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2002.09.08[日]
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DoromPATIO
■ 蘊蓄&Tips@2002:
Mac OS X 10.2(Jaguar)
副題:稼働10日目。もうMac OS 9には戻れません(^^)v
普段使うソフトの殆どは既にMac OS X版があるのであるのである(^^)v

Mac OS X 10.2にして10日間。もう、殆ど何の支障もなくMac OS X 10.2(及び、そのクラシック環境)でMac上の全ての作業が出来ることが確認できた。問題の幾つかについての回避策も、ちゃんと見つかった。
それらの内容についてレポートしてみよう(^^)v

CASIO QV-3000EXの認識問題:Mac OS X 10.1.5までは大きな問題はなかったのだが、Mac OS X 10.2になったらCASIO QV-3000EXのUSB接続=認識がうまく行かなくなってしまった。Mac OS 9.2.2単独起動にすればいいわけだが、それも面倒。そこで試しにCASIO QV-3000EXからIBMマイクロドライブ(340MB)を外し、マイクロドライブを購入した時に付属してきたPCカードスロット用アダプターに装着してPowerBook G4に差し込んでみた。
PowerBook G4のPCカードスロット周辺は「火傷騒ぎ」で変形しており、もしかしたら内部も熱でいかれている可能性があるので「果たして大丈夫かぁ?」と言う危惧があったのだが、幸いにして右図のように無事にマウントされた。
こうしてPCカード=IBMマイクロドライブがマウントされると(iPhotoの設定によってはちゃんと)自動的にiPhotoが起動し、そして更に自動的にマイクロドライブからデジカメの画像データがiPhotoライブラリーに読み込まれる。読み込みは差分コピー(新しく撮影したデータだけを追加して行く)であるから非常に楽だし、USB接続よりも桁違いに速いのは言うまでもない。
つまりデジカメ用にフォーマットされた(あるいはデジカメ規格のデータが入った)PCカードはちゃんとiPhotoがデジカメのデータだと認識すると言うことなのだ。ジョブスの「デジタルハブ構想(あらゆるデジタル機器の中心にMacが位置して機能するというソリューション)」はバッチシなわけである。
もちろん本来はMac OS X 10.2であってもUSB接続出来るのが本当だが、この件は一応の解決としておこう。なお、IBMマイクロドライブをPCカードアダプターに装着した写真を撮ろうと思ったのだが、それじゃCASIO QV-3000EXが機能しないから撮影できないのだった。うちには予備のメモリーカード等はないのである【苦笑】。
PCカード接続でも全く問題なく中身を認識する
iPhotoで読み込んだ後の「iPhoto Library」の中はちゃんと「年/月/日」別のフォルダーに分類される。マイクロドライブの中では「PREVIEW」なのが、iPhoto Libraryでは「Thumbs」になっており、iPhoto上で画像を回転させた場合はオリジナルが「Original」と言うフォルダーにちゃんと退避されているのが判る

動いてはいけないソフト:ところでMac OS Xのクラシック環境で「動いては困るソフト」を起動させた場合は下図のアラートを表示する。
全てを確認したわけではないがコントロールパネルでは「TCP/IP」や「AppleTalk」、アプリケーションでは「Disk First Aid」や「起動ディスク」などが意図的に動かないようにしてある。ネットワーク系、I/O系はMac OS X側がコントロールするからクラシック上では設定変更出来ては困ると言うことだろう。
Appleが意図的にMac OS Xのクラシック環境では動作しないようにしているソフトの場合はこのようなアラートが出る

アイコン表示時のグリッド間隔の違和感について:これは今まではMac OS 9.nを基準に考えていたから違和感を感じるのであって、これからは全てMac OS X 10.2を基準に考えて、アイコン表示の場合の標準サイズを64 pixelとし、完全に発想の転換をすることで解決した。要するに気分の問題、気持ちの問題、そして慣れの問題なのだ。

