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■ PowerBook G4/400(M7952L/A)
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その36:Two Years Anniversary |
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この写真の主役はどう考えても来夢と来喜だが、言いたいことはPowerBook G4とチンチラ(またの名をチャンチャラ)達が筆者のライフスタイルの必需品だと言うこと♪
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筆者にとって最初のノート型MacintoshであるPowerBook G4/400がやって来たのは2001年3月4日。つまりこの3月で丸二年になったわけである。うちのPowerBook G4は最初期型であるが、これまでの二年の間にPowerBook G4は何度も何度も改良が加えられ、更にPowerBook G4 12"とPowerBook G4 17"と言う兄弟も生まれた。但し例によって例のごとく、PowerBook G4 17"は出荷が大幅に遅れているらしい(我がPowerBook G4もAppleStoreに注文してから入荷するまでになな何と42日間も待たされたのだった)。 |
PowerBook G4 12"とPowerBook G4 17"は筐体も含めて全面的に設計変更がされており、間もなく同じ設計の新型PowerBook G4 15"が発売されるはずである。何故なら従来のPowerBook G4=現行PowerBook G4 15"は新しいAirMac Extremeに対応できないなど、既に設計の古さが目立つからである。
だから筆者の最初期型PowerBook G4を現行PowerBook G4 15"に買い換える気は全くない。前にも書いたがPowerBook G4 17"はやっぱりデカすぎるし、PowerBook G4 12"は小さすぎる。だから新型PowerBook G4 15"が出るまでは果報は寝て待ての心境なのである。 |
そうは言っても、2年間毎日使い込んできた我がPowerBook G4は既に古さが目立って来ているのも事実。具体的にはざっと次の点がそうである。
- 遅い(T_T)
こればっかりはどうしようもない。今やPowerPC G4/400MHzじゃ辛い場面は幾らでもある。またビデオ回路がMac OS X 10.2(Jaguar)の目玉であるQuartz Extremeに対応していないので描画がとろい。VRAMも8MBしかない(今時はVRAMは64MBが当たり前)。体感的に言えば遅さの原因の70%ぐらいはビデオ回路にあると思う
- SuperDriveじゃない(T_T)
元々、我がPowerBook G4はただのDVDドライブしか付いていなかったのだが、これはサードパーティ(TAXAN)のCD-Rドライブに自分で入れ替えたので、ちゃんとPowerBook G4だけで快適にCD-Rが焼けるようにはなったが、DVD-Rが焼けない。TAXANからは今年になって交換用のSuperDrive互換ドライブが発売されたが、今からまたしても交換することにはまるで意味がない
- AirMac Extremeが使えない(T_T)
互換性がないんだからどうしようもない。
- 液晶画面の輝度ムラ他(T_T)
これは初期型の欠点。改良型などでは見事に直っている。
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最新型のPowerBook G4 17"などの場合、更にFireWire800だBluetoothだ何だかんだとあるのだが、これらは今のところは余り関係ない。
逆に前述のようにDVD/CDドライブはDVD/CD-Rドライブに交換済みだし、HardDiskも40GBに換装したし、メモリーも768MBまで増やしたので通常使用ではまだまだ完璧に現役である。またAirMac Extreme(最大54Mbps)も、今の我が家のインターネット接続環境であるJ-COM Broadbandの場合は8Mbps(ベストエフォート)とは言え実スループットはせいぜい2.5Mbpsだから、今のところは旧AirMac(11Mbps)で充分なのも確か。
そもそもこのご時世に新型PowerBook G4 15"が出たとしても、すぐに買うことが出来るかどうかはその時点の財布と相談しないと判らない。今のPowerBook G4の「Appleろぉ〜〜〜ん」だってしっかりあと1年分残っているんだし。 |
