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■ ZOOM 707II GUITAR - 2 - |
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ZOOMから送られてきたミニチュア版ZOOM 707II GUITAR(横幅約50mm)。ギターケースなどにぶら下げるものらしい。これまでに、いつの間にか合計5つもZOOM製品を買っちゃっているので送られてきたのかどうなのかは判らないが、なかなか良くできているし、かわゆい
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今年(2003年)の初夏ぐらいから新たにバンドを組んだ関係で、ZOOM 707II GUITARを本気でセッティングしなければいけなくなった。
と言うのも、最近は主にベースを弾いていたのだが、この新しいバンドでは久々にリードギター担当だからである。
もう一つ。ZOOM 707II GUITARは今まではPowerBook G4と繋いでiTunesと合わせてヘッドフォンで聞くことしかしていなかったから、音作りがそれ用になっており、そのまま新しいバンドの練習でスタジオのギターアンプに繋いだら見事にキンキンギラギラの酷い音しかしなかったのである【涙】。 |
こうなっちゃうのは説明するまでもなく当たり前のことなのである。何故ならば(と解説しちゃうが……)
- ヘッドフォンはオーディオ機器である。つまり可能な限り歪みを低減し原音を忠実に再生するように作られている
- ギターアンプは歪みが音質の一部である。歪みのないギターアンプは有り得ない。つまりエレキギターは歪みが無ければ良い音がしない
ここで言う歪みとは主として「高調波歪み」と呼ばれるものである。高調波とは音楽的に言えば「倍音」のことであり、原音の2倍・3倍・4倍・5倍(以下、ずっと続く)の周波数が加わることを言う。
とかく「ギターアンプは絶対に真空管が良い」と言われるのは、真空管のアンプが原理的に偶数次高調波歪み(2倍・4倍・6倍・8倍〜)しか発生しないからである。何故なら偶数次高調波歪みは原音と音程(原音がCならC2、C3、C4〜)が同じなので歪み方が素直で耳に心地よいからである。奇数次高調波歪みは音程が全く違うので耳障りな歪み(強いて言えば混変調歪み)になってしまうのだ。
なおついでに言えば、実際のギターアンプの音質を決定付けるオーバードライブ感とサステイン(音の伸び)は主としてこの高調波歪み並びに飽和歪みの混合によるものであると(オーディオ的には)考えられる……なんてこたぁどうでもいい。 |
だが、しかし、とにかく真空管だろうがトランジスタだろうが、ギターアンプのサウンドに歪みが加わっていることだけは確かである。だから、こう言うややこしいことになる。
- ヘッドフォンで作り込んだエフェクター・セッティング(サウンド)をギターアンプで鳴らすとキンキンギラギラの耳障りなハイ上がり状態になってしまう
- 逆にギターアンプで作り込んだエフェクター・セッティング(サウンド)をヘッドフォンで聞くとモコモコで迫力のない情けない音質になる
ギターアンプから良い音が出るようにしたエフェクターのセッティングがヘッドフォンだとモコモコになるのはヘッドフォンは特性がフラットで高調波歪みなどを付加しないからである。
反対に、ヘッドフォンで丁度良いセッティングをギターアンプで鳴らすとキンキンまたはギンギラギン(要するにハイ上がりでやたらと硬い音)になっちゃうのは、ギターアンプ側の高調波歪みなどが加わってしまうからである。逆に言えばヘッドフォンはオーディオ的なので、エフェクターのセッティングを多少は刺激的にしないとそれらしくならないのだ。だから最近はアンプ・シミュレータやキャビネット・シミュレータが宅録などで流行しているのであるとも言える。 |
しかしとにかく、まずはギターアンプから良い音を出すことが第一である。
そこで我が家から徒歩すぐの明大前駅前近くにある練習スタジオに籠もって、徹底的な音出しと音作りをすることに決めた。そもそも、ZOOM 707II GUITARを買ってから、この肝心要の一番大事な作業をしていなかったのがいけないのだ。バンドを組んだ以上はギターアンプから良い音がしなくてはエフェクターの意味がないのであるのであるのである。
