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2003.11.13[木]更新
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■ 蘊蓄&Tips@2003:Mac OS X 10.3 Panther
毒林檎談義 - Macintosh - DoromPATIO
予告通り2003年10月25日[土]にいつもの福山通運で到着した「Panther」ことMac OS X 10.3のINFO表示。今までの「X(エックス)マーク」ではなく、新しいデザインの林檎マークになった

「どんどん良くなる法華の太鼓(ふ、古い)」じゃないが、Mac OS Xはどんどん進化する。Mac OS X 10.2(Jaguar)の進歩は画期的といえるぐらいに凄かったが、その後も細かいバージョンアップが続き、そして、今度は「Mac OS X 10.3(Panther)」である。
最近はApple純正品は100%、AppleStoreで注文することにしている筆者なので、Mac OS X 10.3(Panther)の予約開始日に「ワンクリック・ショッピング(アマゾンもそうだが、こんなに便利な買い方はない)」したら、びったし予定通りにいつもの福山通運が持って来た。今度のパッケージは事前のWebなどでの告知と同じくブラックに銀色のX(エックス)ロゴである。

パッケージの中に入っているCD-ROMは何と4枚。本来ならDVD-ROMにしたいところだろう(が、ちょっと古い機種だと読めない場合があるから仕方がない)。その中身は下記の通り
  • Install Disc 1
  • Install Disc 2
  • Install Disc 3
  • Xcode Tools
標準インストールで使うのは「Install Disc 1」と「Install Disc 2」だけ。これだけで約1時間掛かる。つまりMac OS X 10.3(Panther)は中身がかなり変わっていると言うこと。
「Install Disc 3」はオプションで108MBしか無いが「ある程度古いエプソンのプリンタードライバー」なんて項目があるので、中身をチェックして、必要なものだけをカスタム・インストールすると良い。筆者の場合は愛用のEPSON PM-780Cが、もろに該当した。
なお「Xcode Tools 」はデベロッパーツール一式だから筆者には宝の持ち腐れである。

さて、インストールが完了して早速、Mac OS X 10.3(Panther)のルック&フィールを確かめてみる。まず最大の売り物のFinderだが、最初は違いが全く判らなかったのだが、ウインドウ右上の横長のボタン(ツールバー表示のON/OFF)をクリックしたら理解した。下図を見れば明らかだろう。
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ツールバーを隠した状態
Mac OS X 10.2(Jaguar)と殆ど変わらない
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ツールバーを表示した状態
iTunesやiPhotoのような左側のナビゲーションが現れる
なおウインドウ周辺もiLife系(金属調)のデザインに変更された
毒林檎談義 - Macintosh - DoromPATIO
保存ダイアログも同じように変更された
オープンダイアログも同じだから、確かに使い易いはずである
画像の上の両端が赤いのはSnapz Pro Xのバグだろう

要するに何でもかんでもiLife方式(iTunes、iPhoto風のウインドウ)になったのである。最初は若干うざったい感じはあるのだが、こう言うことは純粋に慣れの問題なので、既に数時間操作した筆者には違和感はなくなった。

細かい点も色々と改善されている。とうとう、ラベル・カラーが復活したし、メニューをプルダウンすると、ちゃんと区切り線が表示されるようになった(以前はスペースが空くだけだった)。
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とうとう復活したラベル表示
あるとやはり便利
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やっと区切り線が表示されるようになった
これは「FruitMenu」でカスタマイズしてあるのであって
普通はこうは表示されない

