味がないと言うことである(このNOVA DELAYは将来、欲しい【苦笑】)
- DiMarzio DP100 SuperDistortionに変更した最大の理由はリア・ピックアップがEMG HZ(EMGなのにパッシブ・タイプのピックアップ)だとギター・サウンドに厚みや太さが無くサステインも足りなかったからなのだが、この点も狙い通りバッチシ。ハードロックに最適な太くて厚みのあるサウンドが得られる。しかも、今までと同じ音量で、必要なときにちゃんとフィードバックが得られるようになったのである。やっぱりピックアップのゲイン(≒感度)は重要である
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と言うわけで、dpGuitarSystem2と最新状態のGM8Rの組合せは正に筆者の狙い通りのサウンド=ポップからハードロックまでOK♪=を得られることを確認したのであるのであるのである。 |
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最新のセッティング状態。クリックすると拡大。Xotic AC-BoosterとXotic RC-Boosterのトーン(トレブル、ベース)はライブハウスや練習スタジオの状態、並びにその日の気分【爆】で適宜調整。通常、Xotic RC-BoosterとDigiTech DigiDelayは常時ON
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参考:2007年8月11日[土]現在の各エフェクターのパラメータ |
- DigiTech DigiDelay
LEVEL:11時
REPEATS:9時
MODE:5=MOD DELAY(and TAPPED DELAY)
- Xotic AC-Booster
GAIN:10時〜11時
VOLUME:2時
- Xotic RC-Booster
GAIN:9時〜10時
VOLUME:2時
- EBS MultiComp
COMP/LIMIT:11時〜12時
GAIN:10時〜11時
INPUT MODE:ACTIVE
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このライブで本格初出動したdpGuitarSystem2君であった♪
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2007年8月25日[土]@銀座TACTのライブでdpGuitarSystem2 Ver. 8.1を初めて使用。DigiTech DigiDelayのモードはMOD=コーラス・ディレイ。レベルはかなり高め。勿論、タップド・ディレイ。その模様を録画したデジタル・ビデオでサウンドを確認したら非常に非常に宜しい。ディレイ・レベルはかなり高いのだが実に効果的で演奏の邪魔になっていない。また、EBS MultiComp+Xotic RC-Boosterのクリーン/クランチはしゃっきり・くっきり・音の通り抜群。意外だったのはXotic RC-Booster+Xotic AC-Booster。ステージ上で聞くと歪みが多めだったのでXotic AC-Boosterのゲインを下げたのだが、録画を聞くともっと歪ませた方が良かったようだ(つまり事前のスタジオでのセッティングのままで良かったと言うこと)。まぁーとにかく、ここまでの様々な目論見は概ね正解と言うことである♪ |
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