それと、この明大前の練習スタジオは各スタジオ・ルームが綺麗で設備機材も全て新しく、料金もリーゾナブルなので気に入っているのである。 |
と言うわけで、まずは個人レッスン予約をして3時間を確保。そしてある土曜日の午後、GibsonとZOOM 707II GUITAR及びその他ケーブルやiPodなどを持ってスタジオに入った。
そこにあったのはローランドJCと、ヤマハの見たことのないコンボタイプの2台のギターアンプ。なので取り敢えずはJCでのセッティングをすることにする。
何故ならローランドJCシリーズのコンボ・アンプは日本中(世界中?)のスタジオやライブハウスに必ず置いてあると言っていいくらいに普及している機種なので、これで調整しておけばどこに行っても困ることがないからである。
(だからと言ってJCが良いアンプというわけではないのが困ったちゃんだが仕方がない。自分が演奏する場合に必ず自分のアンプを持参するわけにはいかないんだから) |
さて、まずはGibsonとJCを直結にして「Gibsonの生音」がちゃんと鳴るようにトーン・コントロールなどを調整する。いわゆる、全く普通の歪みのないエレキ・ギターのシャキーンとしたサウンドにするわけである。
これ、基本的には以下で良いはずなのだがJCだとそうは行かない。
- トーンコントロールは全てフルテン=10
- リバーブなどはオフ
- ゲインとマスターボリュームが別の場合はなるべく歪まないようにマスターを上げてゲインで音量を調整(JCは昔と同じなのでボリュームは1個しかないから関係ない)
JCはフル・ソリッドステートなのでとにかく高域がキンキンする。音の厚みもない。なので、トレブルは若干下げる。またJCの売り物である内蔵ステレオ・コーラスは必ずオフにしておく。
次にGibsonとZOOM 707II GUITARとJCを接続し、ZOOM 707II GUITARをバイパス・モードにして、先程の直結の時のサウンドを基準にしながら、JCのトーン・コントロールやボリュームを更に調整して「Gibsonの生音」がちゃんと出るようにする。
そしてさらにJC直結の場合との音量差がないようにZOOM 707II GUITARの背面の出力ボリュームを調整。
これにて下準備OK。 |
ここから「ZOOM 707II GUITARのプリセット(正確にはファクトリー・プリセット)=60種類を一通り全部、順番にじっくり聴いてみる」と言う作業に入る。これ結構時間が掛かる。
結局、約1時間半で60種類から6種類を選び出す。要するに残る54種類は使えないと言うことである。歩留り10%と言うわけだ。
次に念の為にギターアンプをヤマハに切り替えてみる。
ごぉ〜〜〜〜〜〜〜〜ん(¨;)
当然のことだが、音質は全く違うのである。しかしだからと言って、落とされた54種類の中から復活するプリセットがあるわけではない。だからJCで選んだ6種類が妥当であることの確認作業と言うことになる。これについては問題なし。
なので再びJCに戻し、使える6種類について、ZOOM 707II GUITARの各モジュールのパラメータを色々といじって(主としてイコライザー・モジュールで高域の癖を取ったり、低域に厚みを足したり、逆にすっきりさせたりという作業)、自分の好みに近付ける作業開始。これはもっと時間が掛かる。かくてあっと言う間に3時間が経過。
このようにして一回目の「スタジオ籠もり」は大きな成果なく終了。何故なら、これにて達成出来たのは「プリセットの中から使えそうな音を選んだだけ」なのであり、それら6種類のプリセットは(多少の調整をしたとは言え、まだまだ)そのままじゃあ使えないからである。
※なお、この時に合格だったZOOM 707II GUITARのプリセットは「NUANCE」「FATCLN」「OVEDRV」「AMPDRV」「MS OLD」「PD 1」であった(但し最終的にこれを使うわけではない。ああややこしい。面倒くさい。でも楽しい。趣味は無駄の追求であるぞと)。 |
とにかく、こう言う作業には3時間はあっと言う間に過ぎてしまう短い時間でしかないことは明らか。こうなると次にスタジオに籠もったときの時間効率を向上する工夫をするしかない。
