dpGuitarSystem2を簡素化する改造をした関係並びに、従来の筆者のギターに必ず行っている改造がまだだったと言うことで、Peavey HP EXP君のフロント・ピックアップをタップ出来るようにスイッチを増設した。「タップ」とは4芯配線のハムバッカー・ピックアップの配線バリエーションのことで、その順列組合せは数限りなくあるが、今回も(数ある配線案の中で最も合理的&実用的であると思われる)いつも通りの「DiMarzio社推奨『DualSoud』スイッチの増設」を施した。
しかし、とにかく、この状態=タップでもパラレルでも、いずれにせよ良い点=使える点=とっても使い勝手が良くなる点=がある。それは、常時ノーマル状態=つまり大出力ハムバッカーであるリアピックアップに対して、相対的にフロントピックアップの出力レベルが下がることである。この結果、フロントをタップ(=シングルコイル or パラレル)し、ギター側のボリュームが3〜5ぐらいでクリーン/クランチになるようにdpGuitarSystem2の(オーバードライブ/ディストーション系の)ゲインを調整しておけば、リアピックアップに切り替えた途端にゲイン(ボリューム並びに歪みの具合)が上がり、つまりリードを取ったり、曲のパートによってハードなリフに移ったりすることがある程度は手元だけで可能になるのであーる♪ これ、要するに最近のストラトに良くある「SSH」と同じ原理である。