その他、色々変わったのだが、ざっと箇条書きにすると下記の通り。
  • 起動画面(グレー画面のあと)のデザインが変わった。前の方が好きだが慣れの問題であろう
  • エクスポゼ:F9、F10、F11を押すとゴチャゴチャのウインドウやアイコンが一発で整理されると言う機能。A型の典型の筆者には全く用がないのでシステム環境設定でキーコンビネーションをいじって普段間違って動作しないように変更。何しろ筆者の場合にはウインドウを一杯開いて訳が判らなくなるとか、デスクトップがアイコンで散らかるなんてことは絶対にないのである
  • iChat AV:全く用なし
  • ファックス機能:モデムは使わないので、こちらも全く用なし
  • ログイン項目が無くなって焦ったが、アカウントのサブメニューに併合された。一台のMacを複数の人間が常用する場合には便利だろうが筆者には関係がない
  • ファストユーザースイッチ:現ユーザーがログアウトせずに別ユーザーがログイン出来る機能。(ワイフのiPodをアップデートするときにしか用はないが)これは確かに便利
  • 過去に一度も設定したことがないのにラベル・カラーが付いているものがあるのは不可解(Mac OS 9の方のファイルなどなら判るのだが)
  • Finderのウインドウの表示フォントのサイズと見てくれと行間が若干変わったので、既存の全てのウインドウの大きさを再調整しなければいけないのは面倒である(エクスポゼは不要だが、こう言うことこそ自動でやって欲しい)
  • Finderウインドウのアイコン表示の間隔がまた広くなっちゃった。縦はいいのだが横位置が問題。グリッドをONにした場合、128 pixel表示の時の間隔より狭くできないのだ。これは問題
  • iLife方式でウインドウを表示している場合、サイズを最適化するボタン(丸に十文字)を押しても半端なサイズになるだけなのは片手落ちと言うかバグに近いミスだと思う
  • 反対に、これまでユーザー設定でリサイズしていたウインドウを最適化しようと思うと、一度、Defaultサイズに戻っちゃうってのが解消された
  • 正確ではないがMac OS X 10.3(Panther)をインストールしたらHardDiskの残り容量が700MBほど減った。だから別パーティションにはインストール出来ないので、そちらはMac OS X 10.2.8のままで行くことにした
  • 例によってNorton SystemWorks 2は現時点ではMac OS X 10.3(Panther)では正常動作しないようである
  • ATOK15 for Mac OS Xは鉛筆メニューが表示されないが、別アカウントでログインしたときのことえりもそうだったから仕様が変わったらしい。もうすぐATOK16 for Mac OS X 10.3(Panther)が出るから大きな問題ではないが、今の時点では英語と日本語の切換えが若干おかしいような気はする
  • 同じく、まれに日本語入力時に2バイトコードが一瞬文字化けすることがある。これも当然ATOK16で直るだろう
  • ディスプレイ(システム環境設定):大幅に仕様変更=グレードアップ。やっと完全なガンマ調整が出来るようになった♪(これは重要である)
  • システム環境設定関係は他にも色々と仕様変更されている
  • 例えばマウスの動きを今までより早く出来るようになった。きっと大画面対応だろうけど、有用
  • サードパーティ製のPreference Pane(システム環境設定に表示される昔で言うコントロールパネル)はMac OS X 10.3(Panther)対応のものに早めにバージョンアップしないと動かないものが多いらしい。筆者の使用するものは全て対応済み♪
  • Finderで複数のファイルを選んだときの動作が変わった。ちょっと慣れるまでは戸惑いそう。何がどう変わったかと言えば、リスト表示の時にアイコンを選ばないとマウスで掴めないのである
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システム環境設定のアカウントのオプションでファストユーザースイッチをオンにするとメニューバーにアカウント名が表示され、プルダウンすれば直ちにログイン・ユーザーを切り替えることが出来る(とは言ってもPassWordの入力が必要)。筆者の場合、ワイフのiPod用のiTunesデータを更新するためには非常に便利であるので常時オンにしている
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神経質な人(筆者だ)には嬉しいガンマ補正が出来るようになった

動作速度は速くなった部分と若干遅くなったように思える部分が混在している感じ。これは筆者のPowerBook G4が古いので何とも言えない。きっと最新型のPowerBook G4 15"なら極めて快適だろう。
但し少なくとも、やたらファイルがたくさん入ったフォルダーから別のフォルダーに複数のファイルを移動する動作はMac OS X 10.2(Jaguar)より画期的に速くなった。FinderのUndoのキャッシュの動作が改善されたのだろう。
とにかく、最初に書いた通り、どんどん良くなるMac OS Xには今後も大いに期待である。
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とっても誇らしげなキャッチコピーが加わった
「Finderについて」

追記:Mac OS X 10.3(Panther)発表後、幾つか深刻な問題(「FireWire800対応のHardDiskの中身を消してしまう!!」あるいは「FileVaultで操作を間違えると自分のデータを全て消してしまう!!」)が発生しているようだが、我が家の場合で言うと明らかに下記の不具合がある。
  • CommandKey+スペースでの英語⇔日本語の切換えが変。上手く切り替わる場合と切り替わらない場合がある。メニューバーから、あるいは入力モードパレットを使ってマウスで切り替えれば大丈夫だが不便この上ない
  • 場合によっては入力位置に「化け文字」が表示されることもある
  • これは多分、Mac OS X 10.3(Panther)で何らかの仕様変更があり、それにATOK15が対応していないと言うことなのだろう。だから間もなく到着するATOK16(これを書いている時点でついさっきWebから注文)で治ることに期待
  • Adobe GoLive 6の動作が変。Adobeのアップデータに期待
  • MS Internet Explorerが頻繁に落ちる。MicrosoftはMS Internet Explorerのアップデートを行なわないと宣言したので困った問題。Safariはまだまだ問題があるので乗り換えられないからである
  • AirMac Extremeの感度が不安定になった。具体的に言えば、メニューバーの感度表示がMac OS X 10.2(Jaguar)以前より低めにちらちらするのである
  • 前から使っている外付けのFireWire接続のHardDiskのうち、古い方(TAXANの30GB)の認識がおかしくなった。Finderではちゃんと見えるのだがオープン・ダイアログから認識されないのだ。このHardDiskはPowerBook G4のバックアップ用なのだが、その関係で肝心のSynchronize! Pro Xから見えない。仕方がないのでディスク・ユーティリティで初期化したら問題はなくなった
とにかくMac OS X 10.3(Panther)は、かなり色々な部分の仕様が変わっているようである。
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メジャートラブルが多すぎたのか
いきなりバージョンアップ
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相変わらず他の無線LAN利用可能
(「YBBUser」が他人様のLANである)

蛇足:上記の「YBBUser」は駅前などで無料でばらまいているYahooBBのADSLモデムの初期設定のネットワーク名だそうな。買ったままで無線LANに繋ぐとご覧の通り他人様に見えてしまうわけだ。と言うことは筆者がクラッカー(≒悪意のあるハッカー)なら簡単にその無線LANに侵入して好き勝手し放題と言うことである。セキュリティは結局はユーザー側の問題と言うこと。

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