2000.06.14(水)

	SG | 335 | Strato | GM8R | Oldies ■ Gibson SG Special　その11 微調整・他 マイ・ギター・スタジオ♪ せっかく完璧リフィニッシュをしたSGくんだが、実はそのままトランク・ルーム（倉庫）にしまい込んで全然触っていなかった。何故ならば、今年に入ってから客演バンドのKAZOOのメンバーの仕事が忙しいらしく、全然バンド活動をしていないからである。現在の筆者は自分のバンドがあるわけじゃないし、作曲の才能はないし、日々ギターの練習をするようなマメさ真面目さは持ち合わせておらず、何か演奏の機会があれば指慣らしをして図々しく参加するというスタンスだから普段は全くギターは弾かない触らないのである。これじゃ巧くなるわけはない。 しかしたまたま友人のスタジオで『ギターおぢさん数名が世界の名器たるギターアンプで音出しをする会』と言う非常にマニアックかつアホな定例行事が先月から始まり、それに参加する関係から今年になって初めてSGくんを引っ張り出してきたのであった。 中まで完璧なリフィニッシュを確認 余計な穴はしっかり穴埋めしてある そこで詳しくSGくんを調べたら、これはまさに新品を店頭で買ってきたのと同じ状態。つまり塗装などは完璧だが、弦高調整とかピックアップの高さ調整とかはまるでされていないのだ。当たり前と言えば当たり前だがこれではまともに弾けないしちゃんとした音が出ない。 と言うわけで、全く弾いていない新品の弦をいきなりニッパーでぶった切り、さらにピックガードや裏蓋のネジを外して丸裸にしてみた。 その結果、改めて確認出来たことは、自分で改造した内部の木工加工箇所は全て再仕上げされ、塗装され、穴埋めされていたと言うこと。 しかしせっかく分解したんだからと、信号線に前から買ってあった3Mの導電性テープを巻き付けてシールド性能を向上させた。あとで調べたら気分の問題以上に効果はあった。 そして再度組み立てて、新品の弦を張り、弦高調整とピックアップの高さ並びに角度調整（弦と平行になるようにピックアップの下のブリッジ側にスポンジを入れる）などをして完成。かくて前述の『ギターおぢさん数名が世界の名器たるギターアンプで音出しをする会』では（数日前に左手の薬指の先端を包丁で数ミリ切り落とすという最悪のアクシデントがあった割には）ちゃんと演奏できた♪ ところで今や、我が音楽ソースは全てPowerBook G4に入っている。我が家にはギターアンプは置いていない。あっても音が出せるわけがない。 と言うわけでPowerBook G4とDigiTech RP2000を組み合わせた配線によってヘッドフォンを使ったギター・スタジオを構築してみたら、これが非常に具合が宜しい。 PowerBook G4 ＋ iTunes ↓ Gibson SG → DigiTech RP2000 → SONY MDR-F1 こうすればiTunesに入った1000曲以上のMP3を自在に呼び出し、それをモニターしながらDigiTech RP2000を通してギターサウンドと一緒に演奏できるわけである。しかもヘッドフォンだから下手くそなギターによる周りの迷惑もない♪ 練習という意味で理想を言えば、ヘッドフォンでモニターしている内容をそのままデジタルに記録できると後で客観的にチェックできるので更に良いのだが、これをやるには何か録音機材が必要になる筈なのでまだ実現していない。しかし滅茶滅茶便利な環境であることだけは確かである。 と言うわけで、せっかくiTunesに昔から好きな曲が殆ど入っているんだから、大学時代は弾けた曲ぐらいは指に思い出させるべく、少しは練習しようかな………。 追記：Gibson SGのその後であるが、ある日ある時、ギター・スタンドに立て掛けてあったSGを家人が倒し、再び、ネックが折れたのである。折損箇所は前回と全く同じ所。こりゃあかん。と言うわけで、あっさりとSGを諦めた筆者は、生まれて初めての「ピート・タウンジェントごっこ」をして憂さを晴らしたのだったのだったのだった【爆】。