Folder Icon X:Mac OS 8以降の「Macおたく」はアイコンやスキームに懲りまくったものである。Mac OS Xではアイコンが大きくて綺麗だから余計に懲り甲斐があると言うものである。そこで必要なのが任意のフォルダーに任意のアイコンを貼り付けるソフトである。Mac OS 9.nまでは「Folder Icon Maker」が大活躍したが、Mac OS Xの場合は「Folder Icon X」と言うシェアウエアがその役割を果たす。
しかもMac OS Xのコア・グラフィックス・ソリューションであるQuartzはシステム自身が透過機能などを備えているので、驚くほど簡単に自分好みの美麗なるアイコンを好きなだけ作ることが出来る。
Folder Icon X
アイコンおたく必携ソフト「Folder Icon X」
シェアウエア US$ 12.50

操作は驚くほど簡単であるのはこの画面でも判る
なお最新版はこの原稿を書いている時点では既に1.2.7になっている
透明度を自由にコントロールできる
斜めに貼り付けることも出来る
自分オリジナルも簡単に作れる

実際に使うとこうなる(^^)v
Before

After

「Folder Icon X」は「マスク」を使ってオリジナルの「抜き版」(下のフォルダー・アイコン集の「insight」以外の全ては抜き版である)を作ることも出来るらしい。まだ実験していないが、何しろ簡単美麗というMac OS Xのコンセプトの見本みたいなソフトであると言える。
なお、アイコン・ファイルを作りすぎるとたまにFinderの表示がおかしくなるのはMac OS 9.nと同じなのだが、その場合はFinderを再起動すれば一瞬にして直る。Mac OS 9.nまでの場合は「DeskTopの再構築」をしなければならないのとは大違いである。
拡張子「.icns」はアイコン専用ファイルらしい。貼り付け方はMac OS 9.nと同じ

Mac OS Xでのエプソン・プリンターの縁なし印刷不能:これはエプソンのMac OS X用プリンタードライバーに原因があることが確認された。キャノンからはつい最近になって縁なし印刷可能なドライバーが発表されたので時間が解決するであろう。つまりエプソンが頑張ればよいのである。過渡的には次の問題もあるのでAdobe Photoshop 7をクラシック環境で起動させればよい。

IMAGIOのTWAINスキャナーが動かない:これも原因は同じ。RICHOないしFiery社の怠慢である。ユーザーに出来る解決策はAdobe Photoshop 7をクラシック環境で起動させることしかない。Adobe Photoshop 7はどっちでもちゃんと動くし、実はクラシック環境の方が若干速いぐらいなので大きな問題はないのだ。

クラシック環境でRoxio Toast Lite 5.0.2J(バンドル版)がCD-R/RWドライブを認識しない:これはI/O絡みだから仕方がない。そこで市販版の「Roxio Toast Titanium 5.1.3」をAppleStoreで購入しインストールした(その後で5.1.4にアップデート)。これでMac OS X 10.2ネイティブ環境でデータCD-Rや音楽CDがばっちし焼けるのである。

クラシック環境でNorton Disk DoctorやSpeedDiskが動かない:こう言うソフトはクラシック環境では動かない。I/O絡みの権化だからである。よってメインのパーティションをメンテする時は今まで通り別パーティションからMac OS 9.2.2で起動すればよい。シマンテック社はMac OS 9.n用のNorton Works 2.0最新版がMac OS Xの入ったパーティションをメンテできることを保証している。実際、既にSpeedDiskも三回ぐらい掛けたが何の問題もない。実はこれを機会にNorton Works 2.0最新版を購入してMac OS X用をインストールしてみたのだが意味がないことが判ってアンインストールした。何故ならMac OS Xは起動パーティションにしか入っていないから自分自身をメンテできないことになるからなのだ。Mac OS X 10.2の入った別パーティションがあるならインストールすればよいだろう。Apple純正Disk First Aidやドライブ設定も同じである。