これは何を意味するかというと、スタジオではスタジオでしかできないこと、つまりギターアンプから大きな音を出してサウンドをチェックし調整することだけになるべく全ての時間を使いたいのだから、それ以外の操作、つまり「プリセットの適切な順番への並べ替え」「プリセットのネーミング」「ヘッドフォンでも可能なパラメータの変更」などはなるべく自宅でやっておこうと言うことである。
そこで家に帰ってから、まず、選び出した6種類をヘッドフォンで聞いて、ギターアンプで聴いたときとの差をチェックし、これらを別バンクにコピーしてイコライザー・モジュールやドライブ・モジュールのトーンをいじってヘッドフォンで迫力のあるサウンドに再調整したバージョンを作成。
次に、このコピーしたプリセット(自宅でPowerBook G4と繋いでヘッドフォンでギターの練習をするためのセット)に空間系エフェクト(ディレイとリバーブ。場合によってコーラス)を加えて気持ちの良いサウンドにする。
そして、それぞれに自分で判りやすい名前を付け直す。
更にはExcelを使ってプリセットとパラメータの一覧表を作成。これを作っておかないと「あれ?このプリセットのイコライザーはどう言うパラメータにしたっけ?」ってなことになるし、後で個々の細かいセッティングをスタジオで手早く効率的に調整作業することが出来ないのだ。 |
そして次の週の週末、再び明大前のスタジオへ。今回も3時間。実家に住んでいた頃は自宅のリスニングルームで丸一日でもギターアンプから音を出しながらのセッティングが出来た時代が懐かしい……なんてことは言ってられない。 |
閑話休題
前回の実験結果と、それからの一週間のヘッドフォンでの微調整と研究・試行錯誤、そして実際のバンドの演奏で必要なサウンドの種類の検討などを踏まえて、まずは何より第一に必要な「基本的なオーバードライブ・サウンド」をちゃんと作ることから始める。これさえあれば全ての曲の全てのパートの(少なくとも大きく分けてロック系・フュージョン系の曲であれば)80%はカバー出来るのである。 |
ところで。話はころっと変わるが、ZOOM 707II GUITARを買った当初、入力段でサチっちゃう話を書いた。ZOOM社は「アイソレータ・モジュールのレベルを下げてください」と回答してきた。しかし実用的には「コンプレッサー・モジュールのレベルで調整する」のが正しいと判った。
何故なら、そもそも「アイソレータ」なるものは結局、どう使えばよいか良く判らないからである【苦笑】(ちなみにマニュアルの記述を読む限りイコライザーと同じ機能としか思えない。違いはオペアンプに入る前だと言うことだけ)。
これに対して「コンプレッサー」はどういう機能と効果であるかを正確に把握しているので安心だし、入力段のサチュレーションはこちらでも回避出来ることを確認したからである。具体的には下記のようにすればよい。
- コンプレッサーのモードはFAST(立上りの速いモード)とする
- センス(コンプレッサーの感度)は通常は「0」とする。つまりコンプレッサーは掛からない状態とする
- もちろん、プリセットによってコンプレッサーを効かせたい場合は適当なところまで数値を上げればよい
- 問題はレベル。これを5以上にすると確実に「ゴリッ」とか「ボコッ」とか言うサチュレーション(飽和)ノイズが出る。なので安全確実絶対ノイズが出ないようにする場合は最低の「1」とする
- 場合によってコンプレッサーより後のモジュールでゲインや歪みが足りないなんて場合のみ、「2」ないし「3」にまで上げる。しかし飽和ノイズは絶対に嫌だから余裕を見て「4以上」にはしないことに決めた
|
さて、基準となるオーバードライブ・サウンドである。これについての色々な試行錯誤の結果、(ファクトリー・)プリセットを元に加工することはやめにして、ZOOM 707II GUITARのドライブ段から直接、選び出したのは、そのものズバリの「V-OD」と、もう一つ「FD DRV」。
前者は名前(V-OD=Vintage Over Drive)の通りBOSSの昔の「OD-1(現行製品で言えば「OD-3」)」をDSPでシミュレートしたサウンド、後者はその略称通り「フェンダー系をフルアップさせた状態」をシミュレートしたものに違いない。
ここから先は好みの問題だが、色々といじくったりしてみた結果「FD DRV」は歪み過ぎなのでギター側のボリューム操作で必要なときにクランチ気味に出来ないことから落っこち。
かくて「V-OD」に決定。勿論、ゲインとトーン、そしてレベルは適宜調整。 |
