2003.12.31[水]
707II
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708II
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PD-01
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HL-01
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GFX-5
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GFX-1
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505LTD
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505II
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Oldies
■ ZOOM 707II GUITAR - 3 -
明大前のスタジオのDと言う小部屋。個人練習を頼むといつもここ。左上が日本中のスタジオやライブハウスには必ず置いてあると言って良いローランドのJC-120。手前の椅子に座って、ZOOM 707II GUITARのセッティングを徹底的にやりまくったわけである。右のアンプの上に置いてあるのはSansAmp TRI-A.C.。手前は元々は他人のGibson SG。いずれもとっくの昔に手放した
10月末。前ページに書いたように、それなりに時間を掛けて煮詰めたZOOM 707II GUITARのセッティングで新しいバンドの練習セッションを実施。かなり、いい感じにはなったが、やはり問題多々。
その「問題」を要約すると結局、いつもの悩みと同じ。
「歪み加減」と「音の通り(抜け)」の問題
「曲による音量の違い」との問題
これはどう言う事かを一応説明しておくと。
まず「歪みと抜け」について言えば……
オーバードライブ系にしろディストーション系にしろ、歪んだサウンドは電気的には「方形波」である。つまり頭が潰れているのである
よって、アタックは弱くなり、バンド全体のサウンドに埋もれやすくなる
どれぐらいの歪みがどれぐらい埋もれるかはバンドと合わせてみないと最終的なところは判らない
である。また「曲による音量の違い」とは……
新しいバンドはレパートリーがジャンル的に非常に広い
つまり、バンドの出す音量のダイナミックレンジが広い
よって、ギター側のボリュームで調整出来る範囲を遙かに超えている
だから、ある曲で「バッキングとソロ」に丁度良い二つのプリセットの組合せは、別の曲ではソロがバッキングに丁度良くなり、と言うことは、もっと大きな音のプリセットがもう一つ別に必要となってしまう……なんてことになる
と言うわけで、先月末の練習(何と4時間)では……
曲と曲の間に主として歪み系のパラメータを色々といじってみる
アンプのセッティング(主としてトレブルとゲイン)を微調整する
などなど、非常に落ち着かないギター演奏となったわけである。
しかし、とにかく問題点は明らかになった。
そうとなれば、その問題点を踏まえたソリューション=問題解決方法を探すのみである。そして、11月の頭はしっかりと三連休。
かくて、いつもの明大前のスタジオへ再び三たび四たび出掛けたわけである。まったく暇というか何というかな筆者であるが、それはさて置き……。
結局、まるっきりイチからプリセットを作り直すことに決定。但し、これまでの延べ9時間か12時間ぐらいのスタジオ籠もりと自宅でのヘッドフォンによる調整あるいは試行錯誤で様々なノウ・ハウが蓄積しているから作業は速い。
まず最初にギターをJC-120に直結にして、バランスの良いフラットでクリーンなサウンドになるように調整。これがJCの場合は結構大変。クリーンなのは確かだが、なんたって本質的にキンキン系だから
※1
それが済んでからZOOM 707II GUITARを噛ませバイパスモード(二つのフットスイッチを同時に踏む)にしてリアのマスターボリュームを調整して、先程の直結時と音量が同じになるようにする
次にバイパスモードと同じサウンドになるプリセットを作る。これを基準とするのである
