Peavey HP EXPの前に使っていたGM8R(既に廃棄)は改造のためのギターみたいなものだったので、ネック部分のサテン・フィニッシュにも挑戦してみた。この結果は上々であり、その後、友人のストラト・タイプのギターをオーバーホールした時も、本人の許可を得て、同じ加工を施した。くわしくはこちら。であるので、前からPeavey HP EXPのネック裏もサテン・フィニッシュ加工を施そうと思っていたのだが、何となくやりそびれていた。
作業のコツは簡単で、丁寧に、力を入れすぎず、均等な圧力で、掃くように滑らすように滑らかに研ぐこと。研ぐと粉を吹き、どれぐらい削れているか研げているかが分からなくなるので、研いではタオルで粉を取り、研げていないところを研ぎ、またタオルで拭いて〜を繰り返す。Peavey HP EXP君はポリウレタン塗装であるから塗膜は結構厚いので、普通に作業する限り「あちゃ、木肌が見えちゃった」ってなことは決して起きない。とにかく、大胆且つ細心に作業すればよいのである。
さて。では実際の弾き心地はどうかと言えば、これはもう従来のポリウレタン塗装の時とは雲泥の差である。一番、判りやすいのは裏返し=ボディ・バックが手前=に立て掛けてあるPeavey HP EXP君をネックを持って持ち上げようとするときである。今まではポリウレタン塗装が手のひらにくっつくような感触で「すっと」持ち上がるが、サテン・フィニッシュをした後では、しっかり持たないとネックが滑って持ち上がらないのだ。
おまけ:前ページで記述した、フロント・ピックアップのタップスイッチの変更だが、ことのついでに元に戻した。なんでかっつぅ〜と、付け替えたスイッチの頭が長く角張っているので何となく収まりが悪いかったからである。と言うのも、Peavey HP EXPを買ったときに一緒に入手したPeavey純正のギグバッグがかなりタイトなサイズなので、タップスイッチの頭が引っ掛かり気味だったのである。なお、下の写真はiPhone 3Gで撮影したのでどこにピントが合っているのかサッパリみたいな感じだが、たまたま、この日はワイフがデジカメを持って出掛けていたのであるのであるのである。
配線を整理したので前ページとはかなり様子が違う
Radial TONEBONE DRAGSTERに貼っていたテープも剥がした
追記:Radial TONEBONE DRAGSTERをPeavey HP EXPに内蔵するのをやめた。理由は明快。DRAGSTERを通した信号を直接、ギターアンプに入れるとインピーダンスの関係からなのか、変な音になることが判ったからである。と言うか、Samson AirLineの音痩せ解消用に設定した状態のままでギターアンプ直だと、無茶苦茶変な音になるので、そう言う場合にはDRAGSTERの調節マミをそれ用に再調整しなければいけないのだが、内蔵しているとキャビティーカバーを開けない限りはノブが回せない=調整が出来ないからである。
では、なんでまたギターアンプ直になったかと言えば、2009年4月25日に六本木アビーロードで行ったライブが原因。このライブの日は殆ど嵐のような悪天候。ギター一式とエフェクター他一式(dpGuitarSystem2 The All-in-One II、衣装、ステージ用ブーツ他)をビニールでカバーして電車で往復したら肩も腰も肘もガタガタになったと【爆】。故に、そのライブの2週間後のバンド練習にはPeavey HP EXP君しか持って行く気がしなかったと、そう言うわけ。