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■ PowerBook G4 15" 1.5GHz (M9422J/A)
その7:内蔵HardDiskご臨終 → 交換
2005.09.22[木]更新
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ここ暫く、書くことが全く無かった我がPowerBook G4 15"であるが、実は、ちょっと前から若干調子が悪かった。具体的にはHardDiskの負荷が高い作業をすると動作速度ががっくりと落ちる場合があったのだ。また、たまぁ〜に起動不良になることもあった。しかしまぁ、いざとなったらHardDiskを初期化すればいいだろうと高をくくっていた。 |
但し、そう言うこととは関係なく、習慣的、かつ定期的または不定期的バックアップ=丸ごと外付けのHardDiskへのシンクロバックアップ( by Synchronize! Pro X)と、重要データのDVD-Rへのバックアップ=は、ちゃんと励行していた。これ、ヘビーユーザーの常識。 |
もう一点。去年から2005年連合三田会大会実行委員と言う関係から、各種会合の議事録をとったり、プロジェクターを使ったプレゼンテーションをしたりと大活躍の我がPowerBook G4 15"君はやたらとモバイル利用=持ち運び=が増えた。これ、機械にとっては決して良いことではなーい。現に前頁通り、既にあちゃこちゃ凹んでいるぐらいである。 |
と言うわけで要するに、正確な原因は不明だが、2005年9月12日深夜、突然、HardDiskがお隠れになったのである【涙】。一応、ディスク・ユーティリティによる修復を試みたが駄目なものは駄目。数回は起動あるいはマウントに成功したがデータを拾い上げようとするとカラーホイールが廻って無限ループに突入。そこでバックアップを調べると、10日前のデータはある。Web関係はサーバーに乗っかっているから問題なし。その他の重要データは殆どがE-Mailで来たもの(あるいはE-Mailで送ったもの)なので、つまり相手が持っている。つまり大きな問題はない。 |
そこでまず、翌朝、渋谷のクイックガレージに電話。状況を話す。筆者のPowerBook G4はAppleCare Protection Planに入っているから、HardDiskが吹っ飛んでも無償交換対象だからである。しかし、電話の結果はX。何故かと言うと……
- HardDiskは無償交換となる
- しぃかぁしぃ〜、修理預かり=1週間から10日
- 取り外したHardDiskはメーカーに戻す
- とにかく、持ち込んだその場での交換は出来ない
これでは意味がない。クイックガレージではなくてスローガレージである【苦笑】。また、外したHardDiskから後で時間を掛けてデータを吸い出せるかも知れないという可能性(とマニア的な楽しみ)が奪われてしまう。それが駄目でも初期化し直せれば、バックアップ用のHardDiskとしては使える。
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結論。金は掛かるが、結局は自分で交換するしかない。そこですぐに秋葉館のサイトで価格を調べる(Mac用のHardDiskを部品として購入するなら秋葉館がベストだからである)。HardDiskの価格下落は想像以上で、同クラスなら13,800円(税込。以下同様)。より性能の高い「7,200rpm」のものでも23,980円。今や2.5inchで120GBなんてものまであるが、こちらだと34,800円。今回吹っ飛んだのは東芝製だから筆者の好きなIBM製にしたいが、IBMはHardDisk部門をHITACHIに売却したので、つまり日立製の「Travelstar(=IBM/HITACHIのモバイル用HardDiskのブランド名)」を探すと東芝製と全く同じ13,800円。安い。これで購入機種は決まり。 |
かくて、取り敢えずは外付けのLaCieの80GB(3.5inch)で一日半ほどの普段の作業を問題なくこなして、翌日の朝から二泊三日で1,000km走破の時期遅れ夏休みへ。そして、その帰り、愛知万博会場からノンストップで秋葉原の秋葉館へ直行して交換用のHardDiskをゲット【笑】。ちなみに愛知万博会場から秋葉館までは約350kmである。購入したのはサイトで調べておいた「HITACHI Travelstar 5K100 80GB [HTS541080G9AT00/B]」。 |
それはいいとして問題は購入時の秋葉館の店員とのやり取り。
「東芝が吹っ飛んだから元IBMの5,400rpmね」
「はい判りました。ところでPowerBook G4のモデルは?」
「アルミの15インチだけど」
「自分で交換するんですか?」
「そうだけど、なんか問題ある?」
「気を付けないとアルミは曲がるんですよぉ。うちで12,000円で交換作業してますから、やばいと思ったらすぐに持ってきて下さい」
「チタンとは大違い?」
「別物ってぐらい難しいんです」
「表からバラすの?裏からバラすの?」
「両方から。ほとんど分解に近いです」
「ほほぉ〜。了解」
ほほほほぉ〜(^^;;
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しかし、こんなことでめげる筆者ではない【笑】。しかも、かなり以前に素晴らしいサイトを見つけてあるのだ。そこを見れば誰だって大丈夫だろうって位に詳しく書いてあるのだ♪ いざという時に慌てない為にも、こう言うWebSiteは気が付いたときにすぐにBookmarkしておくことが大事であるし、PDF版がある場合は、その時点でDownloadして保存しておくことも重要である(いざというときにWebSiteが閉鎖になっていることも有り得るからである)。 |
と言うわけで旅行から帰ったその日に上記のサイトからDownloadしたPDF(英語)をあらためてざっと読んでみたら、PowerBook G4 15"を分解するのに必須の「T6のトルクスドライバー」が無いことが判明。仕方がないので翌日の土曜日に近所のJマートでそれだけを買ってきた。価格は398円。これで作業準備完了である。 |
