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■ PowerBook G4 15" 1.5GHz (M9422J/A)
その1:到着♪まずは第一印象 |
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旧型のデザインを踏襲しつつ、細部に至るまでブラッシュアップした秀逸なデザイン。余計な突起などが全くないのがいかにもMacintosh。ある意味ポルシェ・デザインにも通じるセンスの良さ。要するに格好いいのである |
我が毒林檎=Macintoshのハードウエアに関する長年の価値観=PowerBookは使えない=を180度転換させた初代PowerBook G4/400MHzが我が家にやってきたのは2001年3月4日。購入方法はAppleローンであったから、それから36ヶ月、毎月27日に10,600円がオリコによって引き落とされてきた。そして2004年3月末に支払いが終わり、それと同時にAppleCare Protection Planも切れた。つまり壊れたら終わりである。 |
当初は完璧と思われたPowerBook G4/400の性能と機能はApple自身による数回のマイナーチェンジ、そしてフルモデルチェンジによって全然そうではないことが証明され……って、秒進分歩のコンピュータなんだから当たり前なんだけど……メモリーを増やしたりHardDiskを入れ替えたりと、どんなにチューンアップしても「時代」を感じさせる性能となって来つつあったのだが、Appleローンの支払いが終わればこっちのものである。そして、それから1ヶ月弱。筆者の予想通り又は予定通り、Appleから最新型のPowerBook G4シリーズが発表された。シリーズ全体についての詳しいことは省略するが、恐らく今年の夏 or 秋に予想されるPowerBookシリーズのフルモデルチェンジ&G5搭載前の、今のアルミボディの最終型と位置付けされる実に順当なる「スペックアップ&値下げモデル」であることは明らか。
かくて一秒の躊躇もなく、発表と同時にAppleStore@Webのワンクリック・ショッピングで注文したのだった。 |
旧型PowerBook G4は出荷が大幅に遅れ、筆者の場合は注文から到着まで実に42日間も待たされたのだが、今度は違った。2004年4月19日深夜(実際は20日)に注文したところ、新型PowerBook G4 15" 1.5GHz (M9422J/A)は見事にGW初日の4月29日木曜日=みどりの日の昼前にちゃんと休日配送されたのである。一般的にAppleStoreで何らかのCTOを選ぶと納期がかなり遅れるものなのだが、GWに間に合ったのはラッキーだった。運転免許を取って以来、GWには絶対に出掛けない筆者としては、せっかくのGWはPowerBook G4 15"三昧と行きたかったからである。 |
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最近のAppleの箱は黒ベースにモデルの実物大写真である
手前の赤と白のパッケージはAppleCare Protection Plan
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外箱はPowerMac G5などと同じくアルミボディを強調する黒基調の格好良いもの。PowerBook G4 15"の六面がそれぞれ実物大で印刷されている。PowerBook G4 15"そのもののマニュアルは例によって薄いものが一冊だけ。もちろん、未だに中を見ていない筆者。そんなもの見なくても使えるのがMacintoshである。 |
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アルミとチタンの色合いの違いがわかる(と言っても上から塗装してあるが)。全体に手前の新型の方が微妙に角丸になっているのは明らかに強度を確保するため。ある意味、お弁当箱っぽいわけだ。基本サイズや重量はほぼ同じ
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ここでまず「新・旧のスペックと価格を比較する」と実に興味深いことが判る。性能の向上は下表のように著しいなんてもんじゃないわけだが、同時に価格を対比すると明らかに新型の方が大幅に割安なのである。さらに旧型に(過去三年間で)筆者が色々と手を加えた価格を足すと新型の割安感は歴然。しかも新型PowerBook G4 15"については、今後、もしも本体に手を加えるとしても、せいぜい……
- メモリー価格が下がったらもう一枚、1GBを刺して2GBにする(当分の間は現状の1GBで問題はない)
※増設を見越して、AppleStoreでCTOするときに、512MB x 2枚=1GBとせず、今の時点では若干割高なのを承知でわざわざ1GB=1枚として、メモリースロットを1個まるまる空けておくようにしてある
※一般的に、そして経験的にPowerPC搭載のMacintoshはメモリーを積めば積むほど動作が速くなる(と実感できる)ので値段がこなれたら即実行の予定ではある
- 今後、ノート用=2.5inch=の80GBを大きく超えるHardDiskが出て、しかも価格がこなれたら、当然それに取り替える
※HardDiskの容量は大きいほど良いし、新しいものほど速くて静かだから
……ぐらいのものであり、基本スペック的には完全に今日の水準の最先端だと誇れるぐらいの性能だから暫く(←コンピュータ用語で「暫く」は「3ヶ月」又は「半年」を意味し、最大でも1年未満である)は安心して使えるという非常に精神衛生上宜しいマシンなのである。これ、コンピュータを使う側として、特に筆者のようなヘビーユーザーにとっては非常に大事なことなのだ。
(今となってはどうでも良いことだが、旧型PowerBook G4を買った時は最初から二機種あるうちの下位機種だったし、400MHzは最初から特別、速くはなかったのだ) |
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機種名&
正式モデル名
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新
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旧
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対比
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PowerBook G4 15"
M9422J/A
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PowerBook G4 (Titan)
M7952LL/A
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MPU
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PowerPC G4 1.5GHz
