2001.10.06[土]更新

	MacPlus, MacSE/30 | MacII, MacIIfx, MacIIvx, MacIIcx&ci | LC475, LC630 | 5500, 5440, 5430 Quadra 800 | 8100/80, 8100/G3 | 8500/G3 | 7220/G3 | iBook | PB G4/400 | PB G4 15" 1.5GHz ■ iBook その２ PBG4故障でグレードアップ iBookがなければエラいこっちゃだったのだ しかし画面が小さいのだけが玉に瑕 PowerBook G4がずっこけて入院してしまったので本来はワイフ用だが実は全く使ってない旧型iBookを急遽自分用の環境にして常用することとした。別のところにも書いた通り、こう言う場合はTAXANのFireWire/USBコンパチ外付けHardDisk（30GB）が超便利。PowerBook G4がずっこける5日前のバックアップが保存されているのでE-Mailなどのファイル類は大きな問題なし。 それよりも困るのがシステムフォルダーに関連する各種の設定関係。PowerBook G4はAppleScriptや各種ユーティリティでカスタマイズしまくっているので、この状態をiBookで再構築するのが結構面倒。しかし元々はすっぴん環境に近いiBookをいつになるか分からないPowerBook G4の修理上がりまで使い続けるのはたまらないので、ほぼ同じ状態にした。 ところでPowerBook G4（G4/400MHz）から旧型iBook（G3/366MHz）へグレードダウンした使用感はどうか？これが意外と違和感なく使えるのである。比較するとざっと次のような感じである。 通常の使用では速度の差は殆ど気にならない 但し、一部の処理ではG4のAltiVecエンジンの有無がはっきり分かる。筆者に関係ある処理としてはAdobe Photoshopのフィルター処理、GraphicConverterでのサムネール・アイコンのバッチ処理など 画面サイズ（800x600）だけはどうにもならないほど不便 HardDiskが5GBしかないのでPowerBook G4の環境をそのまま戻すのは全く不可能 よって、例えばiTunesのライブラリなどは諦めるしかない（が別に不要不急だからどうでもよい） 192MBのメモリーは明らかに足りないが、注意して使えば何とかなることはなる USB端子が一個しかないのは不便 FireWireが無いのも不便 と言うことからすると、iBook（Dual USB)なら問題は殆どないと言うことになる。PowerBook G4でのDVD再生は実は使い物にならないので、最初からAppleStoreでiBook（Dual USB)のCD-R/RWドライブモデルを選び、HardDiskをBTOで20GBにして、さらに後でメモリーを256MB足して320MBにすれば充分だろう。 今現在、PowerBook G4とiBook（Dual USB)のどっちにするかを悩むならiBook（Dual USB)で充分と考えるかも知れない言うことである。 逆に言えば、PowerBook G4の次のモデルはかなり高速のG4プロセッサーとCD-R/RWコンパチドライブは必須であろう。 と言うわけで、処分価格（109,000円）で購入したにしては、旧型iBookはかなり使えるマシンだと言うことを改めて確認したのだった。 しかしである。やっぱり辛いのが実装メモリー容量。昔なら広大な空間の筈だったこのiBookの192MBはMac OS 9.2.1環境では狭くて仕方がない。512MBにしてあるPowerBook G4のつもりでApplicationをパカパカと開くわけには行かないのである。 だが幸いにしてメモリー相場は下落を続けている。と言うわけで、PowerBook G4がいつになったら直って来るのかの見通しが全く立たないと言う現実を踏まえて、出掛けたついでにいつものビックカメラ渋谷東口店で256MBを一枚買って来た。 この結果、実装320MBとなり、実用上の支障が無くなった。それにしても、これでPowerBook G4から外した分とあわせて128MBメモリーが2枚も余ってしまったのは実にもったいない。PowerBook G4やiBookはメモリースロットがギリギリの数しかないからデスクトップ機のように単純に追加ではなく差替になるのが馬鹿らしい。 これなら安心して使えるのだ 旧型iBookで不便なのはUSB端子がひとつしかないことである。だからだろうか新型iBookは「iBook（Dual USB)」と称するぐらいである。特に筆者のようにマウスを常用する人はデジカメや外付けHardDiskあるいはプリンターを繋ぐたびにマウスを引っこ抜かなければならないのは堪らない。その状態だとトラックパッドしか使えないのも困る。 そこで例によって例のごとくビックカメラ渋谷東口店でサンワサプライの超小型ハブを買ってきた。当然、電源不要タイプである。ご覧の通り、とにかくちっちゃいのが宜しい。USBはホットスワップなのでマウスは繋ぎっぱなしで、それ以外のUSB機器を抜いたり差したりしても何の問題もないのは昔と違って本当に便利。 かくて色々な意味でグレードアップされ使いやすくなったiBookであるが、PowerBook G4が治ったので、これからはまた、主としてEPSON PM-780Cのプリンターサーバーとして使われることになる。 滅茶滅茶コンパクトで邪魔にならないUSBハブ 後記：その後、iBook君は暫くは息子が使っていたが、いかんせんHardDiskが9GBではiPodの管理も出来ない。かくして役目を終えたiBook君は物置に仕舞われていたのだが、ある時の荷物整理のついでにバラバラに分解して分別ゴミで廃品回収されていったのだったのだった。