具体的には前から書いている「入力段で歪んでしまう問題」が絶対に起きないように「アイソレータ・モジュール」をONにして、全てのパラメータを0にして、レベルを最低の1にする
※2
こうすると当然、ゲインが大幅に下がる。そこで「イコライザー・モジュール」のレベルだけを最大の8まで上げる(他のパラメータは全て0)。しかし、それでもバイパスモードと比較すると若干音量が足りないので「トータル・モジュール」のパッチレベルを標準の25から26にアップして完了。
これを「*THRU*」と名付ける。
なんで「*THRU*」を作ったかと言えば、今後、練習や本番でZOOM 707II GUITARを使う場合、まず最初に、この「*THRU*」でギターアンプのフラットでクリーンなセッティングをするためである
次はオーバードライブ系である。これはもう基本モジュールは「V-OD」と決めてある。前ページにも書いたが、これは多分、BOSSのOD-1(現行のOD-3)のシミュレーション(要するに「真似っ子」)である
※1:
JC-120をフラットにセッティングする:
昔からのギターアンプは「トレブル、ミドル、ベースは全てフルアップ」が基本である。最近の製品ではそうではないものも多い。
ではローランドJC-120はどうかと言うと、Webで調べる限りは下記の諸説があって判然としない。
基本設計はかなり古いのでフルアップが正しい
全て12時(目盛りでは5)でフラットになる
トレブル=0、ミドル=10、ベース=0でフラットになるとローランド社が説明している記事をギター雑誌で読んだ
これじゃなんだか判らない。てぇことは「自分の耳を信じるしかない」のである。
結論から言うと、筆者の場合は「JC-120は明大前のスタジオにあった、ほぼ新品に見える程度の良さそうなもの」「ギターはGibson SGスペシャル改」「ピックはウルトラハード」「弦はD'Addarioの009〜046」「シールドはDiMarzioの3mのもの」と言う条件で下記の状態でフラットでクリーンでいかにもJC-120らしい状態となった。
チャンネル=コーラス/ビブラート側
ブライト=オフ
インプット端子はLow側
※Highではゲインが高すぎてボリュームを殆ど上げられない
ボリューム(ゲイン)=9時ちょっと過ぎ
トレブル=9時ちょっと過ぎ
ミドル=11時ぐらい
ベース=9時ちょっと前
その他のつまみ=全てオフ
※2:
前ページで「コンプレッサー・モジュールでも同じ効果が得られる」と書いたが後述の理由から「アイソレータ・モジュール」を使うことに変更
ここでZOOM 707II GUITARの仕様に関する筆者の誤解訂正。
今どきのマルチ・エフェクターはどれこもこれも何でもかんでも内蔵オペアンプとDSPによるデジタル処理だと思い込んでいたのだが、それにしてはZOOM 707II GUITARは以前所有していた同じZOOMの505系や遙かに高額なDigiTech RP2000に比べるとオーバードライブ系のサウンドが妙にまとも=いい感じにアナログっぽい。つまり遙かに気持ちの良いまともなオーバー・ドライブサウンドが得られるのである。
そこでマニュアルやZOOMのWebサイトをちゃんと読んでみたら、この707系以降のモデルは「VAMS」と言う「アナログとデジタルのハイブリッド回路」を内蔵していると言うことが判った。それなら納得である。偉いぞZOOM♪
さて……
「*THRU*」を隣のパッチにコピーし、これを土台に「ドライブ・モジュール」の「V-OD」を選択。ゲインとトーンとレベルを調整して、まず、クランチ系(こんな言葉は昔はなかったが、簡単に言えば「軽い歪み」系のこと)を作る
そのままでは多少、音が乾きすぎなので「イコライザー・モジュール」で低域を少し持ち上げる。
これを「OD*LOW」と名付ける
この「OD*LOW」を隣のパッチにコピーし、ゲインとトーンとレベルを調整して、もう少し太くて歪んで音量のあるパッチを作る
これを「OD*MID」と名付ける
さらにこの「OD*MID」を再び隣のパッチにコピーして、更にゲインとトーンとレベルを調整して、さらにど迫力のオーバードライブ・サウンドを作る
これを「OD*HIG」と名付ける
このセッティングはバッキングには使わないので、後でディレイも掛ける
これで「OD*LOW」⇔「OD*MID」の切換えで、比較的大人しめのロック系の曲のバッキングとソロのバランスになるし、「OD*MID」⇔「OD*HIG」なら、ハードロック系のバッキングとソロのバランスになる。
