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2009.01.18[日]
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Gibson SG Special - DoromPATIO
dpGuitarSystem2 その37
完全原点復帰 第二弾
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
dpGuitarSystem2 Ver. 13.0

2009年新春早々の我がペダルボード=dpGuitarSystem2=の「単純化・軽量化大作戦」はとうとう、いよいよ、超ぉ〜過激=極端なる方向へと走り始めてしまった【苦笑】。と言うのも。。。
  • 現在の筆者のバンド=The SHOT=の全レパートリーで、コーラス・エフェクト=Danelectro FAB Chorus D5=を掛けるのは現時点では、たったの1曲だけであーる
  • 今後もコーラス・エフェクト必須の曲が大幅に増える可能性はとってもとっても低いことは間違いない
  • そもそも、デジタル・マルチのステレオ・コーラスをヘッドフォンで聴くのは快感以外の何者でもないが、それと同じサウンドをライブで再現することは(アマチュア・バンドには)不可能である。だったらコーラス・エフェクトなんて無くたって良いと言う極論は有り得る(余談だが、どうせ空間系を使うなら、ある程度過激な設定のフランジャーの方が客席側でも判りやすいから多少は使い道があるだろう)
  • Jetter Gear Gain Stage Blue PedalとGuyatone MD3の組合せによるセッティング(主としてJetterのゲインとトーンのバランス)をとことん追い込めば、ギター=Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye=のボリュームのコントロールとピッキング・ニュアンスだけで、バラード系の静かなアルペジオやコード・カッティングから、ハードロックのリフ&パワーコード、そしてリードギターまで全てカバーすることが(恐らくは殆ど)可能となり、ブースト用のXotic RC-Boosterの出番は(ほぼ)無い筈
  • 逆に言えば、ブーストが必要無いようにセッティングを煮詰めたいと言うのが本日只今現在の考え方
  • 但し、そのためにはJetterの設定を煮詰めるのと同時に、ピッキング・ニュアンス=つまり筆者の腕前を向上させなければいけないと言う厳しい現実もあったりしたりする【苦笑】)
と言うことは。極論を言えば、筆者のペダルボードに本当に必要な機器は下記のたったの4つ=二つのストンプボックスとチューナーとワイアレス・トランシーバーだけ=となる(なってしまう)【苦笑】(下記の配列は入力順)。
  1. Samson AirLine(ワイアレス・システム・レシーバー)
  2. Jetter Gear Gain Stage Blue Pedal(オーバードライブ)
  3. Guyatone MD3(モノラル・デジタル・ディレイ)
  4. KORG DT-7(チューナー)
Jetterのトーン・コントロールはトレブルだけなので、ギターアンプとの関係の微調整&補正用にRC-Boosterを残したとしても下図の状態で事は足りてしまう。この結果、原則として全て常時ONならProvidence PEC-04は宝の持ち腐れと言うか、重いだけ・場所を取るだけで全く不要と言うことになる(なってしまう。。。あららんらん)。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第一段階

この超シンプルな配線で強いて問題点を挙げればKORG DT-7がトゥルーバイパスではなく、バッファー内蔵式だと言うことぐらいだが、以前の厳密なサウンドチェックで、KORG DT-7に起因するゲイン落ちや音痩せは(筆者の耳では)じぇんじぇん気にならないことを確認しているから無視出来る。また、シンプル・イズ・ザ・ベストと言う観点からは、やっぱりRC-Boosterだって外そうと思えば外せるペダルである。となれば、やっぱり、下図の超ぉ〜シンプルな状態で事は足りる筈だという結論になる(あ〜ららららららんらんらん)。

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「これでいいじゃん案【笑】」

但し、この実体配線図のレイアウトでは、実際にボードに並べた時のバランスとスペース効率が悪いので、位置関係を考察してみちゃう。こんなことをいちいち作図する必要は全く無いのだが、たまたま暇な日だったので【苦笑】、現物を並べ替えて一種の「パズル」をした時の経過を以下に並べちゃおう【爆】。

ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「横一列案」
不必要に横幅が広くなりすぎるから駄目
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「全部横倒し案」
JetterとGuyatone MD3のつまみの位置が確認し辛いから駄目
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「操作性重視案」
操作性は良いが収まりがイマイチ
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「折衷案 その1」
こうすれば収まりは良いが重心が上に行ってしまう
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「折衷案 その2」
これで重心が下がるが収まりはイマイチ
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ダイエット大作戦 第二段階「やっぱり全部横倒し案」
これで重心が下がり収まりも良い。但し操作系は工夫が必要(後述

そして。これでOKとなると、dpGuitarSystem2 Version 13.0=完全原点復帰・超ぉ〜シンプル版=は最早、足元に置く必要すらない。だってだって、何しろ、今やフットスイッチを踏むことがないのだから。と言うことはつまり、筆者のdpBassSystemと同じく(ライブ・ステージでは間違いなく筆者の近くの後方にある)ギターアンプの上にスラント・スタイルで置けば一番、具合が良いと言うことになるのであるのであるのである(あ〜〜〜あ。。。)。
- 参考写真 -
dpBassSystem
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
2007年11月時点

この様にしちゃうと一体ど〜なっちゃうかと言えば、それはとてもとても簡単な話である。とにかく、がっかりするほどにシンプル・簡潔・単純素朴になっちゃうのだ。
メリット
デメリット
  • 軽い!!
  • だから持ち運び楽勝♪
  • 手元だけで調整OK♪
  • ライブ・ステージでのチューニングは振り返ってKORG DT-7のMUTEスイッチを押せば良い♪
  • サウンド・バリエーションは一切、無い
  • 瞬時のブーストアップも出来ない

と言うわけで、細かい話は抜きにして「思い立ったが吉日」&「君子豹変す」がポリシーの筆者なので、平日の昼間、そして日本全国この冬一番の冷え込みの日であった週末にも関わらず少しも迷うことなく渋谷の東急ハンズに出掛け、いつもの「FOREX(フォーレックス:商品名。低発泡塩ビ板。板厚=3mm。サイズ=300x450mm)」を購入。但し、いつも使う黒色がなかったので、仕方がないから赤とライトグレーを1枚ずつ買った。

帰宅後、即、作業開始。既存のdpBassSystemを参考にしながら、幾つかの改良と新アイデアを加えて、あっと言う間に完成してしまった。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
東急ハンズに黒のFOREXが無かったので妙に派手になってしまった(^^;;
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
裏側から見たところ。台座に「はかま」を履かせているのは、ギターアンプ上部のキャリーハンドルなどの突起部分を避けるため。後部中央の小片はたわみ防止の補強のため

工作内容について補足すると、写真のキャプションにある通り、dpBassSystemとは異なり、台座に「はかま」を履かせる構造にした。この台座を置く(コンボ・タイプの)ギターアンプの上面にはキャリーハンドルなどの突起物があるのが普通なので、それを避けるようにしないと安定した状態で置くことが出来ないからである(ベース・アンプはセパレートタイプが普通であり、ヘッドの上は大抵はフラットで段差がないので、この種の工夫は不要である)。スラント(傾斜)したペダルボードの後方の支えとなる台形のパネルにはマジックテープを貼り付けて、台座に半固定出来るようにしてあるのはdpBassSystemと同じ。重要構成部品の紛失防止対策である。また、FOREX=ボードの厚みが3mmしか無いので、主要部分は全て2重張りにして強度を高めてあるのもdpBassSystemと同じである(接着は全てゼリー状瞬間接着剤を使用)。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
dpGuitarSystem2 Ver. 13.0(組み立て前)
台座(奥)とペダルボード(手前)

また、台座のサイズは、ひっくり返した時に赤い「ペダルボード固定部分」がライトグレーの「はかま」の内側に入る大きさにした。そうすれば収納時の収まりが良く、厚みを取らないからである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
台座をひっくり返すとボードが填るように設計
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
持ち運ぶ時はこの状態。とてもコンパクト♪