次はこれにマッチしたリード・トーンである。これはバッキングには歪みすぎの「FD DRV」と言う選択肢もあるのだが、それだと「V-OD」とのマッチングが悪い。
そこで「OD(これもBOSS系コンパクトエフェクターのシミュレート。こっちは多分「SD-1」だろう)」に決定。ゲインとレベルを両方とも「V-OD」よりも持ち上げ、更に音が太くなるようにイコライザー・モジュールを調整。 |
もう一つが「コーラスの効いた気持ちの良いクランチ系」。これは単純に先程の「V-OD」のゲインをちょっと下げたものにデジタル・コーラスを加えることにして決まり。
そして最後がフュージョン系あるいはちょっとジャズっぽい曲で必須の「コンプレッサー系」のサウンド。
これについてドライブ・モジュールから選んだのは取り敢えず「FD CLN」と「MACH」の二つ。前者はフェンダーのクリーン系シミュレーション。後者はMATCHLESS(1989年創設の比較的新興のアメリカのアンプメーカー。The Beatlesやクイーンで有名な「VOX AC-30」の回路を基本にハンドメイドで作られた高級品)のことだろう。
勿論、コンプレッサー・モジュールでコンプレッサーを掛ける。
そして「FD CLN」と「MACH」どっちがモアベターかをチェックしようとしたのだが、なな何とスタジオ予約の3時間はここで時間切れ!!
なななな何とたった4種類のサウンドを作り上げるだけ(しかもまだ完全に完成あるいは納得とは言えない状態)で3時間丸々掛かっちゃったのである。 |
だがしかし、以上の2回合計=都合6時間の「スタジオ籠もり」と、その前後の3週間のヘッドフォンでの微調整並びに「ギターアンプから出る音とヘッドフォンで聴く音を近付けるためのコツ(正確に言うと、それぞれを別バンクに別々にセッティングするノウ・ハウ。またはヘッドフォンで調整したものを事前にある程度ギターアンプ用に再調整しておく方法論の一応の確立)」は非常に有意義なのであった。
そして、それらを踏まえて取り敢えず作成したプリセットが下記である。 |
Patch Number |
0
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
Patch Name |
DP*OVD
|
DPLEAD
|
DP*CHO
|
DPCOMP
|
DP*OVD
|
DPTALK
|
DP*OVD
|
DPLEAD
|
DP*POP
|
DPSLOW
|
modules |
parameter |
BOOST |
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
ISO/COMP |
TYPE |
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
COMP
|
ATTACK |
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
FS
|
SL
|
SENS |
0
|
1
|
0
|
6
|
0
|
0
|
0
|
1
|
0
|
2
|
LEVEL |
1
|
2
|
3
|
4
|
1
|
3
|
1
|
2
|
2
|
2
|
DRIVE
for
GuitarAmp |
TYPE |
V-OD
|
OD
|
V-OD
|
MACH
|
V-OD
|
FD DRV
|
V-OD
|
OD
|
FD CLN
|
V-OD
|
GAIN |
24
|
30
|
4
|
30
|
24
|
4
|
24
|
30
|
30
|
30
|
TONE |
3
|
0
|
3
|
4
|
3
|
5
|
3
|
0
|
5
|
5
|
LEVEL |
7
|
7
|
8
|
7
|
7
|
5
|
7
|
7
|
8
|
8
|
DRIVE
for
Headphone |
TYPE |
V-OD
|
OD
|
V-OD
|
MACH
|
V-OD
|
FD DRV
|
V-OD
|
OD
|
FD CLN
|
V-OD
|
GAIN |
24
|
30
|
4
|
30
|
24
|
4
|
24
|
30
|
30
|
30
|
TONE |
6
|
4
|
5
|
8
|
6
|
5
|
6
|
4
|
10
|
8
|
LEVEL |
7
|
7
|
8
|
7
|
7
|
5
|
7
|
7
|
8
|
8
|
EQ |
PRESENSE |
