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2001年は毒林檎=Mac的には筆者として画期的な一年だった。なんたって、それまで毛嫌いしていた「PowerBook」に乗り換えたんだから。そして更に、「iPod」のお蔭で世に出てから22年間無視してきたヘッドフォンステレオに填る羽目になった。これらについては他のページで詳しく書いているのでここでは触れないが、その他、毒林檎生活的な2001年を振り返ってみよう。 |
3月にPowerBook G4が来た時点で全く不要になったPowerMac 8500/G3一式は本体とモニターを、それぞれ別の友人に譲った。譲り受けたデザイナーのおね〜ちゃんが使っているうちにPowerMac 8500/G3が不調になった時に、そのおね〜ちゃんは内蔵された二台のHardDiskを大胆無謀にも両方とも初期化してしまったらしいが、それじゃなんのための二台内蔵なんだ?? と言う話はさて置き、既にPCIスロットが余っていないのでFireWireが無い。と言うことはiPodが繋がらない。旧機種は辛いのである。Mac OSはMac OS 9.1までしか入らないからiTunes2も動かないし。
なんてな状況のおね〜ちゃんが筆者がセッティングしたギター仲間のiBook(Late 2001)を見た時は目が点になっていた。何故ならば、でっかいPowerMac 8500/G3よりクロックは速いし、HardDiskは最廉価モデルでもちゃんと15GB搭載だからである。しかも小さいとは言え、液晶は物凄く綺麗なのである。 |
そのiBook(Late 2001)は元々はIBM ThinkPadを使っていたギター仲間氏が「ギター研究会・例会」で筆者に洗脳された結果、購入したもの。当然のように「填めた責任からインストールはしてあげます」と言うことで、AppleStoreからiPodと一緒にうちに納品されたので、完璧なセッティングをしてから「出荷」した。PowerBook G4のメモリーを増設した時に余った128MBメモリーも差して差し上げた。
そのiBook(Late 2001)に触るのは初めてだったのだが、結論から言うと実に良く出来たマシンである。筆者が発売後まだ9ヶ月の上位機種を持っているからいいようなものの、旧型PowerBookやiBook、あるいは前述のおね〜ちゃんのように数年前のPowerMacだったりすると「嘘、これで158,000円??」と悩むこと必定ってぐらいに良く出来ていて性能も高いのである。
旧型iBookと同じ12inch液晶で1024x768 pixelだから老眼の人には辛いだろうが、少なくとも筆者の目には大きな問題ない。視野角は異常に広く、色むらも少なくて、この点では完全にPowerBook G4を凌駕している。CPUはG3/500MHzモデルだが通常の操作で遅いと感じる場面はない。HardDiskも15GBだから筆者みたいにiTunesで5GB以上消費しても大丈夫。
普通の人ならメインマシンとして充分だし、マニア系でもサブに一台欲しくなるぐらいである。筆者だってちょうど一年前にワイフのXmasプレゼントに購入した在庫処分のタキシードiBookが119,000円だったから許せる物の、タキシードiBookにはFireWireが無いという問題はあるわけで、それでも、このタキシード君は事実上はエプソンPM-780Cの無線LANプリンターサーバーとなっているからいいけど、でも遙に小さいiBook(Late 2001)の方が場所を取らなくていいから欲しくなっちゃうぐらいに良いマシンだと思うのである。
と言うわけで、完璧セッティングのiBook(Late 2001)とiPodを入手したギター仲間氏が毒林檎中毒になるのは必定である。なんか久々にWindowsの牙城を崩した気分の筆者である(^^)v |
ひょんなことから底値(17,800円)で購入したエプソンPM-780Cのプリント品質には改めて驚いた。以前から実家などで旧モデル(700C、750C)を使っていたが、PM写真用紙を使ったことがなかったので実力に気が付かなかったのである。それが今年は愛猫・来夢ちゃんの写真、Atelier Murmurの商品写真などに大活躍して市場ダントツ人気の理由を思い知った。
早い話、デジカメとMacとエプソンがあれば、もうDPEも印刷屋も不要なのである。実家の方で70年前からカメラに填っているうちの父親が改めてデジカメ(Nikon CoolPix 880)とエプソンに填っているのも無理はない。ニコン、ライカ、ローライフレックスなどを200数十台保有する本物の銀塩カメラマニアが納得するプリント品質が得られるデジタル時代、デジタル革命はまことに素晴らしい。 |
世は正にブロードバンド時代である。「ブロードバンド」と言う業界用語は流行語大賞にも選ばれた。去年までは殆どの人が知らなかった全くの新語なのにである。
我が家は幸い、去年の9月からCATVインターネット(J-COM Broadband)であるから時代に先行出来ている。今年の中頃に2Mbpsに増速され、更に来年2月から順次8Mbpsに増速されることが決まっている。しかもAirMac=無線LANである。
300bpsのパソコン通信から知っている世代としては隔世の感があるなんてもんじゃない。人力車がF-1になったようなものである。
この調子で行くと、数年以内のFTTH=100MBbpsは間違いないだろう。無線LANの方もすぐに次世代規格に変わるであろう(現在のAirMacだと最大で11Mbps)。
とにかく、現時点でまだモデム環境やISDNしか知らない人は東名高速を三輪車で走行しているようなもんなんだから、さっさとどうにかしましょう。さもないと会話が成立いたしません【きっぱり】。
ちなみにうちのHomePage(ここである)だって以前みたいに「これじゃ重くなるな」なんて配慮は一切しなくなっちゃったもんね。だってローカル(自分のHardDisk上のデータ)でチェックするのと、サーバー上のを見るのとで表示速度が殆ど変わらないんだから。 |
ところで、毒林檎的に触れなくてはいけない最大のトピックスは本当はMac OS Xであろう。これはWindows的に言えばWindows3.1がいきなりWindowsXPになっちゃったぐらいに大きな変化なのだが、しかし、それだけにまだまるで使い物にならないのである。
現時点最新のMac OS X 10.1.2はOS的にはかなりまともになったのだが、いかんせんアプリケーションの対応がまだまだなのである。キラーアプリケーションの権化であるAdobe PhotoshopのMac OS Xネイティブ版が来年中盤にならないと出ないとか問題が多すぎる。
しかし、それ以前の大問題がある。そもそもMac OSがMac OSである最大の理由はFinderの存在なのだが、Mac OS Xでは、そのFinderがNeXTライクなブラウザーに変わってしまっているのも旧来からの毒林檎オタクには許せないのである。
と言うわけでMac OS 9.nが動く間、サポートされる間はMac OS Xには関与しない筆者である。そもそも本気でMac OS Xをチェックするなら専用マシンが無いと辛いのだ。 |
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