もうひとつの工夫は横倒しにしたJetterの操作ノブ(ボリューム、ゲイン、トーン)の位置の調整。ノブの位置を右に90度回転=ずらして正位置の時と同じ感覚で操作出来るようにしたのである。幸い、Jetterのノブはネジ止め式だから自由な位置=角度に出来るし、ボディにゼロ位置のプリントなどがないので下の写真のように見た目の違和感がない。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
全てのノブを左一杯に回し切った状態

これに対して、Guyatone MD3は、ノブの内側(勘合部)がΩの様な形状をしており、角度をずらすと差し込めない。しかしディレイは一度、最適値を見付ければ殆どいじらないので特に支障はないはずである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
Guyatone MD3は油性フェルトペンで最適位置をマーキング

もうひとつ。この、新しい構造のとてもコンパクトなdpGuitarSystem2 Ver. 13.0は、自宅での筆者の定位置のすぐ横の丸テーブルの奥側に置けば手前に書類を置けるスペースが残る。つまり、置きっぱなしに出来る。つまりつまり、自宅ヘッドフォン・スタジオ用に常用出来るのである。
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
ワイアレスを外してZOOM 707II GUITARとMacBook Proで「自宅ヘッドフォン・スタジオ」として使用する時の接続状態

さらにもうひとつ。結局、ワイアレスによる音痩せ対策のために「Radial TONEBONE DRAGSTER」を(いつも通りサウンドハウスで)購入してしまった。詳しくはこちら
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
Peavey HP EXPの中に組み込んだDRAGSTER
なお。ここから先は練習スタジオで使い込む&自宅でもヘッドフォン・スタジオで使い込むのみ。毎度お馴染の朝令暮改にならないように、この超ぉ〜シンプルなdpGuitarSystem2 Ver. 13.0で、少しは足元のことを忘れて、ギターの演奏(とボーカル)に専念するのだ【きっぱり】。。。ってホントか?(←自分の性格・気質そのものを信用出来ない筆者)【爆】
ペダルボード - エフェクター - dpGuitarSystem
完成後に「はかま」の手前をブラックアウトに変更
名付けてゴダール・カラー【笑】

蛇足。あるいは完全なる余談。
過去に筆者が「これは良い音だ」「これこそがハードロックのギターのサウンドだ」と本機で感動したギターサウンドの最初はBBAジャパンライブの時のジェフ・ベックの音である。このライブは実際に武道館で観たのだが、二枚組のCDの初っぱなのカーマイン・アピスが鳴らす銅鑼の後のSuperstitionのイントロ部分のGibson Les Paulの超ぉ〜粘っこい音を聴いただけで充分にぶっ飛べるぐらいに最高に良い音としか言いようがない。

この頃のジェフ・ベックは初期型のRATとSUNのアンプと『指』だけであの素晴らしいギター・サウンドの全てを創り出しているた筈で(トーキング・ボックス=マウス・ワウワウ=を例外として)2時間半ほどのライブでモジュレーション系のエフェクターなどは一切、使っていない。なのに、サウンド・バリエーションは多彩の極みであり、ヘビーな音、硬い音、スムーズな音、クランチーな音、見事なカッティング、トリッキーな(カントリー系の)スリーフィンガー等々、フロントとリアのピックアップの切り替えと、ギター側のボリューム操作と、異常なまでに繊細で絶妙なピッキング・テクニックによって、ギター・サウンドの全てを完全にコントロールしているのである。

話は変わって筆者の昔話。大学1年〜3年のしょっちゅうライブやダンパー【死語】をやっていた頃はGibson Les Paulに知人作成のトレブル・ブースターを組込み、それだけで全てのギター・プレイをこなしていた。この状態で困ることは全く無かった。この頃も当然、色々とエフェクターを持ってはいたが、ライブでは使わなかったと言うことである。