つまりエフェクターの対応するダイナミックレンジが拡がったわけである。
しかしハードロック系でソロを取る場合はもっと歪みが欲しい場合がある
そこでディストーション系の「V-DIST」と言うモジュールを選び、これまたゲインとトーンとレベルを調整して好みのリードサウンドを作る
ちなみに「ディストーション・モジュール」内のトーンは0とし、それでも高域がザラ付くので「イコライザー・モジュール」でプレゼンス=ー9、ミッド=ー3とした
これには「DS*HIG」と名付ける
「DS*HIG」のレベルはかなり上げてあるが、最終的な音量の調整は次回のバンドの練習にならないと出来ないと言うことになる。ディストーション系はオーバードライブ系より更に方形波=つまりオーディオ的には完全にクリップしているわけだから、余計にバンドサウンドに埋もれやすいのでギター単体では適切な音量かどうかは判断出来ないのだ
また実際には、この「DS*HIG」を作ったのはスタジオでの3時間の最後の方だったので、他のディストーション・モジュールを色々と試してみることはしていないので、まだ最終決定のパッチではない
次はクリーン系であるが、まず先に典型的なコーラス・サウンドを作ることにする。これは単に、一人でジャラジャラやっているときに気持ちがよいから作るのであって、新しいバンドのレパートリーの必然性からではないが、まぁそんなことはどうでも良いとして……。
モジュールはそのものズバリ、アンプ・モデリング系の「クリーン」の中の「JAZZ C」つまり、今、ZOOM 707II GUITARが繋がっている「ローランドJC-120」である
JC-120に繋いでJC-120をモデリングするのも変な話ではあるが、まんまな音なのには笑ってしまう。つまり「*THRU*」と同じサウンドなのだ
これに「モジュレーション・モジュール」の「V-CHO(ヴィンテッジ系アナログ・コーラスのモデリング・エフェクト)」を掛ける
こうすると、まんま、JC-120の内蔵コーラスを掛けた音と同じになるのでまた笑ってしまう
しかし、これは完成されたコーラスサウンドの典型だから◎
そして、これを「JC*CHL」と名付ける
次にこれを隣のパッチにコピーして、レベルだけ上げて「JC*CHM」と名付ける
これで静かな曲用のコーラスサウンドと、ハードロックでジャラ〜〜ンとパワーコードを弾くときの二種類のセッティングが出来たわけだ。
最後は本当のクリーン系。本来はコンプ系を作るつもりだったのだが、何をどうやってもZOOM 707II GUITARの「コンプレッサー・モジュール」は「コンプレッサーっぽいセッティングにすると変に歪んじゃう」ことを発見・確認。これでは使えない。なので前述のように、全てのセッティングで初段は「アイソレータ・モジュール(で入力段のサチュレーションを回避)」としたのである。
それじゃあ「パキパキ、ポコポコのコンプレッサー系サウンド」は作れないではないかと言うと、そうでもないのだ。
既に自宅でヘッドフォンで確認してあった「クリーン系」の「MACH」を選ぶのである。「MACH」は前ページにも付記したように「VOX AC30」の回路をベースに作られた高級アンプ=MATCHLESSのシミュレーションなのだが、どう考えても(=聴いても)最初からコンプレッサーの掛かったようなサウンドなのである。そしてゲインをフル(30)にしても全く歪まない。
つまり目的にぴったりなのだ。そこで……
「MACH・モジュール」を基本に、ゲインとトーンとレベルを調整して、典型的なクリーン・トーンを作る
しかしこのままでは何故か低域がボン付くので「イコライザー・モジュール」でロー=ー7として、サウンドをすっきりさせる
これには「CLN*LO」と名付ける
次にこれまた隣のパッチにコピーしてゲインとレベルを上げる
当然、このセッティングはクリーン系のソロが主たる用途だからディレイも掛ける
そして「CLN*HI」と名付ける
さらにおまけ。
この「CLN*HI」のディレイをショートディレイにしてミックス量を増やし、昔懐かし系Rock'n Rollサウンドっぽいパッチも作った。ちょっと前の「ストレイキャッツ」みたいな奴である
こちらは(滅多に使うことはないだろうが)「CL*POP」と名付けた
と言うわけで一通り完成である。要するに
オールバイパスの「*THRU*」(ギターアンプのセッティング用)
歪み系の「OD*LOW」「OD*MID」「OD*HIG」「DS*HIG」