(MPC7447A)
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PowerPC G4 400MHz
(MC7410)
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3.75倍
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バス速度
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167MHz
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100MHz
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1.67倍
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RAM
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512MB(→ 1GB@CTO)
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256MB(→ 756MB)
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2倍(1.3倍)
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メモリーバス速度
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333MHz
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133MHz
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2.5倍
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VRAM
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64MB(→ 128MB@CTO)
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8MB
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8倍(16倍)
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画面表示ピクセル数
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1280 x 854
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1152 x 768
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1.24倍(面積比)
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HardDisk
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80GB/5400rpm@CTO
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10GB
(→ 20GB@BTO → 40GB)
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8倍(4倍/2倍)
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購入価格
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387,800円
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339,150円
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1.14倍
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総額(Appleローン価格)
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439,358円
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382,595円
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1.15倍
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後付のハードウエア
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━
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約150,000円
(ドライブ、メモリー増設他)
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━
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合計
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439,358円
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約530,000円
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0.82倍
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【殆ど無意味な上表の考察】
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- コンピュータの性能は各種スペックの積算で効いてくると考えられなくもないので、MPU速度とバス速度を乗算すると「6.26倍」と言う結構な数字が得られる
- メモリーも影響がでかいので調子に乗ってこれも掛けちゃうと「20.35倍〜31.31倍」なんてことになる
- 操作性にはVRAMも大きいので計算すると「162.8倍〜500.96倍」である。
- ついでにHardDisk容量とスクリーン面積まで計算しちゃうと(一番小さい倍率で)「403.74倍」〜(大きい方の倍率で)「4969.52倍!!」だったりする[爆笑]
- まぁ、意味があるのは約6倍という最初の数字であろう