その翌年、つまり大学4年の1年間で全曲オリジナルのアルバムを自宅録音した時には手持ちのエフェクターを色々と使ったが、それはライブとは関係の無い録音前提ならではの曲ごとに最適なギター・サウンドを工夫するという必然からである。その後、大学を卒業して独身&可処分所得=100%時代になると、大袈裟なエフェクターボードを組んだりしたが、当時の機器では音痩せやゲイン落ちが酷く、苦労したものである[遠い目…]。

やがてバンド活動が自然消滅し、大袈裟なエフェクターボードは処分し、最初期のKORGのマルチ・エフェクターでお茶を濁す時代が続き、更に10年チョットの完全なブランク時期を経て、2000年ぐらいから久しぶりに「趣味のエフェクターいじり」が再開されたわけだが、ここから先の経緯はこちらに詳しい。

しかしである。どーせ「完全原点復帰」するなら、改めてBBA時代のジェフ・ベックのようなサウンドあるいは機材=要するに「ライブ・パフォーマンスはオーバードライブ/ディストーション・ペダルだけで良いじゃん」と言うシンプルな状態に戻るべきだろう……と、ふと思った。どうせ今のバンドで演奏するのも基本的にはハードロックなんだし、若い頃の音楽的原点から大幅に逸脱するようなことは筆者には出来ないし。

余談ついでにもうひとつ。G3の最初のDVDのEric Johnsonの「Manhattan」のライブ・パフォーマンスは素晴らしい。素晴らしすぎる。ライブなのにスタジオ録音と全く同じギター・サウンドを完璧に再現している。この「Manhattan」は筆者のiPodにも入れてあり、既に100回ぐらい映像込みで鑑賞しているのだが、これが「筆者のペダルボードの試行錯誤の全ての元凶」であるような気がしないでもないでもないでもない。カッティングとオクターブ奏法の時のt.c.electronicのステレオ・コーラスとマエストロ・エコー・プレックスによるクリーン・サウンドと、チャンドラー・チューブ・オーバードライブに切り替えた時の「バイオリン・トーン」の対比はギタリストなら誰でもあこがれるサウンドである。しかも、この両者はそれぞれアンプまで切り替えて演奏されている(FenderとMarshall)し、いずれも2台ずつのステレオ接続である。

しぃかぁしぃ。こんなことは我々のようなアマチュアが再現出来るようなもんじゃあないし、そもそも、その前にEric Johnsonのテクニック=感性と耳と指=が無ければ、同じ機材を使ったって同じ音は出ないのである。つまり、筆者は長らく二重の意味で出来もしないことを追い掛けていたと言えなくもなくもなくもなくもない【苦笑】。

と言うわけで。繰返しになるが、今回の「dpGuitarSystem2 Ver. 13.0」の、特にJetter Gear Gain Stage Blue Pedalの微妙なパラメータの調整が肝だろう。ピッキング・ニュアンスやボリューム・コントロールやピックアップ切り替え等の基本テクニックを改めて磨き直すのが大事だろう。

それでとても大事なことを思い出した。そもそも、その昔、必死にBBA=ジェフ・ベックの曲を耳コピし、それをライブで演奏していた頃は、一所懸命、ジェフ・ベックと同じようにピックアップを切り替えボリュームを操作していたのに、足元=ペダルボードが仰々しくなると、ギター側のコントロールはお座なりになり、トーンとサウンドの切り替えは殆どエフェクター任せになって行く自分が居た。しかし、これじゃあ、いけないのである。Eric Johnsonならタップダンス(ルーティング・システムを使わずに複数のストンプボックスを素早く切り替えること)をしながら、同時にピックアップの切り替え、超の付くほど微妙なボリュームやトーンのコントロール、デリケート極まりないピッキングを行えるが、筆者にはそんなことは出来ないのである。であるからこその原点復帰=エフェクターに頼らずにギター側の操作と「指」でギター・サウンドを作るのであるのである。

いやぁ....しかし。。。新年早々、我ながら、なんて真面目で建設的なんだろう。


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