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2001.10.02[火]更新
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8500 iBook その1:AirMacの便利さを知る
iBook

ベースモデル:iBook
PowerPC:G3/366MHz
HardDisk:5GB
RAM:192MB(購入時)→320MB
24倍速CD-ROM
AirMacカード
Apple ProMouse
Mac OS 9.2.1


かなり以前からワイフが、そろそろノートパソコンが欲しいとわめいていた。また、12月に入ってビックカメラのテレビ・コマーシャルで「ビックカメラ特価、iBookが118,000円!!」ってぇ〜〜のが妙に気になりだした。そしてクリスマスだからタイミングもばっちしと言うわけで、12月25日[月]にビックカメラ渋谷東口店に行ってみた。確かに店頭のボードに「128MBメモリー増設で119,000円!!」とある。安い。
個人的にはiBookやiMacには全く興味がないから詳しいスペックなどを今まではちゃんとチェックしていなかったのだが、要するにFireWIreの付いた最新型iBookの前のモデルのタキシードカラーなのだな。うちはDVDはやらないし、他のスペックは殆ど変わらないから、こりゃ買いであると即断。ちょうどビック・ポイントカードの点数も多少溜まっていたので事実上100,000円ぽっきりで手に入った

家に持ち帰って早速セッティングに取りかかる。
最初にやることはメモリーの増設。今までノート型のMacを購入したことがないので、ちゃんとマニュアルを見る。バッテリーを外してからキーボードの上端にあるスライド・スイッチを2カ所ずらすだけで、あっさりと内部アクセスに成功。何という合理的かつ安易な設計なんだろうと感心。とにかくメモリー増設は3分ぐらいで誰にでも出来る。
ここから先は普通の人はやらない作業。つまりHardDiskの初期化。
iBookには(当たり前だが)いつでも買った時点に戻せるリストアCD-ROMが付属しているので躊躇することなく、いきなり内蔵HardDiskのイニシャライズ。内蔵5GB-HardDiskを約4.3GBと約700MBに切り分ける。言うまでもないことだが700MBの方は緊急起動/メンテそして仮想記憶領域専用である。この作業をしておかないと後々が不便でしょうがないのである。その論拠はこちらを参照のこと
付属のMac OSは最新版のMac OS 9.0.4なので、動作は安定しているから我流必須作業はスムーズに完了。

それにしても、外観デザイン、雰囲気、蓋を閉めると即座にスリープなどなど、iBookの商品性はとても高く、使い勝手は非常に良い。個人的には画面サイズが最大で800x600 pixelなのが致命的だが、その他の点に関してはバリュー・フォー・マネーと言う意味でもPowerBookシリーズよりよっぽど気に入っちゃったと言うのが正直なところ。速度的にもPowerPC G3/366MHzなんだから、じぇんじぇん全く問題がない。ついでに言えば、iBookによってiMacは、その商品性をApple自ら否定してしまったのではないかとさえ思う。
しかしである。
このスタイリッシュで、とってもかわゆいiBookちゃんにEthernetケーブルを繋いでInternetってぇ〜のは、iBookのそもそもの商品コンセプトに反する。ワイフはコンピュータに関しては全くの素人であるから、筆者のようにMacの前にきちんと座ることがコンピューティングであるという発想は全くない。食堂テーブルでもソファーでもベッドでも、はたまたガーデニングしてあるベランダでも気軽にiBookでHomePageが見られることが理想。
場所を移動するたびにケーブルを繋ぎ換えるなんてことは冗談じゃないはずなのである。
第一、もしそうしようと思ったら、従来の方法では家中のあっちゃこっちゃにEthernetのポートを出しておかなければならない。
こうなると、やることはひとつ。
iBook
と言うわけでiBookを買った翌日、再び、ビックカメラ渋谷東口店へ。そしてAirMacカードとAirMacベースステーションを購入。これで、ほぼ通常のiBookの価格になったわけだ。
そして再びキーボードを外してAirMacカードを組み込み、AirMacベースステーション(例のUFOみたいな奴)を我が家のEthernetによるネットワークと接続。
なんたってAppleのやることだから、これであっさりとiBookで自宅内無線LANが出来ると思ったら。。。これが大間違い。じぇんじぇん繋がらない【涙】。
色々と悩みまくること1時間。過去10年間のMacとの付き合いで、これほど悩んだのは生まれて初めて。やることを総てやった結果、iBookからAirMacベースステーションを通じて=つまり無線LAN=でプリントすることには成功したが、Internetには繋がらない。
こうなると原因はただ一つ。
それは我が家のInternetへの接続がケーブル・モデム=CATVインターネット=であると言うこと。
てぇ〜ことは、もう一つ、特殊なものを買い込んでこないと理想的な状態にはならないと言うことなのである【涙】。

かくてビックカメラへ二日間連続に続いて、三日目には秋葉原は秋葉館詣でと相成ったのである。ここでNTT-ME東京が出しているブロードバンド・アクセス・ルーター(型番はBA-512)を購入。
そして帰宅して再度セットアップに挑戦。結論から言えば、約20分後には無事、iBookは一切のケーブル無しでHomePage閲覧もE-Mail送受信もPostScriptプリンターへの出力も全部出来るようになったのだったのだった(^^)v
この環境は正に画期的である!!