完全にMac OS X 10.2ネイティブに乗り換えてしまったアプリケーション:君子豹変してクラシック環境との互換などはもう考えないことにしたアプリケーションは以下の通り。
  • ATOK15:前ページに書いた通りクラシック上のATOK14のユーザー辞書の共用が出来なくなってしまったが大きな問題はない。なんたって辞書は既にオアシス以来、20年間も鍛え上げたものの集大成なんだから
  • Microsoft Office X:つまり「Microsoft Entourage」「Microsoft Excel」「Microsoft Word」「Microsoft PowerPoint」である。「Excel」は後述のようにテンプレートがある場合は修正した方がよい。なお「MS-Word」はE-Mailの添付書類を開く時にしか使わないし、「PowrPoint」は多分、永久に使わないだろう
  • AppleWorks:こちらもテンプレートは修正した方がよい。筆者が印刷目的の普通の文書を作る場合は99%、AppleWorksである(画像を入れたりする場合は99%、Adobe PageMaker)。MacWrite以来、基本的に変わらないシンプルな使い易さは何物にも代え難い
  • GraphicConverter:Mac OS X版の128 x 128 pixelアイコンに慣れちゃったら乗り換えるしかない。シェアウエア。前にも書いたがMacのソフトにしては非常に珍しいことにドイツ製であり、異常なほどにマメにバージョンアップするゲルマン魂満杯の優れたアプリケーションである
  • MS Internet Explorer:前ページに書いた通り、Mac OS X版の文字表示の美しさを見たらもうMac OS 9.n版には戻れない。フリーウエア
  • Jedit 4:古いフリーウエア版のJedit(PPC)1.08b5はクラシック環境でばっちり動くのだが、一番良く使うソフトのひとつだから、とうとう2,500円を払って最新カーボン版の正規ユーザーになった。検索処理などが進歩しているので正解(^^)v
  • Adobe Illustrator 10:実はあんまり使わないので乗り換えても大きな支障がないから乗り換えた【苦笑】
  • iTunes 3:iPod(10GB)の記事で触れた通り、これを使いたいからMac OS X 10.2への乗り換えが加速されたようなものである。もう一台のiPod(5GB)はMac OS 9.2.2単独起動時に旧iTunes 2で別途管理出来るという裏技的Tipsもある。Apple純正バンドルソフト
  • iPhoto:前述の通り、これからはCASIO QV-3000EXの画像データ管理はiPhotoで行うのだ(^^)v Apple純正バンドルソフト
  • Fetch 4.0.2:これがなくてはHomePageが作れないMac用FTPソフトの定番。DragThing 4と同じく完璧な作りのカーボン・アプリケーションなのでMac OS Xならネイティブだし、Mac OS 9.2.2でもネイティブに動く。Mac OS X版のアイコンのワンちゃんは秀逸。シェアウエア
  • RealOne Player:知らないうちに出ていたRealPlayerのMac OS X版
  • Windows Media Player:こちらも知らないうちに出ていた。フリーウエア
  • Synchronize! Pro X:バックアップ&シンクロナイズソフトの最高峰。これがないとMac OS Xまるごとのバックアップは出来ない。シェアウエア
  • Snapz Pro X:スクリーンキャプチャーソフトの定番中の定番。これがないとこのページが作れない。Mac系テクニカルライター御用達。シェアウエア
  • DragThing J-4.3.1:ラウンチャーの定番。HotKey機能も超便利。シェアウエア
  • Roxio Toast Titanium 5.1.4:既述。最も使いやすくて高機能で安心のCD-R焼きソフト
  • Folder Icon X:既述。アイコンおたく必携ソフト。シェアウエア
  • FruitMenu:アップルメニューとコンテクストメニューを拡張する便利ソフト。Mac OS Xユーザー必携品。Mac OS 9.n時代のFinderPopのHomePageを見ると、FinderPopのMac OS X版の開発の予定はなく、代替えアプリケーションとしてFruitMenuを薦めているので今後のバージョンアップには更に期待できると思われる。シェアウエア
  • TinkerTool:システム環境設定の様々な隠れ項目が設定可能になるマニアックなソフト。Mac OS Xユーザー必携。フリーウエア
  • Default Folder X:Mac OS Xのオープン・ダイアログに便利機能をプラスする。最新バージョンではFinderのウインドウの直接選択(これの意味するところと、その便利さは使わないと理解できない)も出来るようになったのが素晴らしい。これまたやっぱりMac OS Xユーザー必携ソフトである。シェアウエア