0
|
0
|
4
|
2
|
0
|
O
|
0
|
0
|
OFF
|
2
|
HIGH |
0
|
4
|
4
|
-4
|
0
|
-4
|
0
|
4
|
|
-2
|
MIDDLE |
0
|
-2
|
-6
|
1
|
0
|
-4
|
0
|
-2
|
|
0
|
LOW Freq. |
2
|
2
|
1
|
2
|
2
|
2
|
2
|
2
|
|
1
|
LOW Gain |
6
|
2
|
8
|
-6
|
6
|
12
|
6
|
2
|
|
8
|
LEVEL |
6
|
7
|
6
|
8
|
6
|
5
|
6
|
7
|
|
8
|
ZNR |
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
1
|
CABINET |
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
OFF
|
MOD |
TYPE |
CHORUS
|
CHORUS
|
CHORUS
|
OFF
|
CHORUS
|
T-TRTP
|
CHORUS
|
CHORUS
|
FLANGE
|
SLOW-A
|
DEPTH/TIME |
4
|
2
|
4
|
|
4
|
3
|
4
|
2
|
2
|
AF
|
RATE/FB |
8
|
8
|
21
|
|
8
|
-10
|
8
|
8
|
4
|
12
|
MIX |
12
|
8
|
20
|
|
12
|
20
|
12
|
8
|
5
|
4
|
DELAY/REV |
TYPE |
HALL
|
PP-DLY
|
HALL
|
PP-DLY
|
HALL
|
PP-DLY
|
HALL
|
PP-DLY
|
PP-DLY
|
PP-DLY
|
TIME |
8
|
50
|
8
|
50
|
8
|
50
|
8
|
50
|
14
|
50
|
TONE/FB/MIX |
0
|
2
|
0
|
2
|
0
|
2
|
0
|
2
|
0
|
2
|
MIX |
2
|
2
|
1
|
2
|
2
|
2
|
2
|
2
|
30
|
2
|
TOTAL |
LEVEL |
25
|
26
|
21
|
27
|
25
|
26
|
25
|
26
|
21
|
26
|
PEDAL-MIN |
0
|
0
|
0
|
5
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
0
|
PEDAL-MAX |
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
10
|
Patch Name |
DP*OVD
|
DPLEAD
|
DP*CHO
|
DPCOMP
|
DP*OVD
|
DPTALK
|
DP*OVD
|
DPLEAD
|
DP*POP
|
DPSLOW
|
Set for Category |
dpRock
|
|
|
BBA
|
|
|
|
dpFusion
|
|
|
|
おまけ
|
上記のプリセットのポイント(と、どうでも良い蘊蓄かんちく)は下記の通り。
- まだまだ細かいパラメータは全くあるいはかなり暫定的である
- 実際のバンドの練習やライブで操作しやすいように、全てのパッチは筆者にとって合理的な順番で並べてある
- 実際にスタジオで音を出して、ほぼプリセット内容が確定しているのは上記のうち「DP*OVD」「DPLEAD」「DP*CHO」の3つだけである
- 「DPCOMP」は前述のごとくドライバー・モジュールを「MACH」にするか「FD CLN」にするかを最終決定していない
※ちなみに「MACH」はコンプレッサーを掛けなくても最初からコンプレッサーが掛かったようなサウンドである
- フットスイッチが2個しかないZOOM 707II GUITARの制約を踏まえて、演奏上の合理的な配置の関係上、同じプリセットの重複が多い
- 自宅でヘッドフォンだけで作成したのは「DPTALK(BBAの「Superstitionライブ版」のトーキングボックスの部分にしか用がない)」「DP*POP(スラップ・エコー系)使う機会は滅多にない」「DPSLOW(バイオリン奏法専用だが多分、使う曲はないだろう)」だけ
- これらは使用頻度が極端に低いのでどうでも良いと言えなくもない
