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2002.04.29[月]
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PowerBook G4/400(M7952L/A)
その28:TAXAN PBG4 COMB
左がApple純正。右がTAXAN PBG4COMB
手前はPBG4COMBに付属するトルクス・ドライバー
All Rights Reserved. Copyright (C)2002 KAGA ELECTRONICS Co.,Ltd.

初期型PowerBook G4唯一の弱点はスロットイン式の内蔵ドライブでCD-R/RWを焼けないことである。これは、最初にPowerBook G4が出た時点では、どこのドライブ供給メーカーもスロットイン式で「DVD/CD/CD-ROM/CD-R/CD-RWが読めて、しかもCD-R/RWが焼けるドライブ(Apple流の言い方でComboDrive)」を作っていなかったからである。
その後、二度目のマイナーチェンジ後のPowerBook G4では最初からスロットイン式のComboDriveを搭載するようになったが、何故かこのApple純正ComboDriveは初期型PowerBook G4にだけは取り付けることが出来ず、筆者としては非常に悔しい思いをしてきた。こうなると、どこかのサードパーティがコンパチモデルを出すのに期待するしかない。
などと思っていたら、TAXAN(加賀電子)が2002年3月に発売を発表し、そしてそれが4月27日に正式発売されたわけである。
筆者のことだから当然のように、一番早い時点でWebショップでの予約注文を開始していた「internet PowerLab」に予め発注しておいた。

ところがPowerLabの発送確認E-Mailがいい加減。最初のE-Mail(注文の確認)では「入荷次第すぐ出荷」と書いてあるのに、次のE-Mail(入荷の確認)では「入金確認後直ちに出荷します」(支払い方法は振り込みにしていた)と書いてある。しかもE-Mailが来たのは4月27日[土]の夜遅く。と言うことは絶対にまだ出荷していないと言うこと。だったら秋葉館とかに買いに行っちゃった方が入手が早い。こっちはGWの初っぱなに取り付けちゃいたいから予約注文したんだから。
と言うわけでE-Mailで直ちにキャンセルし、日曜日(28日)に超久々に秋葉原まで出掛けて、いつもの通り秋葉館で購入した。価格は今のところどこで買っても39,800円+消費税。
PowerBook G4の裏蓋を外して、まだApple純正ドライブのままの状態でTAXAN PBG4COMBを右横に並べてみたところ。後で気が付いたのだが、PBG4COMBはこれじゃ裏表が逆である

さて、久々にPowerBook G4を開けるわけだが、PBG4COMBには写真入りの取付説明書はもちろんのこと、ちゃんとトルクス・ドライバーも付属している。だから腕に自信がある向きは自分で取り付け出来るのだが、結論から言うと、一般人は取付は業者に任せた方がよいと思う。それ程、PowerBook G4の中はきっちきちで余裕がない。
装着完了。悲劇はこの後に起きた【苦笑】

だがまぁ、筆者の場合は今までにMacをバラした回数は100回どころじゃない人だから、特に大きな問題はなく取付は完了。そして早速電源を入れる。
ん?
んんん?

ここで大トラブル発生。PowerBook G4の液晶がほぼ真っ暗なのだ。かすかに文字が読めるかどうか?と言うぐらい。液晶パネルの裏の大きなアップル・マークが光っていない。あら?
つまり、液晶の後ろのバックライト(簡単に言えば、面状の蛍光灯みたいなもんである)が全く通電していないのだ。
をいをい、そりゃないだろう。

仕方がないから、もう一度、裏蓋を開けて基板(メイン・ロジック・ボード)をチェック。液晶へ行くコネクターなどをチェックしてみるが何ともない。てぇことは最悪の場合は液晶または基板が行っちゃった可能性がある。こうなるともう素人には手が出せない。仕方がないから日曜日の作業は諦めて、翌月曜日=みどりの日=に、駄目もとでアップル・ジャパンの「Apple Protection Plan」専用の電話に掛けてみると、しっかり営業しているじゃあ、あ〜りませんか。そして指示通り渋谷のクイックガレージに電話すると、ちゃんとこっちも営業しているんですねぇ、これが。流石はアップルと驚喜乱舞する筆者。

と言うわけで久々にアタッシェ・ケースにPowerBook G4を入れて井の頭線&徒歩でクイックガレージへ。重い。やっぱりPowerBook G4は持ち歩くような重さじゃない。いつも持ち運ぶ人の気が知れない。なんてことはさて置き、クイックガレージの所在地は去年の熱暴走騒ぎの時とは変わって駅に近いビル(埼京線のホームの脇辺り。つまり恵比寿駅寄り。以前は青葉台のデニーズの隣)に移っていた。ビルの2階のクイックガレージに入り、入り口横の受付用紙に名前を書いてカウンターへ。60歳近いと思われる技術者おぢさんがニコニコとお出迎え。去年と違って、初期型PowerBook G4の場合、クイックガレージには潤沢に全ての部品在庫があることを確認して一安心(最初からコンボドライブを搭載している二度目のマイナーチェンジ版のPowerBook G4は全く部品がないのでクイックガレージでは修理出来ない。iBook(Dual USB)とiBook(Late 2001)も同じく駄目)。
しかし、それからが大変だった。