テンプレートを作り替えた方がよいものがある:Mac OS X 10.2とMac OS 9.2.2では日本語フォントが殆ど違う。Mac OS X 10.2標準のヒラギノフォントは非常に綺麗なのでそのまま常用できる。Windowsとの互換を考えた場合のMSゴシック、MS明朝も標準(なのかな?Microsoft Office Xがインストールしたのかも知れない)だから、日本語フォントは(デザイナーでない限りは)これでコトが足りる。その状態で今までMac OS 9.2.2時代に使っていた「Excelで作った請求書や見積書のテンプレート」や「AppleWorksの業務文書用のテンプレート」はいずれも書体や用紙サイズの設定が微妙に違うのでMac OS X 10.2ネイティブ環境からは綺麗に印刷できない。また貼り付けてあるうちの会社のロゴがジャギったりする。
そこで標準フォントをヒラギノにしたり、ロゴを新たに張り替えたり、Excelの場合はセル幅を微調整し直したりしてテンプレートを作り替えた。笑っちゃったのはロゴの張り替えで、フォトショップのファイルをDeskTopからDrag&Dropしたら、そのままExcelやAppleWorksのファイルに張り付いたのである。この辺のシームレスな構造がMac OS Xの見えない部分の凄いところである。

クラシック環境でちゃんと動くMac OS 9.n版アプリケーション達:現時点でMac OS X版が出ていないアプリケーション、あるいは古すぎてMac OS X版が出る可能性が全くないもので常用していたアプリケーションの殆どはちゃんと動く。それだからこそ「君子豹変」したのであるが(^_-)
  • ATM Deluxe:こう言うややこしいソフトがちゃんと動くからクラシック環境はたいしたもんなのである(^^)v ペアになる「Adobe Type Reunion Deluxe」もちゃんと機能する。なおMac OS Xはコア部分にPDFが組み込まれているので、つまりOSがATMを標準装備しているようなものだから、ATMのMac OS X版が出ると言うことは有り得ないはずである
  • Adobe PageMaker 7:これのニクいところはクラシック版なのにアイコンはちゃんと128 x 128 pixel表示に対応している点。RICHO IMAGIO Color2800Fへの精密なプリントも全く問題はない
  • 自分で作ったAppleScriptのアプレット:具体的にはMicrosoft Entourage Xを直接コールして受信チェックするものだが、ちゃんと動作する。不思議なのはMac OS X版のスクリプトエディターで作り直したものよりクラシック版の方が動作が速いこと
  • ノートパッド:Apple純正メモソフト。Mac OS 9.nから標準インストールされなくなっちゃったってぐらいに古いが昔から常用しているから捨てがたいのだ。ちなみにMac OS 8から標準のスティッキーズ(ポストイットまんまのメモ用紙)は使ったことが無く、Mac OSのアップデートなどでインストールされるとすぐに削除してしまうわたし(^_-)
  • 宛名職人:全く問題なし
  • 駅すぱあと:全く問題なし
  • KanaKiller1.6.1:半角カナの全置換などを行うソフト。全く問題なし
  • ProofReader:自分で作った辞書で全置換を行うソフト。Mac OS X版があるらしいが問題ないので取り敢えずはこのまま
  • YooEdit 1.71_ppc:全く問題なしだがJedit4の検索・置換が高速化されたので使う必要が無くなった
  • MacLHA 2.24:Windowsな相手とのデータやりとりをする時に必要。意図的にMacBinaryヘッダー無しの圧縮ファイルが作れるのも便利。「.lzh」はStuffItでも解凍できるのだがファイル名が漢字だと文字化けする場合があるので、やっぱりMacLHAは必要である
  • ACTION Utilities(ActionMenu):驚くべきことにクラシック環境でも完全に機能する。だからAdobe Photoshop 7をクラシック環境で動かせば、ちゃんと自分なりのキーボードショートカットで使えちゃうのだ
  • Dialog View2.33:古いソフトのオープン・ダイアログを大きくするソフト。つまり、これもかなりトリッキーなソフトだがちゃんと機能する