純粋クリーン系の「CLN*LO」「CLN*HI」
コーラス系の「JC*LOW」「JC*MID」
おまけの「CL*POP」
と言うわけだ。
これ以外に筆者のレパートリーから無理矢理に考えられるものには一応、下記があるにはあるが使用頻度は殆どゼロに近いと言って良い。
OD系のワウワウ・サウンド
クリーン系のワウワウ・サウンド
OD系のフェイザー系、フランジャー系
OD系のトーキングボックスもどき
これらはいずれも、既に完成した10種類(「*THRU*」を除けば実際は9種類)をベースに作ればいいだけだからサウンド・メイキングは簡単なので特に慌てる必要もない。
後はこれらのパッチをいかに合理的に並べるかである。何しろZOOM 707II GUITARはフットスイッチが2個しかないから、それが重要になるのである。
以上全てを整理すると下図のようになる。
Bank A
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Patch
*THRU*
OD*LOW
OD*MID
OD*HIG
DS*HIG
CLN*LO
CLN*HI
OD*MID
JC*CHL
CL*POP
purpose
G-Amp Setting
ロック系フュージョン他
ジャズ系フュージョン他
ハードロック系
ポップス系全般
Bank B
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Patch
CLN*LO
JC*CHL
JC*CHM
OD*HIG
OD*MID
DS*HIG
CLN*HI
OD*HIG
OD*MID
CL*POP
purpose
Led Zeppelin/Stairway to Heaven ※1
ロック系全般
BB&A ※2
Bank C
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
Patch
PB*ODN
PB*ODU
PB*CLN
PB*CLU
*THRU*
*THRU*
*THRU*
*THRU*
*THRU*
*THRU*
purpose
For Headphone to PBG4 ※3
not in use
上図は当然のようにあくまで取り敢えずの暫定的な配列である。実際のバンド練習などの結果で色々と変更や改良の必要が出てくるであろう。勿論、各パッチのパラメータも同様である。
ところで説明が必要なのは「Bank C」(上図の※3)である。
「Bank C」はZOOM 707II GUITARをPowerBook G4と繋いでiTunesを使ってヘッドフォンで練習するときのためのパッチを集めたバンクなのだが、以前とは大幅に考え方を変えている。また「超・裏技」も含まれる【笑】。
と言うのは……
PowerBook G4&iTunesで練習するときのためにわざわざ(スタジオ&ライブ用と全く同じ配列の)パッチを(わざわざヘッドフォン用にパラメータを変更して何から何まで)全部、用意する必要はないと割り切ったので大幅に省略
具体的にはオーバードライブ系とクリーン系それぞれひとつだけに簡略化
※「PB&ODN」と「PB*CLN」
当然、いずれもヘッドフォンで聴いて気持ちがよい状態になるように、全く別のパラメータで作ったパッチであるのは言うまでもない
但し、最近、ギターのチューニングを(ボーカルの音域の問題、並びにレパートリーに追加した曲がE♭チューニングで、しかも6弦開放があるので)今どきの流行の「E♭チューニング=半音下げ」に変更したので、元キー通りに演奏する曲については、ピッチシフターを使って半音上げるセッティング(これで出てくる音は元キーになる)をオーバードライブ系、クリーン系のそれぞれに用意
※「PB*ODU」と「PB*CLU」
※「U」は勿論「Up-shift」の意味
※こう言う点についてはデジタル系エフェクターは全く便利である
そもそも、曲の途中でエフェクターのフットスイッチをタイミング良く踏むのは演奏技術の一部だから、それを練習するときはギターアンプ用のセッティングで行なうこととする(と、これまた割り切る)。
この練習をするときはついでにちゃんとストラップを装着して立って演奏しないと意味がないわけだし。
なお、例によって言わずもがなの蛇足的説明を加えておきましょう。
パッチセット表の※1は、いつもの「天国への階段」専用のパッチ・セット。図のパッチを左から右に順番に踏んでいけば曲が完結する