症状を確認してから、まずはいきなり液晶パネルをアッセンブリー交換。再起動。直らない。「あれぇ?」と悩む技術者おぢさん。「普通は液晶なんだけどねぇ、こう言う場合は」などと独り言をぶつぶつ。
そうなると次は基板=メイン・ロジック・ボード=交換。再起動。直らない。「あれぇえええ?」と思いっきり悩むおぢさん。
こうなると他のサブ基板も全部交換。直らない。「いや、参ったなぁ、こりゃ」
そりゃそうだ。これで既に殆ど、全取っかえなんだから。
ここまでで1時間半ぐらい掛かっちゃったし昼時を跨いでいたので一端休憩。筆者は近所のドトールでホットドッグを食べて一服してから戻る。
すると、おぢさんが明るい。「原因が分かりました」と来たもんだ。
結局、原因は「インバータ」。裏返し状態で基板の下、COMBOドライブのすぐ上にある部品。インバータ式蛍光灯のインバータと全く同じく、液晶裏の蛍光パネルに電気を供給している部品。ドライブ交換が原因かどうかは不明だが、とにかく、こいつがいかれて蛍光パネルが光らなくなっちゃったと言うこと。実はここまでの作業で一度は交換しているのだが、その時はコネクターがちゃんと入っていなかったらしい。しかし液晶パネルに原因があったかも知れないとのこと。だから念の為に両方とも交換。
もしも正規料金だと液晶パネルだけで158,000円(!!)だが、もちろん、Apple Protection Planに入っているから無料である(^^)v

ちなみに、こっちが2時間近く修理している間に「iBook(Dual USB)を落っことしてCDが出てこなくなっちゃった」って若いおにーちゃんが来たけど、「ドライブ交換で75,000円(純正部品価格なので驚くほど高い)ですねぇ」のひと言に蒼くなって「検討してきます」と言い残して帰っちゃったが、やっぱりノート型は保険を掛けておかないと怖いのである。なお、GW中だというのに修理依頼の人は切れることがなかったが、おぢさんの話では今日はこれでも客が少ない方だとのこと。
なおなお、今回の修理時間はおぢさんのワースト記録だそうである。
蛇足ながら、歴代のMacで一番丈夫なのは初代のiBookだそうで、落っことしても液晶パネルすら割れないぐらい頑丈だそうである。逆に新旧関係なくiBookは修理作業が大変だとのこと。これは筐体がプラスティックだから電磁的遮断性がないために、中を明けるとシールドのためのアルミ箔みたいのだらけで、それをべりべり剥がしてまた元に戻すのが大変なんだそうな。更にiBookはネジがやたらと多いのも問題なのだそうだが、これもプラスティック製ボディだからネジで強度を保っている面があるからだそうである。その点、PowerBook G4の筐体はチタン=金属製=だから中はシンプルで修理しやすいとのこと。

てなわけで、以上のとっても時間と手間の掛かる回り道を経て、とにもかくにも、我がPowerBook G4には無事、TAXAN PBG4COMBが組み込まれた。下図は「Appleシステム・プロフィール」で接続を確認したところ。
PBG4COMBをApple システム・プロフィールで見たところ
交換前のApple純正ドライブ。ドライブはどちらも松下製
※正確には松下寿電子工業製

すぐにMac OS のシステムCD-ROMで起動出来るか、iTunesから認識するかなどをチェック。互換性はばっちし。Apple純正ドライブと全く同じである。動作も確実。
操作上で今までの純正ドライブとの違いは、メディアをかなり深いところまで差し込まないとロード出来ないこと。逆にイジェクトは非常に確実に行われる。以前話題になった「中で引っ掛かっちゃう」なんてトラブルは絶対起きないようなメカニズムなんだろうと思う。動作音(回転音、シーク音)も明らかに従来の純正品より静かである。
iTunesから直接CDが焼けることの証明
非サポート機種の場合はデバイスのところが空欄になる

このPBG4COMBのもう一つの優れた点は「Toast 5 Lite」をバンドルしている点。Mac用のCD-R焼きソフトは何と言っても「Toast」がベストだからである。今までは大失敗の買い物だったYANOのUSB接続CD-Rドライブにバンドルされていた「B's Recorder Gold」を使っていたのだが、これはタコ。仕方がないから使っていただけだったのだ。
とっても嬉しいバンドルソフト=Toast Lite 5.0.2J
アップグレードパスもあるが、取り敢えずは「Lite」で用が足りる
めちゃめちゃ「Aqua」しているインターフェース。操作はとっても簡単

早速、一枚焼いてみたが、700MBを約10分(8倍速)で、ちゃんと焼くことが出来た。ややこしいことは何も考えないで、上のAquaなウインドウにボリュームをDrag&Dropして「書き込み」ボタンを押すだけであった。
なお優れもののToast5はインストーラーも実にお利口さんで、Mac OS 9.1以上に標準の「iTunes」および「Disc Burner」の機能拡張である「USB Authoring Support」と「FireWire Authoring Support」の2つをシステムフォルダーの「機能拡張(使用停止)」フォルダに自動的に移動する。こうしておかないとMac OSの機能とToast5の機能が衝突してしまうのだ。
かくて我がPowerBook G4は購入後丸一年と2ヶ月弱でやっと単体でオールマイティな状態になったのだ(^^)v

ところで、こっちがトラブルなどでドタバタしていたらアメリカではとんでもないものが出てしまった。新型PowerBook G4(これで3回目のマイナーチェンジ)である。今度のは凄い。G4は3次キャッシュ(1MB。ノート型では世界初)まで付いてるし、VRAMは32MB(最大解像度1,280×854ピクセル。従来は1,152×768ピクセル)だし、HardDiskは最大60GBだし、デジタルビデオアウト(DVIポート)があるからApple純正の馬鹿でかい液晶ディスプレーもデジタル駆動が可能。オーディオのライン入力も付いた。フルスペックで508,000円だが割安だろう。このところPowerBook G4はiMac LCDなどにスペック的に迫られていたので、バランス上もかなりの性能向上を図る必要があったのだろう。だが、まぁいいや、今の筆者の用途にはPowerBook G4/400MHzで充分なんだから。
http://www.apple.com/jp/powerbook/index.html
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