クラシック環境では若干問題のあるMac OS 9.n版アプリケーション達:殆ど問題ないが若干の問題があるものもある。
  • Claris HomePage 2.0J:このHomePageをちゃんとこうやって作れているんだから基本的には問題がないのと言えるのだが、古すぎるソフト(なんたって最後のバージョンアップは1996年であり、今後のバージョンアップは絶対にない)だからMac OS Xのアプリケーション・パッケージを認識してくれない。フォルダーと見なしてしまうのだ。だからボタン一発で保存してから指定のブラウザーでプレビューを確認すると言うことが出来ない。これはちょっと不便。しかし「Macromedia Dreamweaver MX」や「Adobe GoLive」のMac OS X用最新デモ版を試してみたが使えたもんじゃない重さと煩雑さ(余計な機能が多すぎるのがいけない)なので結局、Claris HomePage 2.0Jを使うしかないのである。AppleWorksみたいな感覚のMac OS X用HomePageオーサリングソフトがどこかから出て欲しいと言うのが切なる願い@わたし
  • FileBuddy:シェウエアフィーが高いので未だに「5.3.8」を使っているのだが、Mac OS Xに正式対応していないのでクリエーターなどの扱いに若干無理がある。使えることは使えるが、そろそろFileBuddy 7にしなくっちゃいけないのかも知れない
  • Renamer:名前の通りファイルの名前を一括変換したり置換したりするソフト。1996年版なのでクラシック環境で一度に大量のファイルをDrag&Dropするとエラーになる場合がある。エラーを避けるにはFinderに実際に表示されている=今現在、見えている=ファイルだけを処理すればよい。頻繁に使うソフトではないので当分はこのまま
  • iTunes 2:別のところに書いたが、クラシック環境で起動すると変なことになる。データの場所を誤認するのである。しかもiPodを認識しない。これはI/O絡みなので仕方がない。だからこそ、それを逆手に取ってMac OS 9.2.2ネイティブで動かして別のiPodの管理に使うのだ
  • Default Folder:こちらはクラシック版。ちゃんと動くが、Claris HomePage 2.0JなどではFinderの直接クリックによるフォルダー選択が機能しないのが残念
  • Synchronize! Pro:Mac OS Xを含むボリュームのバックアップはファイル構造が違うので出来ない。だからSynchronize! Pro Xが必要なのである

クラシック環境のセレクタの問題:Mac OS Xクラシック環境ではRICHO IMAGIO Color2800FもEPSON PM-780Cもそれぞれちゃんと機能する。後者の縁なし印刷もクラシック環境なら従来のドライバーを使うからバッチシである。しかしセレクタによる切換えには問題がある。クラシック環境で「IMAGIO ⇔ エプソン」の切換えをしようとするとプリンターの認識がおかしくなるのだ。
これを解決するには一度、Mac OS 9.2.2単独で起動して目的のプリンタに切り替えてからあらためてMac OS Xで再起動するしかない。
幸いにして筆者の場合、通常はIMAGIOしか使わず、エプソンを使うのは来夢と来喜の写真をプリントする時だけだから大きな支障はないのだが、頻繁にプリンターを切り替える人はかなり困るはずである

