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2009.04.12[日]
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■ その5 サテン・フィニッシュ
2009.05.10[日]追記
Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye
加工前

Peavey HP EXPの前に使っていたGM8R(既に廃棄)は改造のためのギターみたいなものだったので、ネック部分のサテン・フィニッシュにも挑戦してみた。この結果は上々であり、その後、友人のストラト・タイプのギターをオーバーホールした時も、本人の許可を得て、同じ加工を施した。くわしくはこちら。であるので、前からPeavey HP EXPのネック裏もサテン・フィニッシュ加工を施そうと思っていたのだが、何となくやりそびれていた。

ところが、たまたま、マイミクである某氏がサテン・フィニッシュに関する日記=やろうかやるまいかみたいな=を書いたので、だったら見本になるからと作業をしちゃったのである。何しろ、今までに同じ事を2回やっているから、ほんの30分ぐらい(どんなに丁寧にやっても、せいぜい小一時間)の作業で出来ちゃうことなんだから。と言うわけで、まず最初にやることはマスキング。

サンドペーパーで削っては(研いでは)いけないところをカバーするわけである。こう言う場合、セロテープでは一緒に削れてしまう恐れがあるので、厚みのあるガムテープが宜しい。微妙なところ、段差が困るところについては、筆者はカメラマンが使う特殊なテープを使う。
Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye
バインディング部分のマスキング。マウスオーバーで拡大

それが済んだら、後は大胆に研ぐだけ。数年前にGM8Rにサテン・フィニッシュを施したときは#1000 → #2000の非常に肌理の細かいサンドペーパー(田宮模型製)を使ったのだが、これは初挑戦で「おっかなびっくりだった」からであり、実際はもっと粗めのもので構わないことを、2回目のストラト・タイプへの加工で確信&実証した。なので、今回は最初から#240で実施。本当は#320〜#400ぐらいが良いのだが手持ち在庫がなかったのである(と、かなり雑な作業だが、別に大きな支障など無い)。

作業のコツは簡単で、丁寧に、力を入れすぎず、均等な圧力で、掃くように滑らすように滑らかに研ぐこと。研ぐと粉を吹き、どれぐらい削れているか研げているかが分からなくなるので、研いではタオルで粉を取り、研げていないところを研ぎ、またタオルで拭いて〜を繰り返す。Peavey HP EXP君はポリウレタン塗装であるから塗膜は結構厚いので、普通に作業する限り「あちゃ、木肌が見えちゃった」ってなことは決して起きない。とにかく、大胆且つ細心に作業すればよいのである。
サテン・フィニッシュ
粗研ぎ状態
サテン・フィニッシュ
ウエスで粉を拭き取ったところ

目視&指先で撫でた感じ、さらにギターを構えて弾き心地、触り心地に納得できたら研ぎは完成となるから、タオルでの空拭きでは取れない削り粉を除去するために、いつもの筆者愛用のジョンソン・プレッジで磨き上げると下の写真の状態になる。
サテン・フィニッシュ
ワックスで磨いた後の状態
サテン・フィニッシュ
クリックすると拡大

寄りの写真で判る通り、粗めのサンドペーパーで研いでいるので「(削り)目(要するに細かいひっかき傷)」があるのが判るが、弾き心地とは全く関係がない。逆に、#1000以上のサンドペーパーで研げば、このような傷は発生しないが、サテン・フィニッシュとしての効果は薄れる。マクロな凸凹の高さが低くなるからである。更に言えば、ひっかき傷は弾いているうちに手のひら(正確には親指と人差し指の指股)との摩擦=摩耗で目立たなくなるから気にしなくて良いのである。

さて。では実際の弾き心地はどうかと言えば、これはもう従来のポリウレタン塗装の時とは雲泥の差である。一番、判りやすいのは裏返し=ボディ・バックが手前=に立て掛けてあるPeavey HP EXP君をネックを持って持ち上げようとするときである。今まではポリウレタン塗装が手のひらにくっつくような感触で「すっと」持ち上がるが、サテン・フィニッシュをした後では、しっかり持たないとネックが滑って持ち上がらないのだ。