技術解説【笑】なんでiBookはすんなりとAirMac出来なかったのか?
理由は大きく分けて二つある。
まず、我が家の場合、何にも考えないで従来のネットワークにAirMacベースステーションを噛ませてInternetに接続しようとすると、そこにはDHCPサーバーが複数あることになってしまう。DHCPサーバーが複数あるとプライベートなIPアドレスが勝手に発行されまくるわけで、これは例えば携帯電話の電話番号が特定できないのと同じ事だから、当然、繋がらないわけである。
であるから、我が家の場合で言うと、INS-64時代から存在するダイアルアップ・ルータ=MN128-SOHO SL10とAirMacベースステーションの両方とも、DHCPサーバー機能をオフにする必要がある。
ちなみに、これを試すのは簡単で、AirMacを使わずにiBookを普通にEthernetケーブルで繋げば問題なく繋がるのである。
もう一つはケーブル・モデム=CATVインターネットの特殊性。ADSLでも同じなのだが、従来のINS-64などと違って事実上の専用線接続だが、しかし純粋な専用線接続とはまた少し違う面もあるので、その結果、やはりIPアドレスをすんなりとは取得できないなどの問題が起きるのである。
これらを解決しちゃうのがブロードバンド・アクセス・ルーターと言うわけ。この間まではダイアルアップ・ルーターがInternet時代の超便利商品の代表格だったけれども、これからは、このブロードバンド・アクセス・ルーターが花形になるのは間違いない。

蛇足:ところでAirMacあるいは無線LANを導入しようと考えた場合、一番気になるのは次の3点だと思う。
  1. 本当に繋がるのか?
  2. 速度はどうなのか?
  3. 到達範囲はどれぐらいなのか?
最初の「繋がるか?」については、いま書いた通り。各自のネットワークの状態によって単純には行かない場合もあると言うことだが、しかし、ちゃんとセッティングすれば確実に繋がる。少なくとも自宅にiBookとAirMacしか無ければ話は簡単であり、Defaultのままですぐ繋がるはずである。
「速度」についてはAirMac状態であっても、我が家の場合で言えば、ちゃんとケーブル・モデムの速度が出る。これはAirMacの方がCATVインターネットより速いのだから当たり前。ISDNの5〜10倍は軽い。ただし接続環境がAirMacだけの場合はAirMacベースステーション内蔵の56Kbpsモデムの速度になる。
つまり無線LANだから遅いとか言うことは全くなくて、各自それぞれのInternetへの接続方法、つまりモデム=アナログ回線なのかISDNなのかケーブルモデムなのかADSLなのか等に依存する。
最後の「到達距離=送受信可能範囲」であるが、これは筆者の予想より遙かに遠く範囲も広いことが分かった。最初、先入観から、いわゆる見通し距離である必要があると思い、AirMacベースステーションをワイフが主としてiBookを使う筈のリビング・ルームに置いたのだが、その後で試しに廊下を隔てた別の部屋にあるPowerMac 8500のOAラック上に置いたら何の問題もないのである。途中には明らかにコンクリートの壁があるのだが送受信に全く支障はない。
その後、色々と実験してみたが、我が家(賃貸マンション)の全ての部屋で無線LANが可能であった。スチールドアを隔てた玄関の外では流石にゲインが落ちたが、自分の区画内では全く問題ないと言うことである。
以上から予測すると、これから数年以内に「モバイル」と言う言葉は死語になるかも。つまりワイアレスで繋がるのが当たり前の時代がやってくると言うことである。
とにかくAirMac無しのiBookは意味がない【きっぱり】。
iBookだけでInternet出来ちゃうのである。これは正に画期的としか言いようがない
PM8500のOAラックにセットしたAirMacベースステーションとブロードバンド・アクセス・ルーター

追記:iBookには外部記憶装置が付いていない。だから中身のバックアップはAirMac経由で8500/G3にコピーするしかない。と言うわけで暇な正月休みにこれを実行したのであるが、都合、CD-Rで3枚分(約1.8GB強)の転送コピーは何のトラブルもなく、かつ思ったほどの時間も掛からずに成功した。
方法は極めて単純で、iBook側のファイル共有を有効にして、8500側のCD-R焼き専用ボリュームに650MBに収まる範囲で転送するわけである。転送中は文庫本を読んでいればよい。
こんなことは昔なら掛かる時間と信頼性から絶対にやらないのだが、今は時代が違う。何の問題もないのである。かくてiBookの中身の全てのバックアップをちゃんと別途保管することが出来た。
こうしておけば、万が一、iBookがこけてもCD-Rから起動して簡単に元に戻せるわけである。

追記その2:AirMac 1.3が出た。AirMacベースステーションとiBook側のソフトをそれぞれアップデートし、AirMacベースステーションの設定を変更したら、ブロードバンド・アクセス・ルーター(BA-512)無しでiBookとPowerBook G4のインターネット同時接続が可能になった。このアップデートは素晴らしい。但し、筆者の場合は時期的な問題で先に無駄な出費をする羽目になったわけだが(T_T)
詳しくはこちら

追記その3:Appleから出た「J-iBook FWUpdate 4.1.7」を実施。最初、アップデート完了後に全く起動しなくなり焦りまくったが、色々いじっていたら直った。その後は全く順調。メモリーの認識なども正常である。

追記その4:今のところは殆どEPSON PM-780Cのプリンターサーバーと化しているiBookちゃんだが、秋からはワイフが本格的に使うというので、Apple純正光学式マウスであるPro MouseをAppleStoreで購入した。Macをそこそこに使うならIntelliMouse Explorerはややこし過ぎるからである。写真で見ると分かるが、Apple Pro MouseのケーブルはUSB端子が左側にある旧型iBookには若干短すぎるかも知れない。
それは別として、Apple Pro Mouseの操作性は非常によろしい。
iBook
10年以上前に事務所用に自分で組み立てた東急ハンズで買ったアルミ角材を使ったラックを綺麗に掃除してからiBookとエプソンPM-780Cを載せるようにした
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