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インターネットで入手したPowerBook G4 15"の内蔵HardDisk交換&分解マニュアルと、Jマートで買ってきたT6のトルクスドライバーと秋葉館で買ってきた新しいHardDisk。これ以外に必要なのは頭がかなり小さいプラスの精密ドライバーと「やる気」だけ【笑】
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ビスの種類が5種類もあるのでちゃんと分けた。じゃないと元に戻すときにこんがらがる。一円玉はバッテリーを外すときに必要な工具である
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後は作業に掛かるだけであるが、詳しい手順は前述のWebSite(またはPDF)に非常に詳しく写真入りで記載されているので省略する。要点と感想だけを書けば……
- PowerBook G4 15"から取り外す=当然、HardDiskの換装作業が終われば正確に元に戻さなければいけない=ビスがやたらと多く、しかも種類も色々(口径は同じなのだが、長さが4種類)なので上の写真のようにちゃんと分類した方が良い
- 前述のサイトの記載通り、一ヶ所、非常に手こずる場所があるので要注意
- ここでやけを起こすと取り返しのつかない事態になるので気の短い人は秋葉館へ行きましょう
- 結論から言うと、この手のことに余り自信の無い人や経験の無い人は素直に秋葉館などに任せた方が正解
- 何故ならかなり慣れている筆者でも結構、手こずったからである
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やっとこさ「トップパネルを開くことが出来ました」状態。ここまで20分
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かくて小一時間ほどで作業完了。勿論、組み立て途中でのHardDiskの接続確認を実施して、全部のネジを締めちゃってから「あら。認識しない」なんてドジは避けた。基盤とHardDiskを繋ぐケーブルの基盤側のコネクターの差し込みにコツが要るので、うまく填め込まないと認識しないからこの確認作業は必須である。また、前のページにあるように既にあちゃこちゃが凹んでいる筆者のPowerBook G4の場合は下の写真のようにパームレストの右手前に隙間が空いちゃっているが気にしない気にしない。全然、目立たないところだから。 |
後は新しい内蔵HardDiskの中身を如何に元に戻すか?だけど、これ実はとっても簡単。何故かというと……
- せっかくの新品HardDiskだから初期化した後で、Mac OS X 10.4 Tigerをすっぴんインストール
- すると、インストールの途中で「今まで使っていたMacのユーザー情報やアプリケーションやデータを移行するかどうか?」を聞いてくる
- これは基本的に「Macintoshを買い替えた場合」を想定しており、古いMacをFireWireで接続し、ターゲット・ディスクモードに設定すると、古いMacはHardDiskとして認識されるので必要なデータだけを新しい方のMac(のHardDisk)に転送するのである
- そこでこれを利用する。つまり外付けのLaCie君(FireWire接続。80GB。10日前のバックアップ)をターゲット・ディスクにするのである
- すると、下の画面のように移行させるべき情報とデータの全てを完全自動で転送してくれるのだ
- 勿論、Mac OS Xのシステムファイルそのものはすっぴんインストールの方が生きている
- この作業が完了後、再起動してからソフトウエアアップデートでシステム関係あるいはApple純正ソフトを最新版にする。今回の場合はたとえばiTunes 5などが該当する
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この方法は途中で述べたように「OS(=システム関係)的にはすっぴんインストール」でありながら「自分のデータや環境や使用アプリケーション」は、ほぼ完全に元に戻るから絶対のお薦め。バックアップから全てを戻すと不要なCacheファイルや使用中に壊れているかも知れないシステム関係書類や設定ファイルまで引き継いじゃう場合があることを避けられるからである。 |
なお、これで完全に完璧かというと、そうは問屋が卸さない【笑】。あくまで「ほぼ完全」なのであって、いくつかのトリッキーなソフトなどは再インストールの必要があるし、登録情報を入力し直さなければいけないものもある。しかし、そう言うものは僅かだし、以前のように全てを手動で戻すことを考えたら馬鹿みたいに簡単であるから、実際問題としては、今やMac OS X環境の場合は上記以外の方法は有り得ない。とにかく結論として、今どきはHardDiskの復旧はとっても簡単であると言うことだ【きっぱり】。 |
かくして、仕事と1,000kmドライブに挟まれた時期に発生した我がPowerBook G4 15"内蔵HardDiskお隠れ事件は無事解決である(^^)v |
蛇足:友人知人に良くある台詞
- パソコンが古いんだけど買い替えるとインターネットの設定とかをやり直すのが面倒くさい
- パソコンを買い替えたらインターネットに接続出来なくなった。メールが出来なくなった
- 今まで入れたサイトに入れなくなった
- などなど
これらはいずれもWindowsユーザーだが、Macintoshであっても何も知らなければ状況は同じだろう。しかし今回の筆者の方法ならCookieなども全部、転送されるのでPassWord付きのWebSiteも全く問題なく今まで通りアクセス出来るのは言うまでもない。パソコンは未だに使用するのに知識が必要な特殊な商品であるから、こう言う問題の解決はまだまだ先であろう。
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追記:HardDiskを交換する関係でアームレストに貼り付けていた自作のパームレストを剥がしたので、ついでに新しいものに作り替えた。素材は同じ。前作を型紙代わりにしたので簡単に完成♪ |
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前回はピッタリに作りすぎてボタンが引っかかり気味だったので少し余裕を持たせた
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