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2001.12.25[火]更新
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■ Zoom 505 II
高音質多機能なのにコンパクトなのが取り柄

折角の新型なのに仕様変更したから気に入らない使えないとこき下ろしていた505IIだが、例によって例のごとくの「君子豹変す症候群勃発」により、突如、505 2000LTD改に替わって現役で活躍することとなった。その結果、ZOOM社に基盤を無償交換して貰った505 2000LTD改はお蔵入り現役引退である【苦笑】。

なんでそうなったかというと、話は簡単。新型の方が音が良く、また、サウンド・バリエーションが広いからである。
特に下記の点の改善が重要である。
  • ディストーション/オーバードライブ系のサウンドが増えた。しかも使える音が増えた。
  • トーキング・モジュレーター風サウンドが、まんまジェフ・ベックなのが気に入った。
  • ディレイ/リバーブ系の調整幅が拡がった。
この中で実質的に一番意味があるのは「ディレイ/リバーブ系の調整幅」である。従来の505だとディレイもリバーブもレベルとタイムのプリセット各9種類を選択するしかなかったのだが、505IIでは、基本のプリセットの他にディレイタイムをいじくれるのである。一般的にバンドのライブ演奏でエフェクターを使う場合は、ディレイもリバーブも必要最小限にしておかないと、音がこもる(=遠くなる。つまり引っ込む)ので困るのだが、今までの505だと調整幅が狭いから事実上はディレイもリバーブもOFFにするしかなかったのである。
と、ここまでは良いのだが、問題は例の「バンク固定モードが無くなっちゃったこと」である。しかし反対にパッチ数は従来の「5バンク×4パッチ=20通り」から「5バンク×6パッチ=30通り」に増えている。そこで考え方をまるっきり変えた。
エフェクター及び音色についての私見は別稿に書いたが、強いてネーミングすれば「必殺・シーケンシャル・トーン・チェンジ・セッティング」による便利な状態が実現したのである。

そもそもバンド的に言えばカバー曲が多いから、原曲に近い音色が必要になるのは言うまでもない。
ここで従来の筆者の考え方だと次のようなセッティングを基本としていた。機材は旧型505であるから、ベースとなるセッティングは特定バンク内の4種類である。
  1. クリーンなカッティング用
  2. コーラス系の重奏感のあるバッキング用
  3. オーバードライブ系のリフ/バッキング用
  4. オーバードライブ系ソロ用サウンド
普通、この4種類があれば用は足りる。
例外的なセッティングとしては「天国への階段(c)LED ZEPPELIN」専用として…
  1. アコースティック(アルペジオ部分専用)
  2. コーラス+ダブリング(バッキング部分)
  3. オーバードライブ系ソロ用
  4. オーバードライブ系バッキング(コーダ部)
ってのは昔から必ず用意はしていたが(これだと順番に踏んでいけば良いのだ♪)。
しかしだ。
普通、歪み系とクリーン系、あるいはソロ系(ゲインとレベルを両方とも上げてある)は曲が進む間に行ったり来たりするモノである。本格的マルチエフェクターのようにダイレクトにパッチを選ぶフットスイッチが4つぐらいと、バンク切り替えスイッチが別にあるタイプだと、行ったり来たりも苦にはならないのだが、505のような「前⇔後」の二つのフットスイッチしかない場合は、例えばパッチの「1 → 3」とか「1 ← 4」は一発では出来ないのである(演奏中に素早くフットスイッチを2回あるいは3回小刻みに踏むことは結構、大変な作業なのだ)。
ではどうするか?
エフェクターは買い換えないとすると(をいをい)、つまり新しい505IIを使いこなす前提で考えると、ひとつのバンク内では6種類の音色を使えるわけだから(そもそもバンク内固定モードは無くなっちゃったし、バンクをまたがれば最大30音色なのだからバンクのことは考えなくても良いとも言えるが、しかし、それではどこに何の音色を入れてあるか記憶できないから記憶しやすいようにバンク単位で考えると言うことである)なるべく6音色を順番に切り替えれば=つまり行ったり来たりを少なくすれば=操作はしやすい。
それを前提にバンドのレパートリーを考察すると、音色切換えがややこしい曲であっても最大6種類あれば充分であると言うことに気が付いたのである。
例えば前述の「天国への階段」をもう少し細かくセッティングするとこうなる。
  1. アコースティック(アルペジオ部)
  2. 軽いコーラス(ドラムが入るまでのバッキング)
  3. ブライトなコーラス&ダブリングで、ややゲインアップ(ドラムが入ってから)
  4. ソロ用(タイトなオーバードライブ&軽いディレイ)
  5. オーバードライブ系バッキング用
  6. スローアタック(歌い終わった後のエンディング)
「ライブ・イン・ジャパン版」の「Highway Star」だとこうなる。
  1. ディストーション系バッキング
  2. コンプレッサーを効かせたフィードバックサウンド
  3. ディストーション系バッキング(1と同じ)
  4. ソロ用ディストーションサウンド
  5. コンプレッサーを効かせたフィードバックサウンド(2と同じ)
  6. ディストーション系バッキング(1、3と同じ)
この場合、同じセッティングのパッチが複数あるので一見、無駄のようだが、実はこの方がライブでの操作間違い=踏み間違いの危険が少ない。2(=5)はソロ用に近いが、2のままでソロを取るとフィードバックと言うよりはハウリングを起こしてしまうのでソロが取れなくなる。しかし2のセッティングがないと、冒頭部分のDの単音の無限フィードバックが(ストラトだと)出来ない(Les Paulだとそんな苦労は要らないが)。
実際のライブのレパートリーを考えると、標準的なセッティングのセット(前述の4種類)で大半はまかなえるが、特定の何曲かについて、上の例のような専用セット(これが必殺・シーケンシャル・トーン・チェンジ・セッティング」である)を用意しておけば完璧と言うことに気が付いたのである(^^)v
ついでに書いちゃうと、今年のライブの演奏曲目であるカルメン・マキとオズの「筆者は風」だとこうなる。
  1. ディストーション系バッキング
  2. ソロ用ディストーション
  3. ディストーション系バッキング
  4. コーラス系クリーンサウンド
  5. コーラス+フランジャー系バッキング
  6. ディストーション系バッキング
付け加えれば、Gibson系とFender系では出力がまるっきり違うので、「必殺・シーケンシャル・トーン・チェンジ・セッティング」は使用する楽器に合わせたセッティングにしてあることは言うまでもない。
要するに完全に特定のレパートリー専用のセッティングと割り切るわけである。だから、別のライブではまるで別のセッティングになるわけである。バンク数に限りがあるから発想を柔軟にして、臨機応変なセッティングをすると言うことである。
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