- つまりバンクに空きがあるのがいやなので埋めただけと言うことでもある【苦笑】
- 「DP*OVD」「DPLEAD」「DP*CHO」「DPCOMP」はもう一度、「スタジオ籠もり」を実施して本当に納得するまで調整する必要がある
- そしてさらに実際にバンドの次回練習セッションで演奏してみないと最終的な調整が完了したとは言えない
|
更に細かいことを言えば……
- コンプレッサーを掛けると一種の飽和状態になるのでギター側のボリュームが殆どものの役に立たなくなるのはギタリストの常識。だから70年代のフュージョン・ブームの時はみんな足元にショーバッドのボリューム・ペダルが必須だった
- なので「DPCOMP」のエクスプレッション・ペダルは踏み込むと「10」、手前で「6」にしてある。つまりバッキングは手前、ソロは奥まで踏めばよいというセッティングにしてある。こうしておけば微妙な踏み加減のコントロールは不要だからである。操作はなるべく単純にしておいた方がよい
- 但しミニマム(手前)が「6」で良いかどうかはバンドと合わせないと最終決定出来ない
- 他のプリセットでは全て踏み込むと「10」手前が「0」になっている。これはつまり演奏中は操作しないと言うこと。曲間、あるいはステージオフの時に瞬時に音量を「0」にするためのセッティングである
- 但し「DPLEAD」についてはペダルでデジタル・ディレイのタイム(又はミックス量)を操作するようにするかも知れない。曲によってテンポは様々だからディレイ・タイムもそれなりにする方がモア・ベターだからである(あるいは曲によってディレイがギンギンに効いちゃった方がよい場合もあり得る)
- と言うのも、ZOOM 707II GUITARはフットスイッチが2個しかないから複数のディレイタイムの「DPLEAD(ソロ専用プリセット)」を別々にセットしておいて瞬時に選択というわけにはいかないから、もしもディレイタイムやミックス量にこだわるのであれば、こう言う方法を採らざるを得ないからでもある
- 但しディレイやリバーブは前からあちゃこちゃに書き散らかしているように、実際のバンドの演奏やライブでは殆ど意味がないか邪魔になる可能性も高いので、この点もバンド演奏しないと最終決定は出来ない
- 自宅練習用のバンクは今後のことを考えて全てドライブ段のトーンだけでヘッドフォン用のサウンドに調整することに統一
- 何故ならばプリセットは今後、バンドのレパートリーの関係などで幾らでも変化・増減するので、ギターアンプ用のバンクで新しいセッティングを作った場合、少ないパラメータでヘッドフォン用に置き換えられるようにしておかないと手間が掛かりすぎるからである
- 要するに大事なのはあくまで「ギターアンプから良い音を出すこと」なのであって、ヘッドフォンで聴くときの音は(宅録用のライン入力じゃないんだから)妥協の産物と割り切るべきだからである
|
なんて具合なのであって、つまりこう言うことに凝り出すと、とことん切りがないのである。
更に言えば、つい最近、ZOOMから実に嫌なものが出てくれちゃったのである。それはZOOMとしては久々のやや高級な金属筐体の大型のフット・マルチであるGFX-5と言う機種である。パッと見はBOSSのGT-6みたいで堂々たる感じ。フットスイッチは三つ。その左にバンク切り替え専用スイッチ。右にフットペダル。つまり常時、3種類のプリセットから特定の1種類を即座にセレクト可能だし、バンク切り替えも一瞬だからZOOM 707II GUITARよりライブでの実用性が高いことは確か。
しかも価格はたったの定価19,000円也(実売は15,000円ぐらい)。
しかしである。徒歩&電車で動く最近の筆者としてはちょっとでも大きいくて重いのは困るのである。 |
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それに最初の印象がイマイチだったZOOM 707II GUITARは「病的なスタジオ籠もり【苦笑】」の結果、煮詰めて行けばかなり良い音が出せることが確認出来ているのである。
であるからして、更なる「スタジオ籠もり」と「実際のバンドでの演奏」の両方による微調整によって、もっともっと納得するまで音作りに嵌ってみることに決めたのである。
ああ堅実なわたし♪ |
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