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それはさて置き、とにかく、今回のマイナーチェンジ直前のPowerBook G4 15"の最高機種を最高スペックにCTO(以前はBTOと称したが最近はCTOのようだ。どっちもAppleStoreでメモリー増設やHardDiskの変更、キーボードをUS仕様にするなどのオプションを本体の注文時にまとめて注文してしまうこと)すると簡単に50万円を超していたはずなのだが、この最新型は前述のようにPowerBook G4としての最終モデルの筈だから、とにかく絶対に割安なのである。
Macintoshの(そしてコンピュータの)買い時の判断は非常に難しいものであるのだが、筆者としてはAppleCare Protection Planによる三年延長保証が切れた遅いマシンを使い続けるリスクは犯したくないので、今回の買い物は誠に理にかなっており、かつタイミングも抜群といえるのである。
そう言えば昔からMacintosh=毒林檎に関しては下記のテーゼがあるではないか。
- 買いたい時=欲しくなった時こそが買い時♪
- 最高を最初から♪
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なお、CTOの内容をまとめておこう。
- ベースモデル=PowerBook G4 15" 1.5GHz (M9422J/A)
- メモリー=1GB
別項のように後のことを考えて割高だが1GBの1枚差し
- VRAM=128MB
わざわざ128MBにする必要もないのだが、旧型がたったの8MBだった反動【笑】もある。しかも、64MBを128MBにするのは6,000円弱なのである
- HardDisk=80GB/5400rpm
標準も80GBだがより回転数の速いものに
- キーボード=USキーボード
旧型はCTOでUSキーボードが選べないので苦労した。日本語入力時はローマ字入力なのだし、それ以外は英語だからJISかなキーボードである必要は全くないし、JISかなキーボードはキートップの上が文字だらけでデザイン的に最低であるから決して選ばない使わないのはMacintoshにしてから16年間の筆者の伝統。そもそもMacintoshはアメリカ製である
新型PowerBook G4 15"はAirMac ExtremeカードもBluetoothアンテナも標準装備だからCTOは意外にも最低限で済むのである。 |
ところで旧型PowerBook G4いわゆる「チタニウム」は登場時には世界で一番、格好いいノートパソコンであったことは間違いなく、入手した時も感動したものであったが、デザインとサイズ(特に薄さ)にこだわりすぎたことが原因で、欠点や弱点が色々とあった。
- チタン・ボディと言う割りに筐体強度が極めて低い
- 経年変化が大きい
- キーボードがちゃち(実際、壊れて取り替えた)
- キータッチもいかにもノート型という出来で快適と言うにはほど遠い
- DVD/CDドライブの挿入&排出に問題多々
- 超薄型ボディのため熱トラブル多々
- 液晶画面が暗い
- 液晶画面に色むらがある
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旧型とは比較にならない剛性感が素晴らしいキーボード。全体にアルミ梨地仕上げが施されており質感のクォリティは極めて高い。CASIO QV-3000EXのマクロ撮影もこれまた素晴らしい
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そう言った前モデルの欠点・欠陥・弱点を踏まえた上で、まるっきり新しく再設計された「アルミ」の新型は、だから今までの「チタン」とは全く別もの。パッと見は非常に似ているのだが、3年間毎日使っていた筆者にはその違い=改良ぶりは明らか。ざっと挙げてみると下記の如し。
- ボディ強度が全く違う。チタンは本体の端を持って持ち上げると目で見ても筐体全体がたわむのが判るほどに「やわ」だったのだが、そう言うことは全くない
- どこを押しても凹んだり軋んだりしない。旧型は全くそうではなかった
- キータッチ最高。非常に剛性感がある。これなら別体の専用キーボードと変わらない
- 全体の作り、仕上げ、質感に物凄く高級感がある
- 液晶画面が目茶苦茶明るい。コンピュータに全く興味のないワイフが新型をインストールしているのを横目で見て「やけに明るいわね」と言ったぐらいに明度・輝度・彩度ともに旧型とは段違い平行棒の性能である
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手前=新型PowerBook G4、奥が旧型(初代)PowerBook G4。この写真では判りにくいが経年変化を考慮に入れても、画面の輝度と明度が全く違う。旧型で顕著だった画面の上下での色合いの違いも改良されている
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但し、三日ほど使ってみて、既に明らかな新型固有の問題点も全くないというわけではない。それは……
- I/Oポートを全てボディの左右に割り振った関係で、マウスを操作する場合にUSBコネクターの突起が邪魔になる。AppleProマウスは妙にケーブルが短いので左側のUSBポートから引っ張ると長さが足りないので右に刺すしかないのだが、そうするとUSBコネクターの出っ張りがもろに邪魔になるのだ
- これを解決するには短めの延長ケーブルを買ってきて反対側から回すか、又はApple純正Bluetoothマウス=Apple Wireless Mouseを買うかのいずれか。しかしApple Wireless Mouseはネットでの評判が余り宜しくないし、前者の10倍の投資が必要になるから悩むところである
※但し実家に移動する旧型PowerBook G4用のUSBマウスを買わなければならないのでApple Wireless Mouseを試してみるのも悪くはない
- 同じ理由でACアダプターのコネクターも左に飛び出す。筆者の場合、これが灰皿とモロに干渉するのが結構、邪魔
- 旧モデルの熱対策で苦労したApple社は今度の新型ではコンピュータ制御のミニ・シロッコ・ファンを3個も内蔵させたらしいが、それとは別に高速MPUの発するかなりの熱を熱伝導性に優れるアルミ筐体全体に拡散する設計になっているらしい。この結果、普通に使っていても、パームレスト部分を含むボディ全体が手にうっすらと汗をかくぐらいに発熱するのである(逆にファンは全然、回らない)
- 今まで使っていた旧型はパームレスト辺りは少しも熱くならなかった(CD-Rを焼いている時とDVDを再生している時を除く)ので、これにはまだかなり違和感があるし、夏のことを考えるとちょっと不安
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「邪魔 その1」
マウスケーブルのUSBコネクターの出っ張りが邪魔
解決策は(1)延長ケーブルで反対側から引っ張る
あるいは(2)Apple Wireless Mouseを買う??
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「邪魔 その2」
ACアダプターのコネクターの飛び出しが邪魔
解決策はサードパーティ製のL型変換アダプターを探すことか?
