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2001.10.24[水]更新
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PowerBook G4/400(M7952L/A)
その18:キーボード問題の自主的解決
すっきりさわやかな英文字だけのキートップ♪

PowerBook G4を入手したときから気になっていた筆者にとっての大問題、すなわちPowerBook G4のキーボードが『JISかな仕様』なので死ぬ程かっちょ悪いと言う点の解決策は他力本願ではまるっきり目処が立たない。それと言うのも、PowerBook G4用のUS版キーボードは秋葉原などのマニア系ショップでも全く発売される気配がなく、それどころか、わざわざ秋葉館に問い合わせたところ、従来のPowerBookと違ってPowerBook G4用のUSキーボードは部品としてApple社正規ルート以外はアメリカでも全く流通しておらず入手は不可能とのことで、実際、秋葉館ではPowerBook G4やiBook(Dual USB)の英語版を自社保証で並行輸入販売しているぐらいなのである。

そもそも、筆者が何でUS版キーボード仕様にこだわるかと言えば、その主たる理由は二つ。
  1. 過去28台のMacは全てUSキーボードだった
  2. JISかな仕様はMacのデザインコンセプトと合わない
前者の関係から、PowerBook G4の使い始めには一部の記号などの入力で(US版とJISかなでは配列が違うから)キートップを探してしまうこともしばしばであった。しかし、これについては5ヶ月使っていたら慣れてしまった。
しかしローマ字入力の筆者にとっては全く意味が無く、PowerBook G4のクールなトータル・デザインを著しく汚しているだけのキートップのかな表記だけはいつまで経っても許せない。
これ以外にPowerBook系固有の問題として、JISかな仕様の場合にトラックパッドとの位置関係が適切ではなくなると言うのもあるのだが、筆者の場合はトラックパッドは使わないから関係ない。
とにかくすべての点で気に入っているPowerBook G4だが、キートップのかな表記だけは許せないのである。

そこでとうとう我慢が出来無くなって、ちょっと前からやろうかどうしようかと「珍しく躊躇していた作業」をやらかしてしまったのだったのだった。
それはつまりキートップ問題の究極の自己解決作業である。

その方法論は単純である。キーボードはそのままに、キートップのかな文字をどうにかして取っちゃおうと言うのである。
そこでまず実験的にスペースキーの左側の「英数キー」を外して、うちにある全ての溶剤でプリントが剥がせるかを試してみたが駄目。次にカッターで剥がすように削ってみたが手間が掛かるし、どんなに丁寧にやってもキートップに多少は傷が付くことが判明。となると残る方法はただ一つ。昔流の言い方をすれば「水ペーパー」で削ること。今風に言えば、田宮模型のフィニッシングペーパーの使用である。
フィニッシングペーパーとは400番から2000番までの様々な粗さの耐水サンドペーパーのセットのことである。この種のサンドペーパーはそのまま使うのではなく、必ず水と一緒に対象物(殆どの場合はプラモデル)を磨くのに使う。そうすると水と混ざってペースト状になったプラスチックが潤滑剤並びに超微粒子研磨剤の役割を果たして、非常に滑らかに仕上げられるのである。
要するに小学校から高校ぐらいまで填りに填ったプラモデル工作の仕上げ行程の再現である。つまり、筆者にとっては経験豊富で手慣れた作業となるわけだ。
キートップを外したところ 総計51個のキーをひたすら削る

と言うわけで手順はざっと下記の通り。
  1. PowerBook G4から該当するキートップ(全部で51個だった)を取り外す
    ※この時、極めて軟弱なるキーボード基板がたわむので、外すキートップの周りを押さえながらやること
  2. 600番の田宮フィニッシングペーパーと水を使って余計な文字や記号を削り取る
    ※フィニッシングペーパーはすぐに目詰まりするので、1.5cm角ぐらいに細かく切り離したものを予め沢山用意しておくと良い
  3. 1500番のフィニッシングペーパーで、削り取った後の「擦過傷」を目立たないように滑らかに仕上げる
    ※1500番は600番と違って削ると言うよりは滑らかにするだけだから、英文字部分も含めて全体を磨いちゃって構わない
  4. キートップを固く絞った濡れ布巾で綺麗にする
    ※ペースト状のプラスティックが付着しているからである
  5. キートップを元に戻す
以上が数個ならどうという作業ではないのだが、51個となると最後の方ではキートップを押さえる左手の指先も、フィニッシングペーパーを持っている右手の指先もかなり疲労するが、出来上がりは予想以上に見事と自画自賛の仕上がり。比較写真で見ても分かる通り、実にすっきり爽やかでPowerBook G4のデザインコンセプトとマッチする。
「ごちゃごちゃ」と「すっきり」の明らかなる対比(^^)v

なお、キートップを外したときに、その下にあるデルリン樹脂らしき小さなパンタグラフ状の部品が基板側の金属タブから外れたりすることがある。こうなった場合はちゃんと直さないと後でキーの動作がおかしくなる。

蛇足その1:JISかなキーボードで嫌なのは「かな文字」だけではない。
  • controlキーの「鉛筆マーク」
  • スペースキー左の「英数」キー
  • スペースキー右の「カナ/かな」キー
  • optionキーの「alt」の文字
    ※Windowsじゃないんだから(-"-)
当然、これらもすべて除去したのは言うまでもない。

蛇足その2:最初のテストで傷が付いてしまった「英数キー」だが、こういう場合もフィニッシングペーパーを使えば完璧に傷を消すことができる。但し浅い傷に限るが。

蛇足その3:こう言う手間と時間と根気のいる作業はやってらんないと言う人は下記サイトにてキートップだけを手に入れるようだ。但しPowerBook G4用として売られているモノはないし、そもそも、このサイトは今年になってから一度も更新されていないのが疑問である。 http://www.eleking.com/

ところで話変わって、タイピング中の誤動作の元凶であるトラックパッドは筆者のように100%、IntelliMouse Explorerを使う者としては無用の長物以外の何物でもない。だったら機能しなければよいわけである。
そこで色々と探したらありました。その名も「PadOff」と言うユーティリティである。
PadOff
これはなかなかの優れもの
http://hp.vector.co.jp/authors/VA013524/padoff_user.html

使い方はいたって簡単。PadOffを起動して自分好みのホットキーを設定してやれば良いだけ。だから筆者の場合は起動項目にエイリアスを入れて常時起動するようにして、余っているF12にホットキーを割り当てている。こうしておけば、通常はPowerBook G4の起動プロセス完了直後にF12キーを押してトラックパッドを殺してしまえば良いのである。
と言うわけで、PowerBook G4入手から5ヶ月目にしてキーボード問題を自力で解決したのだったのだった。
我ながら良くやります(^^)v

追記:2001年9月27日[木]突如アップルジャパンはPowerBook G4とiBook(Dual USB)の英語版キーボード(部品)の販売を決定した。日本のMacの世界では有名なプログラマーがかなり派手にアップルジャパンに対して英語版キーボードを扱うよう働きかける運動を行ったせいなのかどうなのかは不明だが、とにかく朗報であることは間違いない。
但し筆者の場合は完全に手遅れであったわけだが(^^;;

そして更に2001年秋。iBookとPowerBook G4のマイナーアップデート・モデル発売を契機に、AppleStoreで英語版と日本語版のキーボードをBTOで選べるようになった。こう言う進歩と改善はどんどんやって欲しいものである。
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