2007.07.17[火]
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■ Ornetts GM8R(GLD) その19 ブリッジ大改造 (1) 試行錯誤編
ブリッジの固定方法が気に入らないのであるのであるのである
前に
詳しく触れた
が、GM8Rのブリッジの固定方法はダサい【爆】。筆者的に表現すればストラト純正シンクロナイズド・トレモロを6本のネジで固定するのに匹敵するぐらい原始的(可動部分の固定方法であれはないだろう)。とにかく、ブリッジとネジとナットという方法が非合理的だし、長いネジを単純にボディにねじ込むのも気に入らない。
ネジが直接ボディにってのが気に入らないのだ
なので、いずれ手持ちのGibson純正ブリッジ・ヘイト・アジャスター(ブラック・クローム)を使って大改造しようと思っていたのだが、海の日絡みの連休は台風のせいもあって何もやることがないので取り掛かってしまった【爆】。
Gibson純正ブリッジ・ヘイト・アジャスター(ブラック・クローム)
ダボとアジャスターの2つの部品で構成されている
この工作、専用工具(例えばダボと合うサイズのドリルなど)が無いので、本来はやっちゃあかん種類のものなのだが、ここまで色々と改造しまくっているのだから今更そんなことを気にしても手遅れなので【爆】、迷うことなく=何とかなるだろうと言う発想で=着手した。
そのレポートのついでにカバープレートを型取りする筆者流の方法論を写真で説明しておこう。
透明シートをセロハンテープでボディに固定し、油性フェルトペン(細書き)でカバー部品の型どり作業をするのが第一段階
透明シート裏返し、やはり裏返しにしたポリスチレンボードにセロハンテープで固定して補助線を加える作業が第二段階
カッターで切り抜くのが第三段階
カバー部品の完成♪
カバープレートは以前の木工の雑な作業を隠すためのものだから本来は要らないものであるが筆者の場合は必須の物である【爆】。それはさて置き、Gibson純正ブリッジ・アジャスター・パーツのダボをボディに直付けするのだが、本来はダボよりも一回り小さい穴を開けて、そこにダボをたたき込むのが正しい作業行程。しかし、その「ダボより一回り小さい垂直の穴の加工」が(工具がないから)出来ないので、うちにある「一回り半ほど大きくなっちゃうドリル」で穴を開け、ダボ側にプラスティック・テープを巻き付けて穴のサイズとジャストに合わせ、さらに瞬間接着剤使用で固定することにしたが、まずはテスト。つまり接着剤無しでの作業を実施。
カバーとダボを取り付けた状態
取り付けたダボのアップ
ダボにアジャスターを取り付けた状態
これで完成なら良いのだが(本文参照)
ご覧の通り、パッと見はバッチリである。しかも(前から書いていることだが)、GM8RのブリッジとGibson Tune-O-Matic Bridgeの取り付け穴のピッチは全く同じ。しかもGM8Rの「ダサい方式」とは違って、Gibson方式の場合、ブリッジは上から乗っけるだけ=弦のテンションで押さえられているだけ=なので(だから弦を外して裏返しにするとLes Paulでもブリッジは勝手に外れちゃう)気分によってブリッジを交換するのもとっても容易なのである。
ブリッジ本体は載せるだけである
ピッチが同じなのでGM8R純正ブリッジでもOK
しぃかぁしぃ。このままでは使えない。何故ならば、Gibson純正ブリッジ・アジャスター・パーツのアジャスト・ノブ(ダイアル部分)の高さ(厚み)の関係で、ブリッジの高さ=つまりは弦高がやたらと上がっちゃうからである。
実は、こうなることは最初から(ほぼ)判っていた。運が良ければ弦高がなんとか収まるかな?と言う淡い淡い期待は雲散霧消である【涙】。となればやることはひとつしかない。以前の作業の続き=GM8Rのボディをさらに大胆不敵にザグるのである【爆】。
そうと決まれば話は早い。まずはボディに直接、油性フェルトペンでダイアルのサイズをマーキングしてしまう。どうせザグるからボディの塗装面に直接、マーキングしても構わないのだ。
アジャスターのダイアル部分をマーキング
次に、そのままではダイアルが低い位置では回せなくなっちゃうから、廻りのゆとり部分を想定してマーキングする。
余裕を持って切り欠かないとダイアルが回せないのでマーキングを拡大
作業は
更に続く
。