※2には本当は「トーキングボックスまがい」を加えないとライブ版のSuperstitionが演りづらい【苦笑】
今後はPowerBook G4用のセッティングを更に別のバンクに移して、前述の「フェイザー系」や「ワウワウ系」を組み込んだ別のバンクを作って「パッチの品揃えを増やす」と言う楽しみが残されている♪
とまぁ言うわけで、1万円そこそこのZOOM 707II GUITARは間違いなく使えるマルチ・エフェクターである。
但し、ライブなどで本当に使い易いエフェクターは(これまた超・蛇足なのだが)次のようなものだろうと考えている。
足元にはケーブル一本で繋がったフットコントローラーのみ(ペダル付き)
フットコントローラーにはバンク切り替えせずに5〜10のパッチをダイレクトに呼び出せるフットスイッチ
アップとダウン別々のバンク・チェンジ用のフットスイッチ
大きなLED表示画面(パッチ&バンク・ネーム他を表示)
それとは別のチューナー用画面
エフェクター本体は別体でギターアンプの近くに置くタイプ(要するにラックタイプのマルチ)
Bank
UP
Patch & Bank
Indicator
Tuner
Indicator
Foot
Pedal
Bank
Down
[ 7 ]
[ 8 ]
[9 ]
[10]
[ext]
[ 1 ]
[ 2 ]
[ 3 ]
[ 4 ]
[ 5 ]
[ 6 ]
まぁ〜こんな感じですかな……(¨;)
こう言うタイプ(ラックタイプの本体とフットコントローラーのセット)の超格安版を価格破壊のチャンピオンであるZOOM社が出してくれないだろうかぁ?
(書くまでもないが、予算度外視なら、こう言うものは簡単に手に入る)
それと言うのも、ZOOMが最近出したZOOM 707II GUITARの上位版であるGFX-5(下記ZOOM社のHomePage参照)はパッチをチェンジするフットスイッチがたったの三つしかないのだ。これじゃ不便なのであり、ZOOM 707II GUITARから買い替える(買い足す)意味がないのだ。
もう一つ。
いわゆるストンプ・ボックス(足下に置く小型のエフェクター)にしろフット・マルチにしろ、この手のエフェクターを使う場合にはギターのシールドケーブルの取り回しに本質的な不都合=不合理がある。
ワイアレスなら話は別だが、そうではない場合、ギターからのシールドはギタリストの後方に延びているのが望ましい。大昔のアンプ直結時代なら必ずそうだった。これならギタリストの邪魔にならないのである。
ところが、ストンプ・ボックスやフット・マルチの場合はギターからのシールドはまず最初に、これらのエフェクターに繋がり、そこからギタリスト後方のアンプに延びる。ところがエフェクターはギタリストよりも前の床に置いてのである。
この結果、ギターからのシールドがギタリストの足元に散らかる=とぐろを巻くのである。この状態は非常に具合がよろしくない。
この問題をエフェクターを買い替えずに解決するには7〜10mぐらいの長めのシールドを使って、ギターから一度、ギターアンプ側に(ゆとりを持って)伸ばし、そこから(何も接続せずに)床を戻してエフェクターに繋ぐしかない。勿論、この場合には戻ってくるケーブルはガムテープなどで床に固定する必要がある。しかし、言うまでもないことだがシールドが長すぎるのは最も避けたいことだから、この案はサウンド的によろしくない。
さもなくば(馬鹿みたいな話だが)このためだけにエフェクターの前にバッファーアンプを噛ませると言う手もある。バッファーアンプをギターアンプ側にセットするのである。が、これは全く現実的ではないと言うか経費的に馬鹿らしい。
しかし、当然のように前述のラックタイプ+フットコントローラーなら、この問題も一発で解決しちゃうのである。
ああ、悩みは尽きぬ秋の夕暮れ(^^;;
結局、悩みはZOOM 707II GUITARだけでは解決しないことが判明(¨;)
そして混迷のエフェクター三昧ダンジョンへ……。。。
ZOOM PD-01
ZOOM HL-01
dpGuitar System
dpGuitarSystem2
追記
:
2006年晩夏にXotic RC-Boosterを購入し、これまでのエフェクター三昧ダンジョンから脱却してシンプル&マルチパーパスなシステムに変更。
詳しくはこちら
。
http://www.zoom.co.jp/
(c) ZOOM CORPORATION