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しかし。そんなことを忘れちゃうぐらい、新型PowerBook G4 15"の速さは正に圧倒的である。例えば下図を見て貰いたい。iTunesで音楽CDをリッピングしているところだが、なな何と最大では「x18.n」なんて言う今まででは信じられないような数値が出るのである。 |
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iTunesによるリッピング速度の向上は物凄い
最大で18倍台を記録
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【参考 その1】
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iBook/G3/366MHzの場合、MP3変換速度は1.8x 〜 2.2xぐらい
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【参考 その2】
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PowerBook G4/400MHzの場合は4.2x 〜 5.8xぐらい
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勿論、他についてもなにをやっても速くて快適。もちろん、速度にはすぐに慣れるのだが、新型を散々触った後で、旧型を実家に移動するためのセッティングの関係で、新型と新型と交互に触ったら「もう旧型には戻れない」ことがすぐに実感できる、途轍もない速度差があるのである。とにかく……
- 起動が速い
- スリープからの復帰が正に一瞬
- 以前はその度にその遅さに呆れていた「Adobe Reader 6.0の起動」の遅さが感じられない
- Adobe Photoshopもあっと言う間に起動する
- ATOK16の変換速度=反応がまるで違う
- Applicationの切換えが違う
- 画面サイズが「1152 x 768」から「1280 x 854」になったので操作性が格段に向上
- Finderの各種操作のキビキビ感が違う
こう言うことは挙げればきりがない。また、マルチ・ユーザーをファストスイッチで切り換える場合、旧型ではAppleのHomePageにあるような立体的な動き(キューブがグルッと回る演出的アクション)にはならなかったのだが、それはビデオカードが旧型だったためと判明。最新型のビデオカードはMac OS XのQuartz Extreme(Mac OS Xの画面描画ルーチン。元々はQuartzだが、Mac OS X 10.2(Jaguar)からコードが書き換えられQuartz Extremeに進化した)に対応しているので、笑っちゃうほどスムーズな「キュービック・アクション」を見ることが出来る(そもそも忘れていたのだが、ある時点のマイナーチェンジ以降の旧型PowerBook G4以降じゃないと、Quartz Extremeによる速度向上の恩恵には預かれないのだった)。
かくて、バス速度が旧型の3倍近くになり、HardDiskもCTOで速い方を選んだので、コピーなども今までとはまるで別次元と言うぐらいに動作が速いことも既に確認済みである。何しろ、新旧=2台のPowerBook G4のデータのやり取りの関係で行ったり来たりの延べで合計60GBぐらいのデータのコピーをやらかしたのに両方のインストールが半日以下で終わっちゃったのは過去最速なのだから。 |
なお、新型PowerBook G4 15"は最初からAirMac Extremeカード内蔵なのでインターネットも間違いなく速くなっている(我が家のベースステーションはとっくの昔にAirMac Extremeになっている)。うちは有線BB(FTTH)の共有タイプなので理論値の最大が16Mbpsに過ぎないが、簡単な計測結果でも実スループットが相当に高くなっていることが確認できた。
とにかく、これで久々に我が毒林檎ライフは「最高状態」になったわけである。 |
もうひとつ。とっても大事なことを忘れていた。液晶モニター(あるいは必然的に液晶モニターを伴うPowerBook G4などのノートパソコン)の購入は「ドット落ち※」のリスクが伴うのだが、幸いにして新型PowerBook G4 15"は全くドット落ちがなかった。 |
※TFT液晶のドット落ち:液晶画面はRGB各色×画面の画素数分のトランジスターで構成されており、その全てに一切不良品がないようにするととんでも無いコストアップになるので数個のドット落ち=簡単に言えば画面上のドットのうちの1個または数個が正しく作動しない状態は良品としてそのまま出荷されるのだそうである。例えば「真っ白な画面の筈なのに一ヶ所だけポチッと黒い点があるような状態」は不良品つまり返品交換扱いにならないという購入する側にとっての大問題なのである。Apple社も数個以内のドット落ちならクレームは受け付けないという。つまり購入した液晶モニターにドット落ちがあるか無いかは純粋に「運」と言うことになる。ちなみに新型PowerBook G4 15"の液晶駆動用のトランジスターの数を計算すると「(RGB=3)×(1280×854)=3,279,360個」と言うことになる。もしも3個のドット落ちがあった場合、発生確率は100万分の1強だから、確かに通常の商品の歩留まり率とは一緒に考えられないと言えなくもないが、しかし、消費者の立場からすれば冗談じゃない話ではある。
ちなみに筆者の初代PowerBook G4には購入時に数個のドット落ちがあったが、裏技で直すことが出来た。直らない場合が殆どなので、これもらっき〜♪ |
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