それにDVD-Rを焼く機会というのはそう滅多にあるものではない。次にその可能性があるのは今年の暮れ以降だったりする(バンドで出演するパーティ。前ページ参照)。 |
実はもっともっともっと大事なことがある。Macintoshには『感情がある』のである。これは経験則から間違いのない事実。だから安易に今使っているPowerBook G4を買い換えたいなんて発想は禁物なのだ。そんなことを心に思い浮かべると途端にご機嫌を損ねかねないのである! |
しかしはっきりしている事実がある。二年間使い込み、必要があればハードウエア的な増強を行い、OSは(後述の特殊なシチュエーションを除けば)完全にMac OS X(現時点では正確にはMac OS X 10.2.4)に移行し、先のことを考えて今更SuperDriveコンパチドライブに換装はしないし、メモリーを1GBにしたりHardDiskを60GBにしたりしない=つまり今のPowerBook G4にはこれ以上はハードウエア的には金を掛けないと決めている以上、Mac OS XやApplicationのバージョンアップなど以外、ここのコンテンツに記述するネタが無くなっちゃったのである。
それでもネタを無理に探すと、ここ暫くのトピックスとしてはざっと下記の通りである。 |
●Mac OS 9(クラシック環境)は今や殆ど起動しない
前から何度もあちゃこちゃに書いているようにクラシック環境を使う機会は限られている。
- Adobe PageMakerを使わざるを得ないとき
- Photoshop+RICHO IMAGIO Color2800Fでのスキャン
- Photoshop+EPSON PM-780Cでの四辺縁なし印刷
これらのうち、Adobe PageMakerに関しては、昔から使い回している「名刺のテンプレート」「特定の宛名ラベルのテンプレート」をAdobe Illustratorで作り直したので大幅に使用頻度が減った。筆者の場合、Adobe PageMakerは最初の日本語化の時から関わっていたというこだわりもあるので、従来は何でもかんでもAdobe PageMakerで作っちゃうって感じがあったのを最近は「AppleWorksで済むものは済ませる」とかに方針変更しているので当然、使用頻度が減るのである。精密なものは前述のように(1枚ものであれば何の問題もなく)Adobe Illustratorで作れる。しかも、幸いにして最近は「頁物」を作ることも滅多にない。仕事で作成する企画書はレジュメで済ませるからAppleWorksで充分なのだ。勿論、本来ならAdobeがMac OS X版のAdobe PageMakerを出せばよいことではあるが、どう考えても期待薄だし。
また、画像や写真をスキャンをすることは最近は滅多にないし、写真品質のプリントは旅行やイベントのあとにまとまって発生するのであって、それ以外にはそうそうあるもんじゃない(筆者の場合、デジカメで撮影する目的の90%以上はWebでの利用だからプリントアウトは必要がない)。以上からクラシック環境も滅多に必要ないのである。頻度が高いのならMac OS Xでも四辺縁なし印刷可能なエプソンの新型に買い換えるという選択肢もあるにはあるが、しかし旧型だって新型だって写真画質に殆ど差はないんだし、仮に新しいPowerBook G4 15"に買い換えても、ちゃんとクラシック環境は存在するんだから無駄な出費は避けるべきだろう。 蛇足:最近全く使わないものと言えば父親から借りているニコンF90もそうで、今や撮影は全てでデジカメ=CASIO QV-3000EXで済んじゃうので、ちょっと前に実家に返却してしまった。 |
●いよいよ少なくなってきた「Applications(Mac OS 9)」
であるからHardDiskの整理も兼ねて、滅多に使わないものは結局無くても良いんだと言う発想の転換で、クラシック・アプリケーションは次から次へと我がHardDiskから削除されつつある。またマニアックなユーティリティもどんどんMac OS X版が出ているので、そうなれば当然、クラシック版は不要になる。だから例えば……
- FileMakerPro:かなり古いバージョン4のままなので削除。PowerBook G4になってからの使用回数=0回。現在の筆者のMacに関する用途では汎用型のデータベースソフトは全く不要なのである(昔は仕事でデータベースを設計して、かなり稼いだ時期もあったのだ)
- Norton Works:今やHardDiskのメンテナンスはMac OS X上で何の問題もなく行えることが実証されているのでクラシック版は削除。勿論、カーボン版は愛用している
- MS Internet Explorer:Mac OS 9単独で起動すると言うことは今や殆ど有り得ないので全く不要。ついでに言えばMac OS X上のNetscapeも全く使わないので削除。互換性チェックで必要なのはこれからはSafariの方である