Mac OS 9.2.2ネイティブを使う場合とは?:今や非常に限られたシチュエーションでしかMac OS 9.2.2で起動する必要はない。

●メインのパーティション(「Mac」)の場合:

  • iTunes 2+iPod(5GB)を使う時
  • セレクタでプリンタードライバーを切り替える時
  • そのままEPSON PM-780Cで写真画質のプリントするならAdobe Photoshop 7を起動してプリントを済ませてしまい、再びRICHO IMAGIO Color2800Fに戻してからMac OS X 10.2に戻るのが正解
●サブのパーティション(「Ex」)の場合:
  • メインのパーティションのメンテナンスをする時
  • 使うのは「Disk First Aid」「Norton Disk Doctor」「SpeedDisk」そして「ドライブ設定」である

と言うわけで結論。公平客観的に見ても、実際に丸々10日間以上を常用してみても、Mac OS X 10.2は非常に完成度が高いと評価できる。クラシック環境が不要になるにはまだ多少の時間が掛かるだろうが、互換性についてはこれまでに書いた通り大きな問題はないのだから、将来もMacintoshを使うと決めている人はさっさとMac OS X 10.2に乗り換えちゃった方が良いと断言できる。何しろMac OS 9には未来がないんだから。
参考:DPHP版Mac OS X 10.2互換性一覧表(2002.9.7現在)
Mac OSのバージョン
評価
ソフト/ハード
備考
Mac OS X 10.2
Microsoft Office X
本文参照
Adobe Photoshop 7
本文参照
Adobe Illustrator 10
Jedit 4
AppleWorks
本文参照
MS Internet Explorer
Fetch
iTunes 3+iPod(10GB)
GraphicConverter
DragThing 4
RealOne Player
Windows Media Player
Synchronize! Pro X
Roxio Toast Titanium
FruitMenu
必携!! 本文参照
DefaultFolder X
必携!! 本文参照
Folder Icon X
必携!! 本文参照
TinkerTool
必携!! 本文参照
Snapz Pro X
ATOK15
本文参照
CASIO QV-3000EX
本文参照
iPhoto
本文参照
×
EPSON PM-780C
縁なし印刷不能
RICHO IMAGIO Color2800F
本文参照
     
クラシック環境
Adobe Photoshop 7
本文参照
ATM Deluxe
ATOK14
本文参照
Claris HomePage 2.0J
本文参照
ActionMenu
DefaultFolder
MacLHA
ノートパッド
宛名職人7
駅すぱあと
Renemaer
KanaKiller1.6.1
ProofReader
本文参照
FileBuddy
本文参照
×
iTunes 2+iPod
本文参照
×
Toast Lite 5.0.2J
本文参照
×
Disk First Aid
起動しない
×
ドライブ設定
機能しない
×
Norton Disk Doctor
起動しない
×
SpeedDisk
起動しない
EPSON PM-780C
本文参照
RICHO IMAGIO Color2800F
本文参照
Mac OS 9.2.2
iTunes 2+iPod(5GB)
本文参照
×
iTunes 3
本文参照
Disk First Aid
Mac OS X 10.2完全サポート
ドライブ設定
Mac OS X 10.2完全サポート
Norton Disk Doctor
Mac OS X 10.2完全サポート
SpeedDisk
Mac OS X 10.2完全サポート
×
Synchronize! Pro(PPC版)
本文参照

蛇足:Mac OS 9.2.2で超・便利に使っているActionMenuに代わるものとしてはQuickeyXがある。ところが、これの使い方が良く判らない。筆者は実はかなりいい加減なので、直感的に使えるソフトしか使わないのである。それはつまりマニュアルは読まないと言うことである。そもそもMacはユーザーインターフェース研究の権化みたいなコンピュータなので、Apple社の開発ガイドラインに則っている正しいソフトなら必ず直感的に操作できるのである。そうじゃないものは「外れ」なのだから無理に憶えることはないのである。
使い方が良く判らないのでまだフィーを払っていないQuicKeysX

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