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■ PowerBook G4/400(M7952L/A)
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その19:メモリー増設 |
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世の中はデフレである。そのお蔭でメモリーが安い。その昔、MacIIfxのメモリーを16MB増設したら16万円掛かった時代と違って、Windowsのデスクトップ機なら512MB増設でも数万円。PowerBook G4を買ったときに増設した256MBメモリーは今年の2月にラオックスMac館で3万円だったが、半年後の今やそれが軽く1万円を切っているのである。 |
だがしかし、筆者のPowerBook G4+Mac OS 9.2.1は筆者の使い方では現状の128MB+256MB=384MBで何の問題もなく充分なのだが、しかし256MB一枚が1万円を切っちゃったなら話は別。それと、間もなく発売される「少しはまともになった筈」のMac OS X version 10.1をテストする場合を考えるとメモリーは多ければ多い程良いと言うことが分かっていると言う必然性もあるにはある。 |
てなわけで、他の用事もあって渋谷に出掛けたついでにビックカメラでメモリーを仕入れてきた。店員にPowerBook G4用の256MBのメモリーをと頼んだら、最初はバルク品(7,800円)を出してきたのだが、それでは何かと不安なのでバッファロー(メルコ)製(9,800円)にしてもらった。秋葉原まで出掛ければもう少し安いだろうが、大きな差はないだろうし、ビック・ポイント・カードのこともあるから気にしない気にしないと言う判断。
以下、念の為にPowerBook G4のメモリー増設手順(既にメモリー・スロットに2枚メモリーが刺さっている場合)。
- PowerBook G4の電源を落とす
※筆者の場合、こう言うことでもない限り、PowerBook G4の電源を切ることはない
- キーボード上部の三カ所のラッチを引いてキーボードを上に持ち上げ、パームレスト部分に裏返しに置く
※真ん中のラッチをロックしている場合は小型のマイナスドライバーが必要
- この段階で指先を基板の金属部分に触れさせたり、指先に息を吹きかけて湿気を含ませたりの静電気対策を励行すること。今の季節はまだまだ湿気が多いからいいが、冬場は気を付けるに越したことはない。メモリー・チップは静電気に弱いのである
- メモリーの両側の白いプラスティックの爪を広げるようにして、メモリーの上の方を起こし、そして奥の方に向かって引き抜く
- 同じ事を上段と下段で繰り返す
- 下段が最初から付いていた128MBであり、不要となるので分かるように仕分けしておく
- 買って来た256MBメモリーを下段に取り付けるのだが、下段の方がメモリーを左右から押さえ込む爪がごつくて頑丈なので、細いドライバーなどを使った方が作業しやすい。なおコツとしては最初にメモリーをスロットに十分に押し込むこと
- 下段がちゃんと填って水平になったことを確認したら、今度は上段にも256MBメモリーを取り付ける。上段の左右の爪は弱々しい作りなので、メモリーを填め込み、パチンと倒せばそれだけで所定の位置に納まるはずである
- この状態で電源を入れて起動することを確認
- ちゃんと起動したらマウス(あるいはトラックパッド)でファイルメニューから「このMacintoshについて」を選び、512MBがちゃんと認識されているかどうかを更にチェックすることを忘れずに
- 問題がなければキーボードを表に返して正しい位置にセットし、三カ所のラッチをきちっと填める
- 真ん中のラッチのネジ部分を小型のマイナスドライバーで回してロックする
以上でメモリー増設は完了であるが、PowerBook G4付属の薄っぺらいマニュアルにも書いてあることである。 |
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PowerBook G4のメモリー増設はとても簡単。キーボードを取り外せばすぐにメモリーにアクセスできるからである |
と言うわけでPowerBook G4は我がMac歴27台で最大となる512MB実装と相成ったわけだが、使用感は何も変わらない。これは前述のように、それ以前の384MBでも全く不足していなかったからである。しかし今どきのコンピュータの場合、メモリーが多すぎて困ることはないし、何たって安いんだから多めに積んでいた方が良いのである。メモリーは実世界における机の大きさに相当するものなので多いことは絶対に良いことなのである。 |
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例によって色々なソフトをごっそりと起動してみたが
こんな状態になることは普段の使用では絶対にない |
なお上図のようにありとあらゆるソフトを立ち上げる状況はあり得ないので、もっと実用的な意味でAdobe Photoshopの割り当てメモリー(アプリケーション・ヒープ)を180MBに増やそぉ〜っと♪ |
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NortonUtilitiesのSystem Infoでチェック
購入時のベンチマークよりも若干成績が悪いが誤差範囲であろう
それにしてもMacPlusの1,125倍、MacIIの160倍、MacIIfxの55倍の性能だとは…… |
蛇足その1:以上の結果、128MBのメモリーが余ったわけであるが、我が家のもう一台、つまり旧型iBookはメモリースロットが一つしかないから使い回しが出来無い。旧型iBookは基板上の64MB+スロットと言う構成であり、既に128MBが刺さっているから、どうしようもないのである。ああ無駄だ(T_T) |
蛇足その2:iBook(Dual USB)が出た関係から、販売強化策としてPowerBook G4に無償でCD-R/RWドライブを付けると言うキャンペーンが期間短縮となり、代わりにPowerBook G4の本体価格を4万円下げるようになった。アメリカではよく行われるマーケティング手法である。だからMacはいつ買えばよいか迷う人が多いのだが、原則は単純。欲しければすぐに買えばよいし、待てる場合は新型が出る直前の底値時期を狙えばよいのである。
とにかくコンピュータ関係は価格変動が目茶苦茶なので、いちいち一喜一憂していると精神障害を起こす。だから徹底して達観しちゃった方がよい。じゃなきゃ半年前に今よりも2万円以上高く256MBのメモリーを買ったことだけで頭に来るではないか。 |
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