- Adobe TypeManager:これが無くてもMac OS X側ではラスタライズが出来ると言うことが実験の結果判明したので今や全く不要なのである(DTPのプロでMac OS 9単独起動が必須の人なら話は別)
この結果、未だに残存する我がクラシック・アプリケーションはAdobe PageMakerを除けば下記だけにまで減った。
- AirMac、AirMac 設定アシスタント、AirMac管理ユーティリティ
一応、念の為と言う意味しかない
- iMovie、Roxio Toast Titanium 5.1.3
Mac OS X環境ではVCDが作れないからと言うだけの理由。DVD-Rが焼ける新型PowerBook G4 15"になれば全く不要
- SimpleText-J1-1.4
- ドライブ設定、Disk First Aid
これまた一応、念の為
- StuffIt Expander、Disk Copy6.33J
Mac OS 9単独環境で全く解凍とかが出来ないのはいざというときに困るからである
- B'sCrew mini
非常に希にこいつじゃないとちゃんと初期化できないHardDiskなんてものがあるので残してある
- ホームページPro
自分で作ったHomePageの全ファイルのリンクチェックをする場合、Adobe GoLive 6よりこっちの方が簡単だから。但し使う必要は滅多に生じない
- VivoActive PowerPlayer
前に書いたが、これが無いと再生できない某ビデオ・ファイルがあるため
- eFax Messenger
たまぁ〜に海外から父親宛に送られてくるお仕事関係の特殊なファイルを開くときに必要
- DVDExtractor、Fair Use
DVDのプロテクトを無効にしてリッピングするツール。前ページ参照。同じ機能のカーボン・アプリケーションを見つければ不要となるのだが、DVDのリッピング自体、滅多にやるもんじゃないので当分はこのまま
上記の半分ぐらいはなくても問題はない。本当は全て捨てちゃいたいぐらいだが、まぁいいだろう。そこまで潔癖性になることもないわけだし。 |
と言うようなことは実はどうでも良くて、とにかくMac OS Xは良い。改めて何がどう良いかと言えば……
- 安定度抜群:Mac OS X 10.2(Jaguar)にした2002年8月28日以降これまでの約半年間で、OSそのものがクラッシュしたことは一度もない。カーネル・パニックとやらも経験がない。アプリケーションで落ちることがあるのはMS Internet Explorerぐらい。それも変なサイト(←何を意味するかは説明不要だろう)に行ったときだけ。落ちても他のアプリケーションには何の影響もないし、OSの再起動は無しでMS Internet Explorerをまた立ち上げればよいだけの話しであるのはMac OS 9と大違い
- ルックスがよい:文字の綺麗さ、全体のデザインとセンスの良さは流石アップルである。Mac OS Xに慣れると半年前まであれほど素敵だと思っていたMac OS 9のプラチナ・アピアランスが前時代的に感じるんだから不思議なものである
- カーボンアプリケーションの充実:前述のごとく、今や主要なアプリケーションでカーボン化されていないのはAdobe PageMakerぐらいである
- スリープからの復帰:あっと言う間に復帰するのはMac OS 9までと大違い
- マルチタスクの便利さ:速度の低下は別として、複数のジョブを同時並行的に処理できるのは便利至極
- メモリー管理からの開放:Mac OS 9のようなマニアックなアプリケーション・ヒープの設定などが全く不要=Mac OS Xが勝手にやってくれる
- 最近知ったのだが、Finderのアンドゥー(Command+Z)が効くのである(だから場合によってFinderの動作が重い場合がある。動作状況をキャッシュするからであろう)
そう言うわけだから、これからMacintoshを始める人は楽だと思う。マニアックなノウ・ハウは殆ど要らないと言って良いのからである。WindowsもXPならそうらしいが、新しいOSは悩むことなくインターネットに繋がるとか、そう言う面でもどんどん進歩している。と言うよりも、これがパソコンの本来の姿だろうと思う。勿論、相変わらずのTipsや、より便利に使うノウ・ハウは色々あるけれど、それを知らなくても便利で安定した状態で使えるのは本当に重要なことなのである。 |
てなわけで「便りがないのは良い知らせ」ならぬ「書くことがないのは環境が安定している証拠」という状態が今現在の我がPowerBook G4/400MHzなのだった。 |
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