この結果、例えば9th系コードのファンキーなカッティングなんて場合や、ポジション・チェンジの多いギターソロなんかは物凄く演りやすくなる♪

なお。Googleなどでサテン・フィニッシュについて調べると、ギター・メーカーがサテン・フィニッシュのギターを製造する場合は、塗装してから削るのではなくて、トップコート(=最後の仕上げ塗装)にサテン・フィニッシュ用の艶消しの塗料を使うのが本来らしい。だから凝り性の人は自分のギターの塗装を剥がし、下地塗装をし、本塗装をし、そしてその上に艶消しの塗装をすると言う手順になるのだろうが、そんな手間を掛けるよりは筆者方式の方が遙かに簡単だし、効果は何も変わらない。但し、どのように作業するかは各個々人の自由・勝手である。だから、筆者と同じ方法で加工して削りすぎて木肌が見えて困った大変だとか言われても困る【きっぱり】。


おまけ:前ページで記述した、フロント・ピックアップのタップスイッチの変更だが、ことのついでに元に戻した。なんでかっつぅ〜と、付け替えたスイッチの頭が長く角張っているので何となく収まりが悪いかったからである。と言うのも、Peavey HP EXPを買ったときに一緒に入手したPeavey純正のギグバッグがかなりタイトなサイズなので、タップスイッチの頭が引っ掛かり気味だったのである。なお、下の写真はiPhone 3Gで撮影したのでどこにピントが合っているのかサッパリみたいな感じだが、たまたま、この日はワイフがデジカメを持って出掛けていたのであるのであるのである。
Radial TONEBONE DRAGSTER
配線を整理したので前ページとはかなり様子が違う
Radial TONEBONE DRAGSTER
Radial TONEBONE DRAGSTERに貼っていたテープも剥がした


追記:Radial TONEBONE DRAGSTERをPeavey HP EXPに内蔵するのをやめた。理由は明快。DRAGSTERを通した信号を直接、ギターアンプに入れるとインピーダンスの関係からなのか、変な音になることが判ったからである。と言うか、Samson AirLineの音痩せ解消用に設定した状態のままでギターアンプ直だと、無茶苦茶変な音になるので、そう言う場合にはDRAGSTERの調節マミをそれ用に再調整しなければいけないのだが、内蔵しているとキャビティーカバーを開けない限りはノブが回せない=調整が出来ないからである。

では、なんでまたギターアンプ直になったかと言えば、2009年4月25日に六本木アビーロードで行ったライブが原因。このライブの日は殆ど嵐のような悪天候。ギター一式とエフェクター他一式(dpGuitarSystem2 The All-in-One II、衣装、ステージ用ブーツ他)をビニールでカバーして電車で往復したら肩も腰も肘もガタガタになったと【爆】。故に、そのライブの2週間後のバンド練習にはPeavey HP EXP君しか持って行く気がしなかったと、そう言うわけ。

で、スタジオのJC-120(クリーン用)とYAMAHAのアンプを使い分けたのだが、どっちも非常に音が変だったのだ。となれば、原因はRadial TONEBONE DRAGSTERしかないわけである。と言うわけで、練習の翌日の日曜日=つまり、これを書いている本日=久々に半田ゴテ作業をしたのであるのである。結果は下の写真の通り。インプットジャックとポットの配線は余っているGeorge L'sのシールドを使用。スティフナーで綺麗に止めて出来上がり。キャビティ内はガラガラのガランドウ状態になっちゃったが、これはこれでいいのだ。
Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye
ガランドウになったキャビティ内
Peavey HP Signature Series EXP Tiger Eye
DiMarzio Dual Soundスイッチのアップ
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